球界トピックス
11月2日
史上最悪の出来レース! 悪の温床・楽天、50年ぶりの新規参入決定!
裏金問題の発覚,理不尽極まりない球団合併と悪辣な面ばかり露呈している今季のプロ野球だが、更なる悪が加わる事になった。この日、都内のホテルでオーナー会議が開かれ、来季からの新規参入球団として楽天を迎え入れる事を全会一致で承認。1954年の高橋ユニオンズ以来、50年ぶりの新規参入となった楽天は仙台・県営宮城球場をフランチャイズに「東北楽天ゴールデンイーグルス」として、パ・リーグに加わる事となる。新規参入の1枠を争っていたライブドアとの比較で、楽天が選ばれた最大の要因として、企業体力の差が挙げられたが、勿論、これは表向きの理由。真の理由は悪の三巨頭を初めとする老体経営者達が、近鉄買収を名乗り出た時以来、ライブドアを忌み嫌っているからに尽きる。ライブドアを殲滅すべく、悪の三巨頭の二角(西武・堤前オーナー,オリックス・宮内オーナー)とパイプを持つ三木谷社長が刺客に任命され、嫌がらせの様に後追い申請を果たした段階でこの出来レースの結果は既に見えていたと言っていいだろう。新規参入案,本拠地案,選手構成案と、次々とライブドアのそれをパクりまくり、ほぼ同じ条件に持っていく事により、選考の決め手となるポイントをオーナー達の好き嫌いと言う理不尽な要素に絞り込もうとする楽天の悪質な戦略は見事に成功した。調子に乗って、J2・ベガルタ仙台のチーム名までパクり、名手・川相(中日)の神懸かり的な芸術技を完全否定する悪の温床・マーティー・キーナート氏をGMに迎えるなど、悪行を重ねるあまり、地元市民からの支持率は壊滅的に低く、対照的に先んじて仙台で盛り上げようと名乗りを挙げたライブドアが圧倒的な支持を受けていたが、ファンを無視してオリックスと近鉄の卑劣な合併を無理矢理成立させた経営者達にとって、ファンの声など配慮するに当たらないどうでもいい要素だった様だ。また、第2の表向きの理由として、巨人・滝鼻オーナーが自らの性欲を満たすのと一石二鳥とあって、熱心に調べまくったアダルトサイト及びソフトの問題が挙げられたが、ライブドア同様に完全にはガード出来ていない筈の楽天や、毎日、エロ記事掲載の新聞を何百万部と売りさばいている巨人や中日を完全にスルーし、何より、「公共財としてふさわしい企業、球団であるか」と言う点では副業のアダルトサイトなどより遙かに大問題である裏金譲渡の件を棚上げしている辺り、実に理不尽極まりなく、ライブドア・堀江社長も「野球と関係ないでしょ。明確な審査基準がある訳でもないし、(楽天との)二者択一だと、どうしようもないでしょ」と納得出来ない様子だが、真の理由があからさまなだけに建て前に深くツッコんだ所で意味をなさないだろう。敗れた堀江社長は「球界はリーグ全体で何百億も赤字を出して、何年も放置しているダメ企業の集まり。中に入らないと変えようと思ったって無理」と、流石に悔しさを隠しきれない。「楽天が入って、交流戦をしたくらいで、何か変わるんですかね。蓋を開けてみないと分からないですけど…」、ライブドアが入っただけでも何が変わるとは言いきれないであろうが、思わず悪態をついてしまう辺り、その無念さが窺える。滝鼻オーナーは「1回ダメだからと言って、永久に扉を閉めた訳ではない」と体裁を繕ったが、プロ野球界の腹黒さ,理不尽さを痛感し、絶望感を抱いている堀江社長からは「今後、野球については何も考えてません。他のスポーツなら真剣に検討したい」と、永久撤退を示唆する様なコメントまで飛び出した。だが、参入争いには敗北したものの、売名行為とも揶揄されながら、実際、さして金をかけずに、その存在感を国民に浸透させたばかりか、次々と発刊された堀江社長の本もそれなりの売れ行きを伸ばすなど、企業PRには大成功したライブドア。一方、来季の大幅赤字はほぼ間違いない楽天。最低4年で黒字へ転換出来る、などと言う安易な皮算用が空転し、近鉄のごとく、累積赤字に苦しみ続ける可能性も決して否定出来ない。赤字産業に参入しなかった事により、企業としての勝利を掴むのは、逆に、ライブドアなのかもしれない。