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4月24日 ナゴヤドーム:中日4勝2敗 G 00003000000 3 D 10000020001× 4 勝:岩瀬1勝0敗7S 負:久保1勝1敗4S 本:荒木1、阿部6 カリメロが中10日の地獄ローテーションから解放されて先発マウンドに上ったこの日、入れ替わりで桑田が二軍降格となり、また地獄ローテーションに組み込まれてしまったとあって、意気消沈の巨人。これに対して、中日は初回、荒木がレフトスタンドへ今季初アーチとなる先頭打者本塁打をかまして、1点を先制。中日先発のルーキー・中田の前に4回まで僅かに1安打と封じられていた巨人だったが、5回、ローズ,ソーサ元木の連打で一、三塁とした所で阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ6号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。巨人が最も恐れる存在である名手・川相を一向に起用しようとしない落合監督のオレ流大チョンボ采配に頭を悩まされながらも、最後まで試合を諦めない川相スピリットが注入されている中日は7回、一死一塁の場面で降板したカリメロに代わる2番手・シコースキーに対して、いきなり荒木が痛打して一、二塁とすると、続く井端が2点タイムリーを浴びせて、同点。試合はその儘、延長に突入した。迎えた10回、巨人は先頭のキャプラーが三遊間を破るも、続く代打・小田がヘッポコバントを連発した挙げ句に空振り三振。続くガッツな貴公子・仁志がヒットで繋ぐも、怒濤のチャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りでセンターへの凡フライを打ち上げる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。なおも一、二塁のチャンスは続いていたが、ここで早くも投入された岩瀬の前にマッスル千代の富士はセカンドゴロに打ち取られて、二者残塁とまたまたまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。川相不在と言う劣悪な環境下で腰痛を抱えながらの苦しい投球を強いられる岩瀬に対して、巨人は続く11回にも一死一、二塁のチャンスを掴むも、阿部,キャプラーと倒れて二者残塁とまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を大露呈。その裏、中日は代打・ピンキー井上が一塁線を破ると、続く荒木がバスターエンドランを決めてセンター前へ痛打。更に、ローズがクロマティばりのいい加減な送球をかました間に荒木は一気に二塁へ。一塁が空いた事で井端を敬遠して満塁策をとった巨人だが、ここで途中から3番に入っていた英智に対して、久保が痛恨の押し出し四球を許して、サヨナラ負け。川相を一向に使わない落合監督のオレ流大チョンボ采配に救われ続けていたと言うのに、結局、最後は怒濤の拙攻拙守を炸裂させて、自軍に川相が不在である弊害を大露呈。これで4連敗となった巨人は再び最下位へ転落となった。 左:継投ミスで白星を潰され、ショックのカリメロ
松山:ヤクルト3勝2敗 C 100001000 2 S 20000300× 5 勝:吉川1勝0敗 負:大竹1勝2敗 S:石井1勝0敗1S 本:寿司職人ラミレス4 2−2で迎えた6回裏、ヤクルトの先頭打者・中井美穂の旦那・古田の打球は三塁線への平凡なゴロでまず一死…と思いきや、これを新井が緩慢な守備でレフト線へ大きく弾くヘッポコエラー…と思いきや、記録は何故か二塁打となり、史上32人目の2000本安打を達成。捕手としては師匠のノムさんに続く2人目,大卒の社会人あがりの選手としては史上初の快挙となった。メモリアルヒットが飛び出し、意気あがるヤクルトは続く金村弟がセンター前へタイムリーを放ち、勝ち越し。更に、代打・真中が2点タイムリーを浴びせて、ダメ押し。6回のピンチに打者一人抑えただけの3番手・吉川に幸運なプロ初白星が転がり込み、故障で離脱した五十嵐亮に代わってストッパーを任されている石井には今季初セーブがついた。 横浜:横浜1勝4敗1分 T 101200211 8 YB 000002100 3 勝:能見1勝0敗 負:加藤1勝1敗 本:金城2、村田4 ここまで3度の先発で白星が掴めないでいたルーキー・能見を打線が盛り上げようとばかりに阪神は序盤から単打を集中するしぶとい攻めで、4回までに4点をゲット。打線の援護に応えたい能見は5回まで1安打無失点と言う完璧な投球で勝利投手の権利を得るも、疲れの見え始めた6回、二死一塁から金城に2号2ランを浴びた所でKO。しかし、何とか白星をつけてやりたい阪神打線は終盤にも着々と加点し、粘る横浜を突き放す。6回途中からは藤川−ウィリアムス−久保田と繋いで逃げ切り、能見に待望のプロ初勝利がついた。 西武吹き抜けドーム:西武3勝3敗 H 101000000 2 L 00401001× 6 勝:オツ3勝2敗 負:馬原2勝3敗 本:カブレラ8 宿敵・西武相手に3タテを狙うソフトバンクは初回にバティスタ,3回に本間のタイムリーで2点のリードを奪う上々の立ち上がり。しかし、先発の馬原が3回に突然崩れ、礒?のタイムリーで1点を返されると、続くカブレラにカウント0−3からストライクを取りに行った甘い球を痛打され、これがバックスクリーン右に飛び込む2試合連続の8号3ランとなって、一気に形勢逆転。これで流れを引き寄せた西武はその後も小刻みに加点。先発・オツは4回以降は追加点を許さない好投を見せると、最後は豊田がきっちり締めて、3タテを免れた。 東京ドーム:偽バファローズ2勝3敗 F 013001000 5 Bs 000001000 1 勝:伊集院光の弟子・金村3勝2敗 負:黒騎士0勝3敗 本:ガッツ11、青波の長瀬4 SHINJOが左太腿痛で欠場となった日本ハムだが、2回に稲葉の犠飛で先制すると、3回にはガッツ,青波の長瀬の連続アーチで3点を奪い、早々と主導権を握った。6回にはまたも稲葉がタイムリー二塁打を放ち、ダメ押しの5点目。先発の伊集院光の弟子・金村は大量リードを背に悠々と投げ込み、8回を1失点の好投で3勝目をあげた。不振のブランボーを外すなど、大幅に打順を入れ替えた偽バファローズだったが、いかに好調とは言え塩崎が3番に入ってしまう様な景気の悪い打線では如何ともしがたく、数少ないチャンスもゲッツーや走塁ミスでむざむざ潰す拙攻ぶりで今季ワーストの5連敗。最後はわざわざ外したブランボーをガルシアの代打の送る訳の分からない起用をかました上、最悪のゲッツーで試合終了となるなど、空回りの仰木マジックだった。 FC宮城:悪の温床・楽天1勝4敗 M 104000100 6 E 000000000 0 勝:久保1勝0敗 負:藤崎0勝3敗 本:フクーラ1 期待のルーキー・久保をいつ初先発させるか迷っていたバレンタイン監督だったが、格好のカモが目の前に現れた事で間違いなく自信になるとばかりについに先発起用。フクーラが初回に先制二塁打,3回には今季初アーチとなる2ランを叩き込むなど、序盤からリードを貰った久保は貧弱極まりない悪の温床・楽天打線に付け入る隙を与えず、散発4安打13三振の快投でプロ初勝利を完封で飾った。一向に打開策が見えない儘、敗れた悪の温床・楽天はこれで8連敗。 |