球界トピックス

10月16日


オープン戦:ナゴヤドーム:中日0勝1敗
L  000110000  2
D  000000000  0
勝:ハンニバル1勝0敗
負:人斬り抜刀斎0勝1敗
S:豊田1S
本:ベンちゃん1
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 守乱に貧打で屈辱の完封負け!
V2を果たしたダイエーがよもやの日本シリーズ出場辞退となり、不戦勝と言う不本意な形ながらも50年ぶりの日本一に輝いた中日。折角の準備を無駄にするのは興行的にも勿体ないと、急遽、組まれる事となった西武とのオープン戦第1戦。西武は2回、中日先発・人斬り抜刀斎に対して、先頭のベンちゃんがライトフェンスを直撃。クッションボールの処理を英智が大きく誤った隙にベンちゃんは一気に三塁へ。しかし、中島,野田と相次いで前進守備の内野ゴロに倒れて、二死となると、高木浩が敬遠された後、ハンニバルが見逃し三振に倒れて、二者残塁。一方、西武先発・ハンニバルに対して、中日は3回までパーフェクトと沈黙。0−0の儘、迎えた4回、西武は一死からベンちゃんがレフトポール際最前列飛び込むに最短距離アーチを放ち、ついに均衡を破る先制点をゲット。続く5回には二死から佐藤,赤田の連打で一、三塁。しかし、ここでフェルナンデスの打球は平凡なライトフライとなり、二者残塁…と思いきや、このイージーフライを守備力には定評のある英智がまさかの落球。この間に佐藤が返って、西武はタナボタの2点目。2点を追う中日はその裏、先頭のリナレス議員がハンニバルのエラーで出塁。一死後、谷繁のカス当たりはホームベース手前に止まるキャッチャーゴロ。すかさず、これを拾った野田はいかにも谷繁にタッチしたかの様な動きを見せて、二塁へ転送するも、これが事件の発端となる。実際にはノータッチにも拘わらず、野田の動きに攪乱された橘高球審は谷繁のアウトを宣告。しかし、この橘高球審のジェスチャーが野田の陰に隠れたか、二塁塁審・杉永はタッチプレーに変わった事に気付かず、野田からの送球を中島が受けた所でアウトのジャッジ。中島はリナレス議員にタッチしない儘、一塁へ転送するも、結局、二塁はセーフの判定。野田が余計な動きをしなければ、悠々、ゲッツーが完成していた所だが、ともあれこの判定に激怒した伊東監督は元阪急・上田監督ばりの猛抗議(本人曰く「抗議」ではないらしい)を敢行。判定は覆らなかったものの、アナウンスをした橘高球審に審判側のミスを明言させ、謝罪させた所で、49分に渡る中断の末、ようやく試合は再開。ここで打席はタイムリーエラーの汚名返上といきたい英智だったが、あえなくキャッチャーへのファールフライに終わり、一体、伊東監督のロング抗議は何だったのかと言いたくなる程、呆気なくこの回の攻撃が終了。7回には一死からオチョアがヒットで出るも、続くリナレス議員がセカンドゴロゲッツー倒れる最悪の展開で、結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。8回、西武は中日2番手・岡本に対して、赤田の四球,カブレラのヒットで一死一、二塁のチャンス。ここでベンちゃんの打球はセカンド正面のゴロ。カブレラにタッチに行った荒木だが、その儘、突っ込んできたカブレラのタックルを食らって、昏倒。この間に二塁走者・赤田が一気に生還し、3点目…と思いきや、カブレラが守備妨害を取られて、ゲッツーとなり、結局、無得点。その裏、中日は西武2番手・小野寺に対して、二死から代打・ショーゴーが四球で出塁。ここで岡本に代わり、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは森野。しかし、森野はライトへの平凡なフライに倒れて、ショーゴーは一塁に釘付け。土壇場9回には西武守護神・豊田の前に三者凡退に終わり、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。打っては僅かに2安打,守っては2失策と名手・川相が悪夢のフル欠場となった事が大きく響き、敗れるべくして敗れた中日はエース・人斬り抜刀斎を立てながら、先手を取られる苦しい展開となった。

 メカゴジラ、涙のFA宣言決意! 球団側の冷たい対応に号泣!
首位打者争いに食い込むなど、自己最高の成績を残したメカゴジラが移籍前提のFA宣言をする事が明らかになった。今季最終戦を終え、取材を受けたメカゴジラは、1日に球団側から呼び出され「お前の野球人生だから好きにしてくれ」と、FA宣言したら引き留めない方針を突き放す様に言い渡された事を暴露。FA権を行使するか迷っていたメカゴジラだったが、この球団側の冷たい対応に「こちらからは条件提示もしてないし、何も望んでない状態だったのに、涙が出るくらい悔しい気持ちでした」と、FA宣言する事を決意したと言う。「横浜にはいたい けど、そういう(FA残留出来ない)方針ですから。野球をやらせて貰えるなら、どこでも拘らない」と、涙ながらに語った。これを受けた峰岸球団社長は「(移籍の話は)聞いていない。担当からは残って貰える様に話をすると聞いている。FA宣言しても残って貰いたい」などと、これまで一貫していた方針を覆す様なコメントを残したが、メカゴジラが決意に至った経緯を考えると、移籍は避けられない状況かもしれない。

横浜:横浜8勝19敗1分
S  001000011  3
YB 000000020  2
勝:石井4勝2敗5S 負:アゴくら4勝8敗10S S:五十嵐亮5勝3敗37S
本:金村弟15