4月13日
甲子園:阪神1勝1敗
G  000003001  4
T  000200000  2
勝:カリメロ1勝1敗
負:井川0勝2敗
S:久保1勝0敗2S
本:
ゼブラ今岡2、悠久の若虎1
 キャプラー、執念の勝ち越しタイムリー! カリメロ、今季初勝利!
拙攻拙守投壊の三拍子揃ったヘッポコ野球で最下位街道を驀進する巨人はこの日、昨年、横浜で7勝をあげたマレンを獲得する事を発表。相変わらず、小手先の緊急補強で間に合わせようとしているが、最もやらねばならない補強は中日に8億払ってでも名手・川相を奪回する事だと、早く気付いて欲しい。フロントからの不信感がひしひしと伝わってきて、重苦しいムードの巨人はこの日も阪神先発・井川の前に攻めあぐね、4回までゼロ行進。巨人先発・カリメロは援護が貰えない上、味方のエラーに足を引っ張られるなど、孤立無援の状態ながら、3回まで耐えていたが、4回、ゼブラ今岡,悠久の若虎・桧山と連続アーチをぶち込まれ、先制の2点を献上。失意のカリメロは3回に続いて、5回も2打席連続ヘッポコバントでゲッツーと自らチャンスを潰してしまう有様。しかし、6回、過去2度の登板でいずれも勝ち越し点を許している井川の「魔の6回」のジンクスが三たび炸裂する。巨人はまず3連打で1点を返すと、一死満塁となった所で小久保がライトへ犠飛を打ち上げ、ついに同点。更に、悩める助っ人・キャプラーが詰まりながらもセンター前にしぶとく持って行くタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く阿部もヒットで繋いで満塁としたものの、ここでカリメロに代わる代打・ソーサ元木が空振り三振に倒れて三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。亡命したくてたまらない忠誠心ゼロの井川の黒星を必死こいて消してやろうと言う気にならないのか、阪神はその裏、一死一、二塁、8回には二死満塁とチャンスを作りながら、あと一本が出ず。一方、巨人は9回、破戒僧・清原の犠飛でダメ押し。最後は久保が3人で締めて、連敗をストップさせた。一方、阪神はこれで今季3敗目だが、全て井川の登板時と亡命騒動の余波を感じさせている。
 左:5回2失点で今季初白星のカリメロ
豊橋:中日1勝1敗
C  0000310121  8
D  0300010030  7
勝:ベイル1勝0敗2S
負:平井1勝1敗
S:ロマノ1勝0敗1S
本:
求道者・前田3,4
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 井端、痛恨の悪送球!
4−4で迎えた8回、広島は倉のタイムリーで均衡を破ると、9回には求道者・前田のこの日2本目となる4号ソロなどで2点を追加。これで試合は決まったかと思われたが、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日はその裏、またもや粘りを見せる。広島抑えのベイルに対して、渡辺のタイムリー等で1点差と迫ると、井端が見事にスクイズを決めて、試合は延長に突入。迎えた10回、中日5番手・平井は簡単に二死を取ると、嶋もショートゴロに打ち取りチェンジ…と思いきや、これを井端が痛恨の悪送球。この期に及んで川相を使おうとしない落合監督の大チョンボ采配に不信感を隠せない平井は続く代打・浅井に左中間を破られ、決勝点を献上。その裏も川相が打席に立つ事はなく、結局、悪夢のフル欠場で痛い黒星を喫した。
横浜:横浜1勝0敗
S  010000000  1
YB 01000002×  3
勝:木塚1勝1敗
負:坂元1勝2敗
S:ササキ様0勝2敗1S
本:
中井美穂の旦那1、ウィット1、ハマのスペランカー2
 ハマのスペランカー、決勝2ラン! ササキ様、ようやく今季初セーブ!
中井美穂の旦那・古田,ウィットの一発で1点ずつ取り合って迎えた8回、横浜は二死一塁からハマのスペランカーがライトスタンドへ2号2ランを叩き込み、ついに勝ち越し。土壇場9回、恐怖の火付け守護神・ササキ様がマウンドに登場。依然として、キレ味がいまひとつのササキ様は三振を1つも取れなかったものの、ヤクルト打線の打ち損じにも救われ、三者凡退に仕留め、昨年7月16日以来のセーブ。高津(現ホワイトソックス)を抜いて、通算290セーブポイントの日本記録を2年越しでようやく更新した。最大のライバル・ミセリを差し置いて、今季初セーブをあげた事でササキ様は勿論、横浜ナインも安堵感に胸をなで下ろした。
FC宮城:悪の温床・楽天1勝5敗
H  010101060  9
E  001001000× 11
勝:ホッジス1勝2敗
負:ほんこん0勝1敗
S:福盛1S
本:
ズレータ5,6
 3回、悪夢の10失点! ソフトバンク、猛追及ばず連勝ストップ!
対ソフトバンク5連敗と完全にカモにされている悪の温床・楽天。この日もが宮地のタイムリーで先制される苦しい展開となったが、3回、9安打を浴びせる集中攻撃で球団新の1イニング10点のビッグイニングを形成し、16試合目にして球団創立初の逆転を体験。本来なら、これで楽勝ムードとなる所だが、ソフトバンクが猛追を開始。4,6回と1点ずつ返すと、8回にはズレータの2打席連続6号3ランが飛び出すなど、一挙6点を奪って、その差は2点。しかし、反撃もここまで。最後は福盛に流れを断ち切られ、悪の温床・楽天に屈辱の初黒星を喫した。
西武吹き抜けドーム:西武2勝4敗
F  104100211 10
L  011020000  4
勝:ヒゲ入来1勝0敗
負:ハンニバル0勝2敗
本:
ガッツ6,7、栗山1、青波の長瀬2、SHINJO3
 ガッツ、先制&ダメ押し弾! 不振・SHINJO、23打席ぶりの快音!
当たりの出てきたビッグステーキ打線において、22打席ノーヒットと不振に喘ぐSHINJOがついにスタメン落ち。ムードメーカーがいなくても、大当たりのビッグステーキ打線はガッツの2試合連続6号等で4回までに6点をゲット。そして、8回には守備で途中出場していたSHINJOに23打席ぶりの安打となる3号ソロが飛び出すなど、終盤にも小刻みに加点し、計10点。先発・鎌倉はプロ初勝利まであと二人と迫りながらKOとなったが、後を継いだリリーフ陣が無失点の好投を見せ、この3連戦勝ち越しを決めた。
千葉マリン:ロッテ3勝1敗
Bs 000000300  3
M  01020001×  4
勝:藪田1勝2敗
負:菊地原0勝1敗1S
S:小林雅4S
本:李3

 李、決勝3号ソロで6連勝! 小林雅、辛くも4セーブ目!
2回に今江の犠飛で先制したロッテは4回には小坂のタイムリー二塁打で2点を追加。2日連続のスライドとなった先発・セラフィニは6回まで散発2安打の無失点と完封ペースだったが、7回、4安打を集中されて、試合は振り出しに。同点で迎えた8回裏、二死走者なしから李がライトスタンドへ3号ソロを叩き込み、ロッテが再び勝ち越し。9回は守護神・小林雅が二死一、二塁のピンチを背負いながらも、辛くも抑えて、逃げ切った。これでロッテは6連勝で6年ぶりの貯金7。