5月29日
大阪ドーム:偽バファローズ2勝2敗2分
G  300000000000  3
Bs 110000100000  3
本:小久保15
 小久保、先制3ランも空砲! 怒濤の拙攻三昧で延長12回ドロー!
左臀部を痛めて戦列離脱していた阿部が復帰し、連敗脱出を目指す巨人は初回、一死一、二塁から小久保がレフトスタンドへ15号3ランを叩き込み、いきなり3点を先制。しかし、その裏、先発・春風亭半ケツは一死から村松,大西と連打を浴びて、一、三塁のピンチ。ここでブランボーの三塁線への打球を小久保が好捕するも、握り損ねて、タイムリー内野安打としてしまう失態を犯し、1点を献上。続く2回には水口,阿部真に連打を許し、一、三塁となった所で日高に簡単に犠飛を打ち上げられ、1点差。初回こそ電光石火の攻撃を見せた巨人だが、やはり一発が出なければ如何ともしがたい様で、2回に一死一、二塁、3回に一死満塁、5回にも二死一、三塁と相次ぐチャンスにあと一本が出ない大拙攻を展開。不甲斐ない味方打線に辟易としながら、粘りの投球を続けていた春風亭半ケツだったが、7回、先頭の村松を歩かせた所で無念の降板。ここで代わったシコースキーは代打・塩崎のバントを素早く処理し、二塁で封殺するも、自らの牽制悪送球で塩崎の二進を許して台無し。二死後、後藤にライト前への同点タイムリーを浴びて、春風亭半ケツはまたも白星を粉砕される始末。その儘、延長戦に突入するも、両軍決め手のない儘、ラストイニングの12回へ。巨人は先頭の斉藤がヒットで出ると、続くガッツな貴公子・仁志のヘッポコバントを香月が二塁へ悪送球し、オールセーフ。ここで今度は清水がきっちり送って、二、三塁となるも、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りでクソボールに手を出して空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。続くローズも見逃し三振に終わり、この試合の勝ちが消滅。この際、判定に不服を漏らして暴言を吐いたローズが今季2度目の退場となり、これがカネやんの記録を破る史上1位の通算9度目の退場処分。その裏、木佐貫が0点に抑えて、結局、延長12回規定でドロー。初回の3ラン以降、1点も取れない儘、追いつかれた巨人はまたも白星を飾る事が出来なかった。
福岡ドーム:ソフトバンク3勝3敗
D  1000011001  4
H  3000000000  3
勝:岡本5勝3敗1S
負:竹岡1勝2敗
S:岩瀬1勝1敗12S
本:
松中20
 延長10回、ボンジュール大西、決勝タイムリー! 中日、交流戦初の勝ち越し!
再び貯金消滅の危機に陥った中日だが、またも落合監督は名手・川相を起用しないオレ流大チョンボ采配を敢行。意気消沈の中日はそれでも初回、T.ウッズのタイムリーで先制するが、来日初登板となる先発・マルティネスがその裏、松中に20号3ランを叩き込まれて、あっと言う間に形勢逆転。しかし、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日は何とか川相が出るまで粘りたいと、6回、突如、制球を乱した田之上から無死満塁のチャンス。ここは代打・高橋光の併殺崩れの間に1点を返すのがやっとだったが、続く7回、T.ウッズのタイムリーでついに追いつき、試合は延長に突入。迎えた10回、中日は一死からオチョアが内野安打で出塁。ここでピンチバンターとして名手・川相が登場か…と思いきや、その儘、打席へ入った渡辺がよりにもよって、キャッチャー前へヘッポコバントを敢行。しかし、J.マッケンジーがまさかのエラーにより、タナボタのチャンスが広がった所でボンジュール大西がセンター前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。その裏から、ようやく名手・川相が三塁に守備に入り、絶大な安心感に支えられた守護神・岩瀬がソフトバンクの反撃を断ちきった。相手のミスに救われたものの、またも川相の使い所を誤る落合監督のオレ流大チョンボ采配にナインは手放しでは喜べなかった。
札幌ドーム:日本ハム1勝5敗
S  023200000  7
F  000023000  5
勝:館山3勝1敗
負:正田2勝5敗
S:石井2勝0敗10S
本:寿司職人ラミレス14、宮出4
、青波の長瀬8
 宮出、先制打&ダメ押し2ラン! 石井、2回完全救援で10セーブ目!
