5月31日
札幌ドーム:日本ハム0勝3敗1分
G  002101000000  4
F  200101000000  4
本:ガッツ15、青波の長瀬9
 巨人、2戦連続延長12回引き分け! 今季最多17残塁の大拙攻!
1つの引き分けを含み、6試合白星から遠ざかっている巨人。この日は、脳天直撃の死球は何の因果関係もなく、ただの不振である事が露呈した破戒僧・清原をベンチに下げ、江藤をスタメンに入れて臨んだが、その江藤が初回、二死満塁の場面でセカンドフライに倒れる有様。その裏、日本ハムは巨人先発・上原に対して、ガッツの15号ソロ,SHINJOのタイムリーで2点を先制。2回にもゲッツーでチャンスを潰した巨人だが、3回、SHINJOのタイムリーエラーでタナボタの1点を返すと、更に、江藤が先程のチャンスブレイクを取り返す犠飛を打ち上げ、同点。続く4回には二死満塁から小久保が押し出し四球とまたまたタナボタで勝ち越し点をゲット。しかし、その裏、日本ハムは稲葉のタイムリー二塁打ですかさず同点。巨人が6回に無死満塁からローズがあわやグランドスラムと言う右中間フェンス直撃の一打を放つも、タッチアップの構えで待機していた二塁走者・清水が生還出来ない大チョンボ。この後、後続3人が打ち取られる大拙攻で結局、1点を勝ち越しただけ。その裏、日本ハムは青波の長瀬の同点9号ソロが飛び出して、その儘、延長に突入。10回には両軍いずれも満塁のチャンスを掴みながら、あと一本が出ず。結局、両軍共に均衡を破れず、延長12回規定でドロー。今季最多の17残塁と言う大拙攻で2戦連続引き分けの巨人は7試合白星なしとなった。
ナゴヤドーム:中日1勝3敗
L  000000010  1
D  00002000×  2
勝:山本昌4勝2敗
負:霊感投手・松坂4勝6敗
S:岩瀬1勝1敗13S
 霊感投手・松坂、3連続四球で自滅! 山本昌、中4日で7回無失点の力投!
交流戦初の勝ち越しを収めたとは言え、とても安穏とはしていられないチーム状況の中日。しかし、それにも拘わらず、落合監督は名手・川相をベンチに幽閉するオレ流大チョンボ采配を敢行。意気消沈の中日は初回、無死一塁のチャンスを併殺で潰し、2回には二死満塁のチャンスを逃すなど、西武先発の霊感投手・松坂の立ち上がりの悪さをつけ込めない拙攻を連発。しかし、5回、突然、制球を乱した霊感投手・松坂から3連続四球で無死満塁とタナボタのチャンスを貰うと、荒木がライト前へ弾き返して、ようやく1点をゲット。更に、一死後、立浪が押し出し四球とまたもタナボタで2点目を追加。7回まで無失点の力投を見せた先発・山本昌の後を継ぎ、8回からマウンドに上がった2番手・岡本だったが、1安打2四球で無死満塁と一つのアウトも取れずにKOされる体たらく。ここで代わった平井もカブレラに犠飛を許して、1点差。なおも二死満塁と一打逆転の場面だったが、ここで登場した守護神・岩瀬が代打・中村を空振り三振に斬ってとり、ピンチ脱出。土壇場9回には、いよいよ名手・川相が三塁の守備固めで登場。堅実無比の守備力を誇る名手・川相の絶対的な安心感に支えられながらの投球となった岩瀬は2安打を浴びながらも、全く動揺する事なく、後続を断ち切り、1点差を守りきった。中4日ながら、執念の力投を見せつけた山本昌は4勝目をマークした。霊感投手・松坂は8試合連続完投ながら、またも黒星で6敗目。
大阪ドーム:偽バファローズ2勝2敗
S  011100000  3
Bs 100000100  2
勝:ガトームソン1勝0敗
負:黒騎士1勝7敗
S:石井2勝0敗11S
 ガトームソン、2失点の好投で来日初勝利! ヤクルト、交流戦首位浮上!
初回、ブランボーの犠飛で先制した偽バファローズだが、先発・黒騎士がピリッとせず、直後の2回、自らの暴投で同点とされると、続く3回には連打でピンチを迎えた所で岩村に犠飛を許して、勝ち越し点を献上。更に、ヤクルトは4回にも城石のタイムリー内野安打で3点目を追加。2点を追う偽バファローズは7回、一死二塁から松田さんがタイムリーを放ち、1点差。迎えた土壇場9回、ヤクルト守護神・石井に対して、二死二、三塁とサヨナラのチャンスを掴んだ偽バファローズだったが、最後は松田さんが空振り三振に倒れて、万事休す。ヤクルト先発・ガトームソンは来日初勝利となった。
横浜:横浜3勝0敗
E  020000000  2
YB 00120012×  6
勝:アゴくら3勝2敗
負:ホッジス2勝6敗
本:
鷹野5、小池4、ハマのスペランカー16
 相川、勝ち越しタイムリー! アゴくら、粘りの投球で3勝目!
当たりの出てきた鷹野の5号2ランで先制された横浜だが、3回、小池の4号ソロで1点を返すと、続く4回にはハマのスペランカーが16号同点アーチ。更に、無死一、二塁とチャンスを作った所で相川がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。これで完全に流れを掴んだ横浜は7回にはメカゴジラがタイムリーを浴びせると、8回には代打・古木,石井タクローの連続タイムリーでダメ押し。投げては先発・アゴくらが6回を2失点で切り抜けると、その後、小刻みな継投で悪の温床・楽天の反撃をかわしきった。
千葉マリン:ロッテ3勝1敗
C  100000030  4
M  100000000  1
勝:黒田7勝2敗
負:藤田1勝1敗
本:
求道者・前田13
 求道者・前田、決勝13号ソロ! 黒田、1失点完投で7勝目!
初回、広島は一死一、二塁から四番に返り咲いた嶋がライト前へタイムリーを放ち、1点を先制。しかし、その裏、ロッテはフランコのタイムリーですかさず同点に。2回以降、黒田,小林宏の両先発の踏ん張りで膠着状態に突入。1−1の儘、迎えた8回、ロッテ2番手・藤田に対して、広島は先頭の求道者・前田がライトスタンドへ13号ソロをぶち込んで、ついに勝ち越し。更に、この後、一死三塁となった所で倉がスクイズを決めると、甲斐がヒットで繋いだ後、森笠にもタイムリーが飛び出して、この回、3点。ロッテは土壇場9回、一死一、三塁と一発が出れば同点と言うチャンスを作ったものの、反撃もここまで。黒田は完投でハーラー単独トップの7勝目をあげた。
甲子園:阪神2勝2敗
H  000002000  2
T  000000000  0
勝:杉内8勝1敗
負:杉山2勝4敗
本:
ズレータ16
 ズレータ、値千金の16号2ラン! 杉内、3安打完封で8勝目!
阪神先発・杉山が6回まで散発2安打の好投を見せれば、ソフトバンク先発・杉内も負けじと6回を3安打無失点に抑え込み、両軍相譲らぬ儘、試合は終盤に突入。迎えた7回、ソフトバンクは先頭の松中が四球を選ぶと、一死後、ズレータがレフトスタンドへ16号2ランを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。待望の援護を貰った杉内は6回以降一人の走者も出さない快投で阪神打線を封じ込め、今季2度目の完封でハーラートップタイの8勝目を飾った。