球界トピックス

11月11日


 中日、川相効果でゴールデングラブ6人選出! 巨人は球団史上初の選出者ゼロ!
この日、東京都内の三井物産本社で「三井ゴールデングラブ賞」の開票が行われ、18人の受賞者が発表された。和製オジーと称される程の堅実無比の守備力を誇る名手・川相(中日)は二塁手,三塁手,遊撃手と様々な部門で大本命視されていたが、茂雄の陰謀により、大幅に出番を削減された事で、いずれの部門でも受賞ならず。しかし、川相の加入により、具体的かつ効果的な指導を受け、シーズン最少エラー記録を更新するなど、守備面で目覚ましいレベルアップを遂げた中日勢は両リーグ最多の147票を獲得した荒木を初め、人斬り抜刀斎渡辺井端オチョア英智(いずれも初受賞)とリーグ史上初となる6人が受賞を果たした。捕手部門は中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)リーグ最多タイの10度目の受賞を果たし、捕手としての史上最年長受賞記録も更新。三塁手部門は通算5度の受賞を誇る立浪が勝ちゲームの終盤になると名手・川相に代わって貰うと言うオレ流超豪華守備固め政策により、逆に、互いの票割れを起こしてしまう悲劇に見舞われ、この間隙をぬった岩村(ヤクルト)が2年ぶり4度目の受賞。そして、外野手部門最後の一角にはシャア少佐(阪神)が食い込み、2年連続3度目の受賞。名手・川相が抜けた事により、拙守に歯止めが効かなくなった巨人は球団史上初の選出者ゼロと言う屈辱に見舞われる事となった他、広島,横浜は5年連続で選出者ゼロとなった。そして、一方、パ・リーグは満票に1票足りないだけと言うリーグ最多の124票を獲得したSHINJO(日本ハム)が外野手部門で阪神時代以来4年ぶり、阪神時代を含めると通算8度目の受賞で常連の貫録を見せつけた。残った2枠は村松(2年連続2度目),松田さん(4年連続4度目)のオリックス勢が獲得。日本シリーズこそ辞退したものの、見事にリーグ制覇を果たしたダイエーからは6年連続6度目のJ.マッケンジー,2年連続3度目の井口に加え、初受賞となる松中川崎の4人が受賞。投手部門は常連の霊感投手・松坂(西武)が2年連続5度目の受賞。そして、三塁手部門ばガッツ(日本ハム)を抑えて、中村(近鉄)が2年ぶりに返り咲き、5度目の受賞を果たした。

日米野球第6戦:札幌ドーム:全米4勝2敗
全日本 020010020  5
全 米 000001000  1
[日]:○霊感投手・松坂(L)
[米]:●レッドマン−ローシュ−ラインブリンク−ロドリゲス−キング−リーツマ
本:メカゴジラ(YB)1
 霊感投手・松坂、全日本20年ぶりの完投勝利!
かつて驚異のテクニックを見せつけ、メジャーを震撼させた日本球界の至宝・名手・川相(中日)が茂雄の陰謀により、メンバーから外される悪夢の展開となった日米野球。前夜はあまりにも不憫な全日本を憐れんだクレメンス(アストロズ)の同情心につけ込み、また卑劣な合併球団のオリックス色丸出しユニフォームに対する怒りを爆発させた岩隈(近鉄)の力投で辛くも初白星を飾ったものの、川相不在を象徴するかの様な拙攻三昧が相変わらず、続いており、この日こそ川相がメンバーに加えられる事が期待されたが、メジャーのレベルは桁違いなどと勘違いした国外亡命希望者の更なる増加を助長し、日本球界が崩壊の危機に陥る事より、川相をシメる事を重視する茂雄の包囲網はこの日も突破出来ず、またも川相不在と言うベストオーダーには程遠い布陣での戦いを余儀なくされた。全米先発・レッドマン(アスレチックス)に対して、初回、あえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈した全日本だったが、続く2回、J.マッケンジー(ダイエー)の二塁打,ベンちゃん(西武)の死球で無死一、二塁のチャンス。ここで岩村(ヤクルト)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破るタイムリー二塁打となり、J.マッケンジーが先制のホームイン。なおも二、三塁の場面で多村(横浜)は空振り三振を喫すると、続く阿部(巨人)もファーストゴロに打ち取られたものの、この間にベンちゃんが返って、2点目をゲット。一気に畳みかけたい所だったが、中島(西武)はライトフライに倒れて、2点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。3回には先頭のシャア少佐(阪神)がヒットで出ながら、川相不在では強引に先の塁を狙うしかないと焦って、二盗を仕掛け、憤死。4回には先頭のJ.マッケンジーがレフトオーバーの二塁打を放ちながら、続くメカゴジラ(横浜)のセカンドゴロで川相不在では強引に先の塁を狙うしかないと焦って無謀にも三塁へ突っ込み、あえなく憤死。更に、二死後、多村が四球を選んで、一、二塁とチャンスを広げたものの、阿部はショートゴロに終わり、二者残塁と拙攻に次ぐ拙攻三昧。5回も全米2番手・ローシュ(ツインズ)に対して、中島が凡退。続くシャア少佐もショートゴロに倒れて、二死…と思いきや、これをウィルソン(パイレーツ)がエラー。タナボタのチャンスにシャア少佐は二盗を決めると、ガッツな貴公子・仁志(巨人)のサードゴロの間に三進。ここでガッツ(日本ハム)がライト前へタイムリーを放ち、3点目。更に、続くJ.マッケンジーが歩いて、一、二塁となったものの、メカゴジラはピッチャーゴロに倒れて、二者残塁とまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。6回にも一死二塁のチャンスを掴みながら、後続を断たれて、無得点とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、全日本先発の霊感投手・松坂(西武)は川相不在の穴を埋めるべく、立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードで5回まで2安打無失点の好投を展開していたが、飛ばし過ぎによる身体的疲労と不甲斐ない味方打線に対する精神的疲労が蓄積され、限界寸前。これに対して、全米は6回裏、二死からクロフォード(デビルレイズ)がライト前に弾き返すと、続くウィルソンが左中間を真っ二つに破るタイムリー二塁打を浴びせて、ようやく1点をゲット。何とか突き放したい全日本は8回、全米4番手・ロドリゲス(エンゼルス)に対して、一死からメカゴジラが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ今シリーズ全日本初となるアーチを架けて、待望の追加点。更に、岩村が左中間突破の三塁打で出た後、多村のライトフライを今度はアルー(カブス)がまさかの落球を犯し、タナボタのダメ押し点をゲット。霊感投手・松坂は身売りの危機に立たされている西武に対するモヤモヤをぶつけるがごとく気力の投球を続け、1984年の川口以来、実に20年ぶりとなる完投勝利を飾った。岩隈同様、自ら所属するチームの不祥事に対する怒りを原動力とした霊感投手・松坂の力投と、辛くも連勝を収めた全日本。しかし、川相不在を象徴するかの様な大拙攻ぶりは相変わらずで解消されておらず、相手の拙守に助けられたに過ぎない。霊感投手・松坂も亡命先のレベルも大した事はないと思うどころか、自分は亡命先でも通用するなどと思ってしまい、ますます亡命志向を強めてしまう事に…。更なる亡命希望者続出による日本球界崩壊の危機を打開する為にも一刻も早く名手・川相がメンバーに加えられる事を祈るばかりだ