球界トピックス

10月30日 マスターズ・リーグ:福岡11−8札幌


 中日、50年ぶり日本一の祝賀パレード! 雨天決行も16万人のファンが殺到!
V2を果たしたダイエーがよもやの日本シリーズ出場辞退となり、不戦勝と言う不本意な形ながらも50年ぶりの日本一に輝いた中日が、この日、名古屋市内で優勝祝賀パレードを行った。落合監督を初めとする首脳陣,ナインら約70人が6台のオープンカーに分乗し、名古屋駅前ロータリーから6.5kmの道のりを出発。生憎の雨の中、約16万人のファンに迎えられた落合監督は出発前の挨拶で「今の心境は今日の天気と一緒です。(日本一になったと言うのに、オープン戦で川相起用に消極的になってしまうと言う大チョンボをかまして)最後に負けてしまいましたから。来年は(パ・リーグ優勝チームが出場辞退しない事を祈り)日本シリーズに(不戦勝でない形で)勝って、晴れた日にパレードしたい」と、複雑な心境を吐露。それでも、来年こそは名手・川相の積極的起用により、ケチのつけようのない形での連覇を期待するファンはに熱い声援を送った。

 早くも仰木さん就任効果覿面! 守護神・山口、今オフの国外亡命を断念!
ポスティングシステムによる国外亡命を目論んでいた山口が今オフの亡命を断念した事が明らかになった。今季、オリックスの守護神として活躍した山口はファンを無視し、選手を無視し、多くの裏方さんを路頭に迷わせる事も厭わずに強引に成立させたオリックスと近鉄の卑劣な合併による新球団において、プロテクトされる事がほぼ確実視されている状況。昨年末の契約更改の席で、手術明けにも拘わらず「あと2年で現役は終わり。30歳を選手生活の区切りと思っている。手応えはあるし、納得出来る球(160km)を投げる事が出来たら、ユニフォームを脱ぎます。完全燃焼したい」などと、血迷った事をほたえていたが、2年後の引退どころか突然の亡命希望に衝撃を受けた球団側は必死の説得を開始。これに対して「亡命したい気持ちは変わらないが、チームに愛着もある。球団が自分を必要としてくれている事も分かった。無理は言いたくないし、復帰される仰木監督にも恩返しがしたい」と、新監督に就任する仰木さんの効果もあって、山口はあっさりと翻意した。当初、山口の亡命希望は卑劣な合併に対して抵抗の意志を示した行動かとも思われていた。しかし、卑劣な合併により成立する球団は今までのチームではなくなると言うのに「チームに愛着がある」などとほたえている辺り、礒部,中村,岩隈,大村らに代表される様に「チームを潰された」と激しい怒りと拒絶感を抱く近鉄ナインと、「単に近鉄を吸収するだけ」と言うオリックスナインの新球団に対する認識の違いが如実になった格好だ。