4月6日
横浜:横浜1勝1敗
G  20010040001  8
YB 30000004000  7
勝:久保1勝0敗
負:木塚0勝1敗
本:
金城1、キャプラー1、マッスル千代の富士3
 連夜の延長! マッスル千代の富士、決勝アーチで今季初勝利!
開幕4連敗ならV率100%と言う縁起を担いだ訳でもなかろうが、ミセリ投入と言う悪太郎・堀内監督の無謀な采配により、12球団唯一白星のない巨人。流石に、5連敗はやばいとミセリの中継ぎ降格を決め、逆境に燃える男・桑田をついに先発マウンドに送り込んだ。破戒僧・清原,ローズの連続タイムリーでいきなり2点のリードを貰った桑田だったが、なまじ立ち上がりから逆境度が下がってしまったのが却ってまずかったのか、その裏、石井タクロー,マイケルと連打を浴びると金城には3ランと、打者3人であっと言う間に逆転を許す始末。しかし、これで再び逆境状態に陥った事で息を吹き返した桑田は後続をピシャリと断ち切ると、2,3回と付け入る隙を許さない好投を展開。巨人は4回、開幕からノーヒットが続いている新助っ人・キャプラーの待望の来日初安打がレフトスタンドへ飛び込む同点1号ソロとなり、試合は振り出しに。5回、桑田は小久保のヘッポコエラー等、川相不在の影響で一死一、二塁のピンチを迎えるも、逆境パワーでマイケル,金城と連続三振に斬ってとり、このピンチを脱出。尻上がりに調子を上げていた桑田だったが、何を血迷ったのか、はたまた嫌がらせなのか、悪太郎・堀内監督は6回からチョコにスイッチ。チョコは先頭のメカゴジラを振り逃げで出したものの、ここからハマのスペランカー・多村,ウィット,村田と連続三振に斬ってとり、史上11人目となる1イニング4三振の珍記録を達成。巨人は7回、村田のヘッポコタイムリーエラー等で一気に4点をあげ、流石に今季初勝利は決まったかと思われたが、そうは問屋が卸さなかった。8回、5番手・シコースキーが4安打を浴びる大乱調でKOされると、代わった林も金城に犠飛を許すまさかの同点劇となり、試合は連夜の延長にもつれ込んだ。10回、余程、ミセリを使うのが怖いのか、開幕第3戦で先発し、念願のローテ入りを果たした筈の久保が7番手として引っ張り出されてしまうと、いきなり二塁打を浴びるなど、一死満塁の大ピンチを背負ったものの、辛くも脱出。直後の11回、走者のいる場面では悉く流れを断ち切り、先頭打者になれば、安易に打ち上げていたニックンがここでもクソボールに手を出してセカンドへのポップフライに倒れる怒濤のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮チャンスメーカーたる2番がまるで機能しないとあっては、一発に賭けるしかないとばかりにここでマッスル千代の富士がライトスタンドへ3号ソロを放ち、ついに勝ち越し。久保はその裏、無難に3人で抑えて、巨人は開幕5戦目にしてようやく初勝利となった。
神宮:ヤクルト0勝2敗
D  0000000031  4
S  2000100000  3
勝:平井1勝0敗
負:五十嵐0勝1敗
S:岩瀬2S
本:
青木1、岩村1、森野1
 代打・森野、起死回生の同点3ラン! 中日、リーグ新19三振でも逆転勝ち!
