5月7日
FC宮城:悪の温床・楽天0勝2敗
G  051000114 12
E  220000002  6
勝:野間口2勝0敗
負:一場0勝5敗
本:
ロペス4、小久保8、清水3、破戒僧・清原10、ガッツな貴公子3、阿部9、山崎3
 怒濤の一発依存野球で逆転勝ち! 野間口、ルーキー対決制して2勝目!
この日の先発は巨人が野間口。悪の温床・楽天が一場。裏金事件さえ発覚しなければ、いずれも巨人の自由獲得枠で指名される筈だったルーキー同士の投げ合いとなった。初回、三者凡退に斬ってとった一場にプレッシャーをかけられたか、その裏、野間口はロペスに2試合連続4号2ランを叩き込まれて、先制点を献上。しかし、直後の2回、巨人は先頭の小久保が8号ソロで反撃の狼煙をあげると、一死二、三塁から斉藤がタイムリー二塁打を浴びせて、あっさり逆転。更に、理不尽にベンチを温め続けさせられた怒りに燃える清水が右中間スタンドへ3号2ランをぶち込み、この回、5点。3点のリードを貰った野間口だが、依然としてピリッとせず、その裏、暴投や四球と自らの一人相撲でピンチを作った挙げ句、関川の犠飛,礒部のタイムリーで2点を失い、1点差。ピリッとしないのは一場も同様で3回には破戒僧・清原に10号ソロをぶち込まれて、6点目を献上。しかし、ここから両投手とも尻上がりに調子をあげ、6回まで追加点を与えない粘りの投球を展開。膠着状態が崩れたのは7回。巨人はガッツな貴公子・仁志の3号ソロで1点を加えると、8回も酒井の拙守で1点、9回には阿部の9号3ランなどで4点を奪い、一気に突き放した。8点差がつき、完投かと思われた野間口だが、悪太郎・堀内監督は何故か、チョコにスイッチ登場。野間口の初完投を潰してまで起用しただけにすんなり締め括って欲しい所だったが、代打・山崎に3号2ランを浴びる有様。大量リードで事なきを得たものの、連日9回にアップアップの投手陣には大きな課題を残す結果となった。野間口は4失点ながらも打線の援護に助けられ、2勝目。一方、8失点の一場はこれで白星なしの5連敗となった。
GS神戸:偽バファローズ2勝0敗
D  003000000  3
Bs 00001311×  6
勝:黒騎士1勝4敗
負:山井1勝2敗
S:加藤1勝0敗1S
本:
松田さん2
 黒騎士、3失点も待望の初勝利! 加藤、3回完全リリーフで2年ぶりセーブ!
今日も今日とて川相をベンチに追いやる落合監督のオレ流大チョンボ采配
。3回に6安打を集中して、3点を先制した中日だったが、重苦しいムードが漂い続けていた。そんな中、先発・山井は4回までノーヒットに抑えていたが、5回、3連打で1点を返されると、続く6回には松田さんに2号2ランをぶち込まれて同点。更に、続くブランボーに痛打された後、北川に勝ち越しタイムリー二塁打を浴びて、失意のKO。完全に流れを引き寄せた偽バファローズは7回には松田さんのタイムリー,8回には阿部真のスクイズで1点ずつ加点。2番手・加藤の前に7,8回と3人でねじ伏せられていた中日は土壇場9回、先頭打者として途中から守備に入っていた名手・川相が登場。今季ここまで僅かに2打数と言う悪夢の様な幽閉生活に耐えてきた川相はここまで快投を続ける加藤の厳しいボールを執拗にカットする本領発揮の粘り腰。しかし、さしもの川相も生きた球と対する機会を極端なまでに奪われる事による試合勘の衰えは如何ともしがたいのか、最後は外へ逃げる球に無念の空振り三振。この後、谷繁,代打・大友と退けるパーフェクトリリーフを見せた加藤は2年ぶりのセーブ。ここまで4連敗だった先発・黒騎士はようやく今季初白星。あまりにも川相投入が遅過ぎた事が響いた中日は1ヶ月ぶりの連敗となった。
神宮:ヤクルト0勝1敗
H  000110200  4
S  000110000  2
勝:新垣3勝2敗
負:川島1勝2敗
S:三瀬2勝0敗12S
本:
J.マッケンジー9
 王さん、代打策が見事に的中! 井出、執念の決勝二塁打!
