球界トピックス

10月22日


オープン戦:西武吹き抜けドーム:西武2勝3敗
D  001200003  6
L  000001000  1
勝:人斬り抜刀斎1勝1敗
負:オツ0勝1敗
本:立浪2、オチョア2
 川相投入でサヨナラ負けの危機回避! 人斬り抜刀斎、8回1失点の好投!
V2を果たしたダイエーがよもやの日本シリーズ出場辞退となり、不戦勝と言う不本意な形ながらも50年ぶりの日本一に輝いた中日。折角の準備を無駄にするのは興行的にも勿体ないと、急遽、組まれる事となった西武とのオープン戦第5戦。立浪をDHに回せるにも拘わらず、名手・川相をスタメン起用しない落合監督のオレ流大チョンボ采配がまたもや炸裂し、不安を隠せない中日は初回、病み上がりの西武先発・オツに対して、いきなり、一死一、二塁のチヤンスを掴みながら、オチョア,リナレス議員と倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。2回もあえなく三者凡退に終わったが、0−0で迎えた3回、一死から荒木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトフェンスを直撃ベンちゃんが中島への緩慢な山なり送球をかましているうちに、荒木は快足を飛ばして、一気に三塁へ。ここで井端はショートゴロに倒れるも、本塁をついた荒木を刺そうとした中島の送球がショートバウンド。これを細川が大きく後逸した事で荒木はタナボタの先制ホームイン。しかし、この間に一気に二塁を欲張った井端はあえなく憤死。立浪も空振り三振に斬ってとられるなど、川相不在が故の大味な攻めが続く。4回にはオチョア,リナレス議員と連続四球を選ぶなど、一死二、三塁とタナボタのチャンスをゲット。ここでピンキー井上の打球が詰まりながらもライト前に落ちる幸運なタイムリーとなり、2点を追加。一気に畳みかけたい所だったが、ボンジュール大西,森野と倒れて、追加点ならず。5回には一死から井端が歩くも、立浪はファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。6回も簡単に三者凡退と煮え切らない攻撃を展開。一方、中日先発・人斬り抜刀斎は川相不在を補うべく、初回からペース配分無視の全力投球モードを展開し、何と5回までパーフェクト。しかし、6回、一死から細川にレフト前へ弾き返され、快挙を粉砕されると、続く高木浩にもセンター前へ痛打され、一、二塁とこの試合初めてのピンチ。佐藤は空振り三振に斬ってとったものの、続く代打・小関に右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びて、ついに1点を献上。しかし、一塁走者・高木浩までが一気に本塁を狙って憤死する大暴走をかました事に救われて、このピンチを脱出。2点差と迫られた中日は直後の7回、二死から森野,荒木と連続四球を選んだものの、ここで代わった2番手・長田の前に井端はサードゴロに倒れて、二者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈川相不在のうちは、まだまだ勝機はあると試合の流れを掴み始めた西武はその裏、二死からベンちゃん,平尾の連打で一、三塁のチャンス。しかし、ここで中島はショートゴロに倒れて、二者残塁。西武も同様に拙攻を続けているうちに、再び流れを引き寄せたい中日は8回、一死からオチョアがカブレラのエラーで出ると、リナレス議員が死球。更に、この後、長田の暴投でそれぞれ進塁して、二、三塁とまたもタナボタのチャンスをゲットするも、谷繁はセカンドフライと進塁打すら打てず。ピンキー井上が敬遠されて、満塁となったものの、続く英智はセカンドゴロに終わり、三者残塁とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、西武3番手・小野寺に対して、土谷に代わり、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは高橋光。しかし、高橋光はあえなくサードフライと凡退。二死後、井端がレフト前ヒットで出た所で立浪が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2号2ラン。更に、続くオチョアも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ2号ソロを叩き込み、ダメ押しの6点目。前夜に続いて、川相を失った巨人の様な試合展開を繰り広げている事にようやく気が付いた落合監督はこの流れでは、サヨナラ負けは必至と察知し、その裏から、ついに名手・川相をサードの守備に投入。この回からマウンドに上がった守護神・岩瀬は川相がバックにいると言う絶大な安心感に支えられ、伸び伸びとした投球で西武打線の反撃を断ち切り、ゲームセット。川相の投入により、あわやサヨナラ負けの危機を辛くも免れた中日はこれで3勝2敗と王手をかけた。しかし、相手のミスに助けられ、一発依存の結果オーライ白星は中日本来の戦い方ではなく、とても楽観とはしていられない。一気に決着をつける為にも第6戦こそ名手・川相のスタメン起用が待たれる所だ