ヤクルト先発・藤井は6回まで12三振と怒濤の三振ラッシュ。3点リードで迎えた7回も立浪,T,ウッズと連続三振に斬ってとったが、ここで福留を歩かせると、オチョアにヒットを浴びた所で若松監督は無情の交代指令。代わった石井も8回までに2つの三振を奪うと、9回から登板の守護神・五十嵐もいきなり連続三振でここまで何と18三振の中日打線は為す術なしに思われた。しかし、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日はここから奇跡の猛反撃を開始。福留が粘って四球を選ぶと、オチョアがライト前ヒットで繋いで一、二塁。ここで代打・森野がライトスタンドへ起死回生の同点3ランをぶち込み、試合は延長へ。10回、一死からここまで4打席連続三振を喫していた井端,立浪が連打を浴びせると、T.ウッズが歩いて満塁のチャンス。ここで福留が押し出し四球を選んで、ついに勝ち越しに成功。その裏、名手・川相がサードではなく、何とファーストの守備固めとして登場。抑えの岩瀬はバックに川相がいると言う絶大な安心感に守られて、青木,岩村と連続三振に抑えると、寿司職人ラミレスもショートゴロに打ち取りゲームセット…と思いきや、川相がファーストにいると言う見慣れぬ情景にリズムを崩したか、井端が一塁へまさかの悪送球。この後、金村弟の詰まった打球が幸運なヒットとなり、一打同点のピンチを迎えるも、ここで未だに開幕からヒットのない中井美穂の旦那・古田を打ち取り、辛くも逃げ切りに成功。ヤクルトは巨人と並んで、最下位タイとなった。
広島:広島0勝2敗
T  101031030  9
C  020002000  4
勝:太陽1勝0敗
負:佐々岡0勝1敗
本:
新井3、ゼブラ今岡1
 太陽、2年ぶりのマウンドで白星ゲット! ゼブラ今岡、決勝3ラン!
2年ぶりの登板となる太陽が今季初先発。2回に新井に一発を浴びるなど、一時は勝ち越しを許したものの、3回以降は落ち着いた投球を展開。阪神は5回にゼブラ今岡の3ランで勝ち越すと、終盤にも加点し、今季最多の15安打で4連勝。斬り込み隊長のシャア少佐は先頭打者として3度出塁,4得点とリードオフマンの役目をきっちり果たした。太陽は728日ぶりの白星。
GS神戸:偽バファローズ1勝2敗
H  000101000  2
Bs 11521001× 11
勝:山本省1勝0敗
負:竹岡0勝1敗
本:
ブランボー1、後藤1、J.マッケンジー2、ホルベルト1
 偽バファローズ、打線爆発で解消! 対ホークス279日ぶり勝利!
1,2戦と完膚無きまでに叩きのめされた偽バファローズがようやく巻き返した。初回から畳み掛ける攻撃で5回までに大量10点を奪い、試合を決定付けた。不振に喘いでいたブランボーは一発を含む4安打2打点,満塁弾を放った後藤は6打点と爆発。投げては先発・山本省が6回をソロアーチ2本のみの2点とまずまずの投球で今季初勝利。偽バファローズはオリックス時代から続いていた対ホークスの連敗記録をようやく12でストップさせた。
西武吹き抜けドーム:西武1勝2敗
M  042013401 15
L  030000010  4
勝:小野2勝0敗
負:ハンニバル0勝1敗
S:小林雅1S
本:
ベンちゃん1、李2、ベニー松山2
 李、2戦連発! ベニー松山、とどめのグランドスラム!
ロッテが2回に4点先制すれば、その裏、西武は3点を返し、打撃戦かと思われたこの試合。ロッテは続く3回に3連打で2点をあげると、5回には李が2戦連続となる2号ソロ。更に、6回には4安打集中で3点,7回にはベニー松山の満塁弾と着々と加点。一方、3回以降立ち直ったロッテ先発・小野の前に西武打線は沈黙。ロッテは7回からは小刻みなリレーを展開し、3カード連続の勝ち越し。
いわき:悪の温床・楽天0勝2敗
F  140020003 10
E  100000000  1
勝:江尻1勝0敗
負:矢野0勝2敗
本:ガッツ3

 貧打投壊の必敗パターン! 悪の温床・楽天、3連敗で最下位転落!
1−1で迎えた2回、日本ハムは中嶋のタイムリー内野安打で勝ち越すと、更に、小田のタイムリー二塁打,ガッツの犠飛で4点をゲット。爆発力がない為、一度突き放されると如何ともしがたい悪の温床・楽天は日本ハム先発・江尻から走者は出すものの、あと一本が出ず。守っては5エラー,リリーフ陣も崩れて、10失点と言う必敗パターン炸裂で3連敗となり、年間予約指定席・単独最下位へ転落となった。