0−0で迎えた4回、ソフトバンクがJ.マッケンジーの9号ソロで先制すれば、その裏、ヤクルトが金村弟のタイムリーで同点。5回にソフトバンクが柴原のタイムリー二塁打で勝ち越せば、その裏、ヤクルトが宮本のタイムリーで再び同点と相譲らぬ展開。3たび均衡を破ったのはまたしてもソフトバンク。7回、ズレータ,ホルベルトの連打で一、三塁とすると、一死後、王さんが新垣を引っ込めてまで勝負を懸けて代打に送り出したのは左の宮地と思いきや、ここまで打率1割に満たない右の井出。しかし、この起用が見事に的中。意気に感じた井出はライト線へ会心のタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。更に、この回、野選で1点を追加。その裏から、岡本−神内−三瀬と1回ずつ繋ぐ継投が決まり、2点のリードを守りきった。
広島:広島0勝2敗
L  000000021  3
C  000000000  0
勝:星野1勝0敗
負:小山田3勝2敗
S:豊田2勝0敗8S
本:
細川4
 河原、7回途中まで無失点の好投! カブレラ、決勝二塁打で今季初の4連勝!
無体な扱いの末、島流しを敢行した悪太郎・堀内監督に後悔させるだけの結果を出し始めた西武先発・河原がこの日も6回まで無失点の好投。しかし、広島先発・小山田の前に3戦連続2桁得点をマークしていた西武打線が完全に沈黙。リードを貰えない儘、7回に二死一、二塁のピンチを背負った所でお役御免となったが、十分に先発としての仕事を果たした。河原の好投に報いたい西武は8回、二死走者なしから栗山,赤田の連打、フェルナンデスの四球で満塁とるすと、カブレラが左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、ついに先制。9回には細川が4号ソロでダメ押し。最後は守護神・豊田がピシャリと締めて、完封リレーを決め、今季初の4連勝。2番手の星野に今季初勝利がついた。
横浜:横浜1勝1敗
M  200000010  3
YB 200000000  2
勝:藤田1勝0敗
負:ゲーリー川村3勝1敗
S:小林雅0勝1敗10S
 助っ人トリオの3連打で勝ち越し! 小林雅、雪辱の10セーブ目!
弁当の呪いに恐れおののくロッテは初回、2点を先制するも、その裏、先発・セラフィニが制球難でピンチを背負うと、内川に2点タイムリーを許して、あっと言う間に同点。その後、両軍追加点があげられない息苦しい展開が続き、2−2の儘、試合は終盤に突入。迎えた8回、ロッテは一死からベニー松山,フランコ,李の助っ人トリオによる3連打でついに均衡を破る3点目をゲット。最後は前日、リリーフに失敗した守護神・小林雅がきっちり3人で打ち取って、雪辱を晴らした。
札幌ドーム:日本ハム1勝1敗
T  000000100000  1
F  000000010001× 2
勝:MICHEAL1勝0敗1S
負:橋本1勝1敗
本:稲葉2

 延長12回、木元、サヨナラ内野安打! MICHEAL、プロ初白星!
ヒゲ入来,下柳の両先発の投げ合いが続き、両軍無得点の儘、終盤戦に突入。阪神は7回、一死から代打の悠久の若虎・桧山がレフト線へ二塁打を浴びせると、続く矢野の打席で井場が暴投。ボールが転々とする間に桧山は一気に二塁から生還し、タナボタの先制点。しかし、粘る日本ハムは8回、稲葉がレフトスタンドへ2号ソロを叩き込み、試合は延長にもつれ込んだ。ラストイニングとなった12回裏、日本ハムは二死一塁から稲葉が通算1000本安打となるヒットでチャンスを広げると、続く木元のファーストへのゴロが幸運なタイムリー内野安打となり、サヨナラ勝ち。6番手のMICHEALにプロ初勝利がついた。