4月16日
神宮:ヤクルト1勝1敗
G  020000001  3
S  110000101× 4
勝:石井1勝0敗
負:林0勝1敗
本:
宮本3、宮出1
 林、悪夢のサヨナラ被弾! 石井攻略も5割到達ならず!
河原との交換トレードが失敗だったとは断じて認めたくない悪太郎・堀内監督
。この日は河原の先発が予告された事でそれに対抗するかの様に後藤光を先発に起用した。幸か不幸かデーゲームで河原が5失点KOとなり、プレッシャーが和らいだ後藤光だったが、初回、いきなり寿司職人ラミレスにタイムリーを浴びて、先制点を献上。直後の2回、小久保のタイムリーで逆転して貰うも、その裏、死球を2つも食らわせて満塁のピンチを作った挙げ句、青木の打席で低投(記録は阿部の捕逸)する独り相撲で同点のホームを許す始末。しかし、徐々に落ち着きを取り戻した後藤光は3,4,5回と何とか無失点で切り抜け、一応、先発の仕事を果たす形で悪太郎・堀内監督の溜飲を下げる事には成功した。しかし、7回、今季初登板の2番手・岡島が宮本に3号ソロを浴び、勝ち越し点を献上。巨人打線は3回以降、散発2安打と封じ込まれ、1点ビハインドの儘、土壇場9回に突入した。マウンドには8回から上がっている3番手・石井。これに対して、死球の阿部を代打・小田が送って、一死二塁。しかし、ガッツな貴公子・仁志はプロ野球タイ記録となる5打席5三振を喫して、ここで打席には開幕から13試合に渡り、未だに得点圏打率.000を誇る驚異のチャンスブレイカー・ニックン。最早、絶望的な空気が漂ったが、13試合かけて貯めに貯め込んだインケツパワーを解放したニックンはここで左中間突破のタイムリー二塁打を放ち、代走・堀田が同点のホームイン。しかし、散々チャンスを潰しておきながら、いい所だけかっさらおうと言う相変わらずの悪運の強さを見せつけられてチームの士気が高まる筈もなく、続くマッスル千代の富士はファーストゴロに倒れて、1点止まり。しかも、その裏、4番手・林が代わりばなを宮出にレフトスタンドへ今季初アーチを叩き込まれて、悪夢のサヨナラ負け。借金返済までリーチをかけた巨人だったが、まだしばらく借金生活が続きそうだ。一方、ヤクルトは連敗を4でストップ。巨人へ0.5差と迫り、第3戦で最下位脱出を懸ける。
ナゴヤドーム:中日1勝1敗
T  0000010001  2
D  0001000000  1
勝:久保田1勝1敗1S
負:高橋聡1勝1敗
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 相次ぐ拙守で首位陥落!
同率で並び、勝った方が単独首位となる首位攻防戦は息詰まる展開となった。中日が4回に谷繁のタイムリー二塁打で先制すれば、阪神は6回に立浪のエラーで作ったチャンスに関本が同点タイムリーを放ち、試合は1−1の儘、延長にもつれ込んだ。10回、阪神は二死一塁から関本がセンター前へヒット。何でもないこの打球を軽率に捕りに行ったオチョアがファンブルを犯した隙に一塁走者・中村は一気に三塁を陥れる好走塁。ここでシーツがライト前へタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。9回からマウンドに上っていた久保田がその裏も3人で締めて、今季初勝利。鬼門・ナゴヤドームでの連敗を12で止めた阪神は単独首位に浮上。延長に突入したにも拘わらず名手・川相をフル欠場に追い込む落合監督の大チョンボ采配により、中日は2位転落。2つのエラーがいずれも失点に絡むなど、川相不在の弊害を露呈する形での敗戦にナインの不安感は高まる一方だ。
広島:広島1勝0敗1分
YB 000000003  3
C  00001400×  5
勝:小山田2勝1敗
負:土肥1勝1敗
本:
野村1、ウィット2
 野村、ダメ押し満塁弾! 小山田、完投で2勝目!
前日、延長12回で共に得点をあげられず、この日も小山田,土肥の両先発の好投で4回まで両軍ゼロが並ぶ投手戦となった。ようやく均衡を破ったのは広島。5回、一死からヒットの倉を小山田が送った所で尾形がセンター前へタイムリーを放ち、1点を先制。これで流れを引き寄せた広島は続く6回にも、一死満塁のチャンスを作ると、ここで野村がライトスタンドへ今季初アーチとなる自身7年ぶりのグランドスラムを放ち、試合を決定付けた。小山田は9回にウィットに3ランを浴び、完封は逃したものの、完投で2勝目をあげた。
福岡ドーム:ソフトバンク3勝2敗
M  200000010  3
H  01030000×  4
勝:新垣1勝1敗
負:清水2勝2敗
S:三瀬1勝0敗8S
本:
松中2、J.マッケンジー4、ズレータ7
 三者連続アーチで首位奪回! 新垣、2失点の好投で今季初勝利!
先発・新垣が立ち上がりに捕まり、いきなり2点を先制されたソフトバンク。しかし、2回に1点を返すと、4回には松中,J.マッケンジー,ズレータの三者連続ホームランが飛び出して、一気に逆転。新垣は2回以降立ち直り、7回まで無失点の好投を展開。8回に神内,吉武が打たれ、1点差と迫られたが、すかさず投入された守護神・三瀬が見事にピンチを断ち切ると、9回も3人でピシャリと締めて、1点差を守りきった。これでソフトバンクは4月6日以来の単独首位に浮上。新垣は今季初勝利をマークした。
東京ドーム:日本ハム4勝0敗
E  111000000  3
F  10010102×  5
勝:伊集院光の弟子・金村2勝2敗
負:岩隈2勝2敗
本:
ガッツ8,9、小田1
 ガッツ、2打席連発! 日本ハム、天敵・岩隈撃破で4連勝!
岩隈を投入する以外、勝機を見出せない悪の温床・楽天。前回の登板で早くも不敗神話が崩壊した岩隈だが、この日の相手は3年越しの11連勝とカモにしている日本ハム。3回までに味方打線が3点を奪った事で勝利は見えたかに思われた。しかし、4回、ガッツに2打席連続の9号ソロ、6回には小田に今季初アーチを叩き込まれて、試合は振り出しに。味方打線は4回以降、調子の上がってきた伊集院光の弟子・金村の前に沈黙し、試合は3−3の儘、8回に突入。この回、二死満塁のピンチを迎えた岩隈は稲葉にライト線へのタイムリー二塁打を浴び、ついに勝ち越しの2点を献上。これが決勝点となり、対日本ハムの連勝はストップ。天敵を撃破した日本ハムは4連勝。伊集院光の弟子・金村は完投で2勝目をマークした。
GS神戸:偽バファローズ2勝2敗
L  020000011  4
Bs 00141300× 9
勝:光原3勝0敗
負:河原1勝1敗
本:ガルシア1、北川2
、カブレラ6
 河原、4回5失点KO! 西武、4連敗で5位転落!
2点を先制された偽バファローズは3回、ガルシアの来日初アーチで1点を返すと、続く4回には日高のタイムリーで同点。更に、この後、北川が2号勝ち越し3ランを叩き込み、西武先発・河原をKO。この後も西武リリーフ陣から着々と加点。先発・光原は6回まで2失点と役目を果たし、開幕3連勝。またも先発陣が崩れた西武は4連敗で5位へ転落となった。