 楽天、またもパクり行為! イヌワシ軍団でベガルタ仙台潰し!?
怒涛のパクリ行為連発でライブドア潰しに躍起になっている悪の温床・楽天がまたまたパクり行為をやらかした。この日、チーム名を「東北楽天ゴールデンイーグルス」とする事を発表したのだ。スタンダードに「東北イーグルス」とでもしておけばいいものを、この「ドカベン パロ野球編SS」のオリジナル球団として出てきそうなダサいネーミングに球界関係者は総じて脱力。ゴールデンイーグルとは東北を中心に生息している天然記念物・イヌワシの事。仙台でイヌワシと言えば、サッカーのJ2・ベガルタ仙台のマスコット・べがっ太くんが定着しており、明らかに故意のパクリ行為とみて、ほぼ間違いないだろう。審査小委員会ではナベツネらの息のかかった老体経営者達による陰謀で圧倒的優位に立っている楽天だが、宮城県民は圧倒的にライブドアを支持しており、卑劣なやり口の楽天に対しては冷たい反応を示している。宮城県民の壊滅的な支持率を手っ取り早く上げようと仙台の象徴・べがっ太くんのイメージを拝借すると言う狡猾な手段は当然、逆効果。ライブドアからは商標の共有を求める様な打診があったと言うが、楽天からは何の打診もなく、一方的にパクられたとの事。ヴィッセル神戸のオーナーとして、ベガルタ仙台潰しの狙いも見え隠れしており、「またもパクり戦略か!」と宮城県民はこのネーミングに怒りを爆発させている模様。自らパクっておきながら、他者にはパクらせたくないのか、既に、商標登録申請を行ったと言う三木谷社長は「東北地区をベースに愛されるチームを作る為、東北全てに共通する名前を選んだ。(ダイエーは『若タカ軍団』と呼ばれてますが)ウチは『イヌワシ軍団』と呼んで下さい」と、いけしゃあしゃあとコメントした。

 横浜,阪神も一場へ裏金授与発覚! 砂原,久万オーナー、相次ぐ辞任表明!
ナベツネが表舞台から名目上、消える要因となった明大・一場に対する裏金問題が更なる波紋を呼び起こした。19日、横浜・砂原オーナー宛に送られた匿名文書により、一場に対して、巨人同様の裏金譲渡を指摘され、調査の結果、スカウトが昨年末から今年5月にかけて「食事代」の名目で計60万円を授与した事実が明白なものとなったのだ。更に、横浜と一場争奪戦を繰り広げていた阪神までが、昨年12月から今年3月の3回に渡り、「食事代」「タクシー代」の名目で25万円の裏金を渡していた事が発覚。いずれも巨人の裏金問題が露呈した時点で、スカウト側に対して、不正がない事を確認したと言うが、詳細な調査を行った事で次々と不正が明らかになるお粗末な展開となった。急遽、都内で会見を行った砂原オーナーは自由獲得枠での入団が決定的となっていた一場の獲得を断念すると共に、自ら引責辞任する事を発表。謎の匿名文書の差出人については、巨人に圧力をかけた右翼団体とは違う事を強調したが、明大・別府前総監督にも届けられた怪文書の文面を見る限り、同一犯の可能性が高そうだ。一方、阪神・久万オーナー,野崎球団社長も同様に辞任する意向を表明。有力選手の殆どが貰っているであろう、しかも微々たる金額の裏金を授与したに過ぎないと言うのに、オーナーを3人までも辞任に追い込む大問題の当事者として、2度も引っ張り出された最大被害者・一場は明大野球部を通して「帰りのタクシー代を何回か戴いた。こうした行為が学生野球憲章に触れると言う意識が薄れ、各方面の関係者に大きなご迷惑をお掛けた事を深くお詫びしたい。出来る事なら野球は今後も続けたい」とコメントを残したが、今回の件でまたもや進路が宙に浮いてしまう形となったのは間違いない。明大・別府前総監督は「大した額じゃないが、(裏金は)貰っているだろう。しかし、既に巨人の件で制裁は受けており、終わっている話。蒸し返しで、一場が可哀想だ。横浜に『一場はどうなるんだ』と聞いたがはっきりとは答えてくれなかった。野球をやりたい子が、これで殺されたらたまらない」と、一場を擁護。巨人・桃井球団社長も「私達は一場君がプロで活躍出来る様に各方面にお願いしてきた。こんな形になって残念と言うかショック」と動揺を隠せない。実際の所、プロ球界は、一場の遙かに上を行く裏金により、巨人や読売、はたまたジャイアンツ等に入団した銭ゲバ選手の吹き溜まりであろうが、たまたま露呈したに過ぎないと言うだけで現役銭ゲバ選手達を凌ぐダーティーイメージが入団前からすっかり擦り込まれてしまった一場。日本ハム,中日らは関心を示しているが、ヤクルト・多菊球団社長の様に「渡す方も悪いが、貰う方も悪い。もう倫理的にどこも獲れないだろう」と漏らしている声もある。まかり間違っても、楽天入りして、更なるダーティーイメージを塗り重ねる事がない様に祈るばかりだ。