4月27日
福岡ドーム:巨人2勝3敗
S  000200100  3
G  001010000  2
勝:館山1勝0敗
負:上原3勝1敗
S:石井1勝0敗3S
本:
ガッツな貴公子1、寿司職人ラミレス6
 怒濤の拙攻三昧で上原を見殺し! 巨人、悪夢の6連敗!
川相不在の影響により、5連敗で最下位を低迷する巨人
。弘田コーチに戦犯扱いされた事で、声を大にして川相不在のダメチームを批判し「東京に帰る。もう俺を呼ぶな!」と帰京を示唆していたローズだが、この日は「昨日の発言は全て自分の間違い。申し訳ない」と全面的に謝罪。200万円の罰金処分も甘んじて受けるなど掌を返した様に殊勝な態度を見せていたが、当然ながら、チームのムードは険悪そのもの。初回、いきなり併殺でチャンスを潰すと、2回も満塁のチャンスを逸するなど、怒濤の拙攻三昧。最早、川相不在では一発に賭けるしかないとぶち切れたガッツな貴公子・仁志の今季初アーチで3回にようやく先制するも、直後の4回、ここまで快調な投球を続けてきた上原が寿司職人ラミレスに6号2ランを被弾し、あっと言う間に形勢逆転。巨人は5回、岩村のエラー,仁志の内野安打の後、バントの下手さっぷりでは定評のある12球団最低の2番打者・ニックンが開幕23戦目にして初の犠打を決める奇跡的展開が炸裂。この後、二死満塁となった所でローズが押し出し四球を選んで、同点。しかし、7回、一死から連打で二、三塁のピンチを迎えると、破戒僧・清原の野選で勝ち越し点を献上。1点を追う巨人は8回、またも岩村のエラーで二死一塁のチャンス。ここで悪太郎・堀内監督は今季初めてキャプラーに代えて、代打・清水を起用するも、ここでスイッチした石井の前に清水は無念の空振り三振。9回も岩村のこの日3度目のエラーでチャンスを貰った巨人だが、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りで空振り三振。続くマッスル千代の富士もショートゴロに終わり、ゲームセット。好投の上原を見殺す怒濤の拙攻三昧で川相不在の弊害を大露呈した巨人は6連敗となった。ヤクルト先発の館山は6回2失点で3年目のプロ初白星を掴んだ。
甲子園:阪神2勝3敗
D  011000100  3
T  00032010×  6
勝:橋本1勝0敗
負:朝倉1勝1敗
S:久保田1勝1敗4S
本:
T.ウッズ6、矢野4
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 朝倉、5回KOで連勝ストップ!
T.ウッズの6号ソロ,オチョアの押し出し死球で2点のリードを奪った中日。しかし、名手・川相を一向に使おうとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配に不安感を隠せない先発・朝倉は3回までに5安打を浴びる苦しい投球。それでも何とか無失点で踏ん張っていたが、4回、4連打で同点とされると、関本のショートゴロの間に勝ち越し点を献上。続く5回には矢野に4号2ランを叩き込まれて、失意のKO。結局、落合監督のオレ流大チョンボ采配により、川相は最後まで起用される事なく、敗れるべくして敗れた中日の連勝は4でストップ。阪神2番手のルーキー・橋本はプロ入り初勝利を手にした。
長崎:横浜1勝3敗1分
C  100000400  5
YB 100000100  2
勝:黒田3勝1敗
負:セドリック1勝1敗
S:ベイル1勝0敗4S
本:
緒方2
 黒田、粘りの投球で3勝目! 横浜、13残塁の大拙攻で4連敗!
初回、緒方の2号ソロで先制した広島だが、先発・黒田はその裏、3安打を浴びて満塁のピンチを作ると、ここでハマのスペランカー・多村に押し出し四球を与えて、あっと言う間に試合は振り出しに。2回以降は黒田,セドリックの投げ合いが続き、試合は1−1の儘、終盤へ突入。迎えた7回、広島は求道者・前田,新井の連打で無死二、三塁とすると、野村がレフト前へ2点タイムリーを放ち、勝ち越し。更に、二死後、緒方のタイムリー,ラロッカの押し出し死球で2点を加え、この回、一気に4点。広島は8回から小刻みな継投を展開し、逃げ切り。13残塁の拙攻が響いた横浜は4連敗。
札幌ドーム:日本ハム1勝4敗
H  300410000  8
F  000001000  1
勝:斉藤1勝0敗
負:内藤0勝1敗
本:
松中8,9、アルモンテ2
 松中、2発4打点! 斉藤、1失点の好投で復帰登板飾る!
昨年の三冠王・松中のバットが本格的に火を吹き始めた。第1戦でも2ホーマー放つなど、当たりの出てきた松中はこの日も初回に先制8号3ラン。第2打席は歩かされたものの、これを皮切りにソフトバンクは3本のタイムリーで4点を奪い、かつての盟友・内藤をKO。そして、5回にはまたも松中がこの日2本目となる9号ソロを放ち、ダメ押しの8点目。一方、右肩の違和感で開幕からリハビリモードだった斉藤が今季初先発。復帰登板とは思えない程、快調な投球を続ける斉藤は何と6回一死までパーフェクト。ここでアルモンテに初安打となる2号ソロを浴びて快挙は打ち砕かれ、8回途中で降板となったが、リリーフ陣の援護を仰いで、今季初勝利を飾った。これでソフトバンクは20勝一番乗り。
千葉マリン:ロッテ5勝1敗
L  000100000  1
M  00100501×  7
勝:加藤2勝0敗
負:大沼0勝2敗
本:
小坂2
 フランコ、決勝タイムリー二塁打! ロッテ、破竹の7連勝!
連勝で波に乗るロッテはこの日も3回に小坂の2号ソロで先手を取った。すかさず追いつかれたものの、6回にまたも飛び出した後藤のエラーでチャンスを貰うと、続くフランコがタイムリー二塁打を浴びせて、勝ち越し。この後、四死球を連発する西武投手陣を攻め立て、この回、大量5点を奪い、試合を決定付けた。先発の加藤は7回1失点の好投で2勝目。ロッテは7連勝で首位をキープした。
山形:悪の温床・楽天1勝5敗
Bs 100302110  8
E  300000100  4
勝:高木1勝0敗
負:ラス0勝4敗
S:山口3S
本:ブランボー2、北川6

 悪の温床・楽天、連夜の逆転負け! 泥沼の11連敗!
10連敗で勝率がキャプラー(巨人)の打率を下回りかねない勢いの悪の温床・楽天
。この日も初回、ロペスのタイムリーエラーで先制点を許す立ち上がりとなったが、その裏、二死満塁からドライアイ対策が整い、ようやく来日初出場となったデイモン閣下が逆転の2点タイムリー。更に、この後、北川のエラーで1点を追加し、この回、3点。先発・ラスは2回以降立ち直りの気配を見せていたが、4回二死から的山を歩かせた事でリズムが狂ったか、3連打を浴びて同点とされると、更に、満塁の場面で北川に痛恨の押し出し四球を与えて、勝ち越し点を献上。これで完全に意気消沈となった悪の温床・楽天は中継ぎ陣が悉く打ち込まれ、泥沼の11連敗となった。