球界トピックス

11月1日


 連覇へ早くも始動! 北谷秋季キャンプ、初日から8時間の猛練習!
川相効果を随所に発揮し、50年ぶりの日本一に輝いた中日が沖縄県北谷町で秋季キャンプをスタート。昨年は茂雄とチンピラも三山代表の陰謀により、巨人退団を余儀なくされた名手・川相がテスト参加し、大いに話題となった北谷キャンプ。今年は若手を中心にした28選手が参加し、精力的に汗を流した。日本一に輝いたとは言え、ダイエーの日本シリース出場辞退と言うタナボタ的な展開。力で勝ち取ったと誇れるものではない事をナインは重々に承知している。しかも、川相を一度として打席に立たせない落合監督のオレ流大チョンボ采配もあって、西武とのオープン戦シリーズに負け越す後味の悪い結末。調子ぶっこいた西武ナインが「事実上の日本一」などと理不尽に大はしゃぎする様を目の前で見せつけられる屈辱も味わった。来季こそ誰にもケチをつけられない正真正銘の日本一を勝ち取らんと意気込む落合監督は自らノックバットを手にして、若手選手を熱血指導。初日から約8時間にも及ぶ猛練習に山井が異常を訴えて、途中リタイアしたのを初め、足の痙攣を起こす選手が続出。しかし、「秋季キャンプに選ばれたからと言って油断しないで欲しい。練習出来ない者は帰す。選手も甘えは吹っ飛んだと思う。これが最後のテスト。ここでダメなら戦力外になる者が出る事もある」と言う落合監督の厳しい視線に選手達も必死に取り組んでいる。

 礒部、プロテクト入りの説得を固辞! 岩隈は年俸2.4倍増にやや軟化!?
ファンを無視し、選手を無視し、多くの裏方さんが路頭に迷う事も厭わずに強引に成立されたオリックスとの合併により、事実上、チームを潰された近鉄だが、投打の主力である岩隈,礒部の両選手が先月30日に球団側からプロテクト入りへの説得を受けていた事が明らかになった。最後の最後まで合併凍結へ抵抗を見せ、やむなく断念を余儀なくされた際の会見で涙を流して無念さを訴えた礒部は約1.5倍増となる1億2000万円(推定)の提示にも「お金の問題じゃない。(経営者の一方的な都合による卑劣な合併球団では)どうしてもプレーしたくない。覆る可能性はゼロに近い」と、徹底抗戦の構え。プロテクトからは除外出来ない意向を示している球団側に対して、プロテクトした上でのトレードを要求している。規約上、プロテクト入りを拒否する権利は選手にはなく、最悪の場合、任意引退を迫られる危険もあるが、礒部の強硬な態度は揺るぎそうもない。一方、「迷っている。答えは出せない」と言う岩隈は礒部程の強硬な姿勢は見せておらず、約2.4倍増となる1億5000万円(推定)の提示に「評価はして貰った。その部分についてはある程度納得出来た」と発言するなど、プロテクト入りを受け入れる可能性も出てきた。