球界トピックス

11月7日


日米野球第3戦:東京ドーム:全日本0勝3敗
全 米 000300022  7
全日本 000012000  3
[米]:石井−マーキス−ラインブリンク−○キング−ロドリゲス−大塚
[日]:井川(T)−●五十嵐亮(S)−三瀬(H)−加藤(YB)
本:アルー1、ウェルズ1、エストラ−ダ1、ウィルカーソン1
 川相不在で怒涛の拙攻三昧! 全米、一発攻勢で3連勝!
かつて驚異のテクニックを見せつけ、メジャーを震撼させた日本球界の至宝・名手・川相(中日)が茂雄の陰謀により、メンバーから外される悪夢の展開となった日米野球。案の定、川相不在を象徴するかの様な拙攻三昧で第1戦,第2戦と立て続けに大惨敗した事で、この日こそ川相がメンバーに加えられる事が期待されたが、メジャーのレベルは桁違いなどと勘違いした国外亡命希望者の更なる増加を助長し、日本球界が崩壊の危機に陥る事より、川相をシメる事を重視する茂雄の包囲網はこの日も突破出来ず、またも川相不在と言うベストオーダーには程遠い布陣での戦いを余儀なくされた。凱旋登板となった全米先発・石井(ドジャース)はヤクルト時代に散々苦しめられた川相が不在とあって、これ幸いと悠々としたピッチングを展開。これに対して、全日本は初回、先頭のシャア少佐(阪神)が四球で出ると、すかさず二盗に成功。しかし、後続3人が簡単に捻られて、シャア少佐は二塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には二死からフクーラ(ロッテ)がヒットで出るも、続く中島(西武)はショートゴロに倒れて、結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。3回にはシャア少佐の内野安打の後、ガッツな貴公子・仁志(巨人),J.マッケンジー(ダイエー)と四球を選んで、二死満塁のチャンスを掴むも、ここで多村(横浜)は空振り三振に終わり、三者残塁とまたまた川相不在の弊害を露呈川相不在の穴を補うべく、初回からペース配分無視の全力投球を続けて3回まで何とか無失点に抑えてきた全日本先発・井川(阪神)だったが、飛ばし過ぎた事による身体的疲労と川相不在が故の拙攻三昧による精神的疲労により、早くも限界寸前。これに対して、全米は4回、アルー(カブス),ウェルズ(ブルージェイズ)が連続アーチを叩き込み、3点を先制。3点を追う全日本はその裏も無死一塁のチャンスをゲッツーで潰す相変わらずの拙攻三昧を見せていたが、続く5回、先頭のゼブラ今岡(阪神)がヒットで出塁。ここでシャア少佐はピッチヤーゴロに倒れる最悪の展開。しかし、石井が体勢を崩したおかげで、一塁は辛くもセーフ。走者が入れ替わった事が奏功し、シャア少佐がこの日2個目の盗塁を決めると、二死後、ベンちゃん(西武)が三遊間を破るタイムリーを放ち、ようやく1点をゲット。続く6回には全米2番手・マーキス(カージナルス)に対して、フクーラのタイムリー二塁打,代打・岩村(ヤクルト)のタイムリーで2点を返し、ついに同点。更に、岩村が二盗を決めて、勝ち越しのチャンスを作ったが、シャア少佐はキャッチャーゴロに倒れて、同点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。7回にも二死一、二塁のチャンスを作りながら、阿部はセカンドゴロに打ち取られ、二者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回からマウンドに上がっていた全日本2番手・五十嵐亮(ヤクルト)は川相不在の不安感から7回の無死一、二塁に続き、8回も二死二、三塁の大ピンチ。ここでウェルズに左中間突破の2点タイムリー二塁打を許し、勝ち越し点を献上。何とか3連敗は免れたい全日本はその裏、全米5番手・ロドリゲス(エンゼルス)に対して、二死から四球で出た岩村がすかさず二盗に成功。しかし、ここでシャア少佐は見逃し三振に終わり、岩村は二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。これで完全に流れは全米に移ったか、土壇場9回、全日本4番手・加藤(横浜)は代わりばな、エストラーダ(ブレーブス),ウィルカーソン(エクスポズ)と連続アーチをぶち込まれ、ダメ押しの2点を献上。その裏からマウンドに上がった大塚(パドレス)に対して、二死一、二塁と粘りを見せたものの、最後は阿部(巨人)がどん詰まりのレフトフライに打ち取られて、二者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。川相不在による怒涛の拙攻三昧で敗れるべくして敗れた全日本はこれでついに3連敗。更なる亡命希望者続出による日本球界崩壊の危機を打開する為にも一刻も早く名手・川相がメンバーに加えられる事を祈るばかりだ