日本ハム先発・正田は初回、3人で斬って取る上々の立ち上がり。2回も簡単に二死をとったものの、ここでリグスに二塁打を浴びてから、リズムを乱し、続く中井美穂の旦那・古田を歩かせると、宮出,城石と連続タイムリーを浴びて、2点を献上。続く3回には寿司職人ラミレスに14号3ラン,4回には宮出に4号2ランをぶち込まれ、あえなくKO。7点ビハインドとなった日本ハムだが、中盤から猛反撃。5回に金子のタイムリー二塁打で2点を返すと、6回には木元のタイムリー,青波の長瀬の8号ソロで3点を加え、2点差。しかし、6回途中から登板の吉川に勢いを止められると、早くも8回からマウンドに上がった石井の前に一人の走者も出せず、あと一歩及ばなかった。石井はこれで10セーブ目。先発・館山は6回途中でKOされたものの、リリーフ陣の援護を仰いで3勝目。
FC宮城:悪の温床・楽天1勝4敗
T  300200220  9
E  000110031  6
勝:ブラウン3勝0敗
負:岩隈3勝6敗
本:
鷹野3,4、キュラソ星人13、山崎4
 岩隈、4回5失点KOとまたも背信投球! 悪の温床・楽天、初の5連勝ならず!
球団初の4連勝で勢いづく悪の温床・楽天は不安定な投球が続いているとは言え、エースの岩隈投入で連勝を伸ばしにかかるが、岩隈がこの日も乱調。初回、二死走者なしから4連打を浴びて、3点を先制されると、4回にはシャア少佐に2点タイムリー二塁打を浴びて、この回限りでKO。阪神は終盤にもキュラソ星人の一発等でダメ押し。悪の温床・楽天は鷹野の2発などで3点差まで追い上げたが届かず、5連勝ならず。阪神先発の地味な助っ人・ブラウンは5回2失点と地味な投球で地味に3勝目をあげた。
千葉マリン:ロッテ4勝2敗
YB 000300000  3
M  41100000×  6
勝:渡辺俊8勝1敗
負:那須野1勝2敗
S:小林雅0勝1敗16S
本:
里崎4、西岡3、李12、小池3
 里崎、先制グランドスラム! 渡辺俊、ハーラー単独トップの8勝目!
渡辺俊が投げれば、打線は爆発と言うジンクスはこの日も健在。横浜先発・那須野の制球難をついて、一死満塁とすると、この日5番に抜擢された里崎がレフトスタンドへ4号先制グランドスラム。2回には早くもKOとなった那須野に代わる加藤から西岡が3号ソロ。3回には李が12号ソロと一発攻勢で着々と加点。一方、渡辺俊の前に3回まで無安打と沈黙していた横浜は4回、先頭の小池が3号ソロを放ち、まず1点。この後、2つのエラーでチャンスを広げると、マイケル,相川のタイムリーでこの回、3点をゲットするも、反撃はここまで。渡辺俊は4回以外は危なげのない投球で8回まで投げきると、9回は守護神・小林雅がピシャリと締めて、逃げ切った。渡辺俊はハーラーダービートップに立つ8勝目。
西武吹き抜けドーム:西武4勝2敗
C  0000000100  1
L  0010000001× 2
勝:豊田3勝0敗11S
負:横山0勝1敗
 今度は森が救援失敗! 栗山の一打で連日の延長サヨナラ!
広島の先発はプロ初登板となるルーキー・森。2回までパーフェクトの好投を見せていたが、3回、先頭の礒?に三塁打を浴びると、一死後、中島にタイムリーを許して、先制点を献上。一方、西武の先発もこれまたルーキーの涌井。6回まで僅か1安打に抑える好投を展開していたが、7回、二死一塁の場面で伊東監督は何故か星野にスイッチ。ここは星野が抑えて事なきを得たが、続く8回、3番手・森が2四死球でピンチを迎えると、代打・野村にタイムリー内野安打を許して、涌井のプロ初白星はまたもやお預け。試合はその儘、前日に続く延長戦に突入。10回、広島は2本の安打で二死一、二塁と勝ち越しのチャンスを掴むも、森野がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。ピンチを逃れた西武はその裏、一死から片岡のヒット,カブレラの死球で一、二塁となった所で栗山がセンター前へタイムリーを放ち、2日連続のサヨナラ勝ちを収めた。