球界トピックス

10月27日


 三冠王・松中、4年ぶり2度目のMVP! 人斬り抜刀斎、悲願の初受賞!
この日、MVP,新人王,ベストナインを選出する記者投票が行われた。セ・リーグのMVPは両リーグ最多の17勝をマークし、沢村賞にも選ばれた人斬り抜刀斎(中日)が次点の同僚・立浪(中日)に大差をつけての初受賞。一方、パ・リーグは18年ぶり史上7人目となる三冠王の栄冠を掴んだ松中(ダイエー)が文句なしで4年ぶり2度目の受賞を果たした。新人王はセ・リーグが10勝をマークした川島(ヤクルト),パ・リーグは最優秀救援投手に輝いた三瀬(ダイエー)が、いずれも他の追随を許さずに受賞。三瀬は28歳7カ月での受賞となり、これはパ・リーグ史上最年長記録。25年ぶりに全球団から選出者が出たセ・リーグのベストナインは、川相効果を遺憾なく発揮して、見事に日本一に輝いた中日から最多の4人川相効果で投球に幅が出て、MVPをゲットした人斬り抜刀斎,後ろに川相と言う超絶無比の守備力を誇る川相が控えている事で打撃に専念出来た上、故障個所にも負担を少なく出来た立浪、そして、技術面・精神面を初め、あらゆる事を川相から学んだ影響から大きく成長を遂げた荒木,井端の二遊間コンビが受賞。その荒木と二塁手部門で同票を獲得したラロッカ(広島)も選ばれており、1ポジションの2人同時受賞は史上初。選手会会長として1リーグ化を阻止すべくNPBの老体経営者達との労使交渉を続けながらも、好成績を残した中井美穂の旦那(ヤクルト)は捕手として史上最多となる9度目の受賞。外野手部門では10年目の大ブレイクで見事に首位打者に輝いた嶋(広島)意外にも初の打撃タイトルとなる打点王を獲得したキュラソ星人(阪神),そして、両リーグでの本塁打王となったローズ(巨人)が近鉄時代を含めて6度目の受賞と、打撃三冠のタイトルを獲得した選手がそれぞれ選ばれた。また、ローズと本塁打王のタイトルを分け合ったT.ウッズ(横浜)も一塁手部門で初受賞。尚、二塁手,三塁手,遊撃手とあらゆる部門で大本命だった名手・川相は茂雄の陰謀と落合監督の大チョンボ采配により、出番を極端に抑えられた事が大きく響き、惜しくも受賞ならず。一方、パ・リーグは日本シリーズこそ出場辞退したものの、V2を果たしたダイエーから、三冠王・松中の他、攻守に渡ってチームを引っ張ったJ.マッケンジーポスティングシステムによる国外亡命を執拗に訴え続けている井口盗塁王・最多安打のタイトルをゲットした川崎とリーグ最多の4人が選ばれた。老体経営者の陰謀により、卑劣な合併を強行されて、今季限りで球団消滅となった近鉄からは最多勝を獲得した岩隈がただ一人、受賞。札幌元年となった日本ハムからはキレンジャー,スパイダーマン等のコスプレショーやサヨナラ満塁弾を打ちながら、走者を追い越すなど、水島新司の錆び付いた発想を凌駕するキャラクターぶりで崩壊寸前のパ・リーグを大いに盛り上げたSHINJO(日本ハム)が阪神時代以来となる3度目の受賞となった他、三塁手転向から2年連続の受賞となったガッツ本塁打王に輝き、松中の単独三冠王を阻止した青波の長瀬が選ばれた。他には事実上の日本一などと、悪びれもせずに大はしゃぎするも所詮、2位に過ぎない西武から唯一、ベンちゃんが指名打者部門で、アテネ五輪で夫婦金メダルを狙ったが、金どころか銀すら獲れず、挙げ句の果てに無意味に無茶な走塁で捻挫し、残りのシーズンを棒に振った松田さん(オリックス)が外野手部門で選ばれた。12球団で唯一、受賞者ゼロとなったのはロッテでこれで3年連続となる寂しい展開となった。

 伊東監督、謎の正力松太郎賞受賞! 鈴木一朗には初の特別賞!
この日、プロ野球の発展に貢献した選手や監督に与えられる「正力松太郎賞」の選考委員会が開かれ、西武・伊東勤監督が選ばれた。監督就任1年目として、見事に日本一に輝いた中日・落合監督が選ばれなかったと言うのに、同じく新人監督の伊東監督はダイエーに力の差を見せつけられ、2位に留まったにも拘わらず、何故か受賞を果たし、タナボタの500万円をゲット。その理由は皆目見当がつかないが、水島新司の呪いの象徴的存在である山田太郎の存在により、長年育っていなかった正捕手候補として野田,細川らを成長させた事が評価されたのではないかと見られている。また、下柳(阪神)の死神ボールに恐れおののいて、京都の花札屋に買収される形で国外亡命後、亡命先で内野安打を量産した鈴木一朗(マリナーズ)に対して、初の特別賞が贈られた。

 各球団の主力が次々とFA宣言! 今オフも国外亡命者続出か!?
各球団の選手が次々とFA権申請書類を郵送している。茂雄とチンピラ三山前代表の陰謀により、名手・川相を失った事で当然のごとく優勝を逃した巨人からは、一発を打たない限り、ポイントが上がらないと言うイカれた査定と金満大補強で空砲を量産する野球に嫌気がさしたのか清水とガッツな貴公子・仁志が書類を提出。左に弱いなどと言うデマは完全に払拭しているにも拘わらず、茂雄の圧力がかかったか、左相手では打順を下げられたり、代打を出されるなど、理不尽に打席数を減らされた事で最多安打のタイトル争いを妨害された事で怒り心頭の清水は既に、球団側に対して3年契約を希望する事を伝えており、「宣言した上で評価を聞きたい。望んで、望まれてプレーするのが一番の幸せ。自分が望まれていると言う事を交渉の中で確認出来れば…」と語るなど、要求が通らない場合は移籍の可能性も臭わせる微妙な発言。一方、上原に続いて代理人交渉を要求しているガッツな貴公子・仁志も「最初に出された評価が球団の評価の全てだと思う」と、巨人サイドに下手な駆け引きを許さぬ様、牽制球を投げかけた。「僕の夢もありますから」と、国外亡命の可能性も示唆しており、亡命先での年俸の最低妥協ラインを1億円と設定しているとの事。また、ヤクルトからはこの日、国内の他球団で出場機会の増加を求める真中,国外亡命を目論む稲葉,減俸の上、単年契約を伝えられて怒りを爆発させた金村弟の3人が申請手続きを取った。阪神からは今春のキャンプ時からFA宣言を予告していた織田裕二が国外亡命を目指すべく、申請書を提出。ファンを無視し、選手を無視し、多数の裏方さんを路頭に迷わせる事も厭わずにゴリ押しされた卑劣な合併により、球団が消滅する近鉄からは2年連続3割をマークした大村がFA宣言。卑劣な合併により、成立した新球団のプロテクトにかけられる気は毛頭なく、球団側も慰留もせず、行使したければしろと言わんばかりの対応を見せている事から、移籍は決定的だ。球団の冷たい対応に絶望したメカゴジラ(横浜)は、この日、百瀬営業部長と会談し、入場料の値下げを残留の条件として要求。要求が受け入れられるかどうかを問わずに、FA権を行使する意向を固めている様だ。FA権を行使した選手は11月5日にコミッショナーから公示された後、6日からは旧球団を含めて国内外のチームと契約締結交渉が可能になる。