球界トピックス
10月9日 YB−S(横浜):雨天中止
オープン戦:福岡ドーム:ダイエー1勝2敗
L 210012000 6
H 000410000 5
勝:長田1勝0敗
負:斉藤0勝1敗
S:豊田1S
本:フェルナンデス1,2、井口2、J.マッケンジー2、中島1、野田1
斉藤、悪夢の4被弾! ダイエー、日本シリーズ出場辞退の危機!
V2を果たしたダイエーが名手・川相を擁する難敵・中日との日本シリーズまで間が空いてしまった事で、調整の為に取り入れた西武とのオープン戦第3戦。今季、対西武戦で打たれまくっているダイエー先発・斉藤はこの日も相性の悪さを露呈。初回にフェルナンデスの2ランで先制点を許すと、2回にはまたもフェルナンデスにタイムリーを浴び、3点目を献上。一方、西武先発・弓長に対して、3回まで1安打と抑え込まれていたダイエーは4回に反撃開始。井口,J.マッケンジーのソロアーチで2点を返すと、更に、二死一、二塁の場面で鳥越が2点タイムリー二塁打を浴びせて、一気に逆転に成功。直後の5回にまたまたフェルナンデスにこの日2本目となる同点弾を叩き込まれるも、その裏、中島のタイムリーエラーで再び勝ち越し。しかし、6回、西武はエラーの汚名返上に燃える中島が同点アーチをぶち込むと、続く野田もレフトスタンドへ一発を放って、1点のリード。投手6人を注ぎ込む必死の継投で逃げ切った西武は2勝1敗と勝ち越し。ダイエーは日本シリーズ出場辞退の危機に追い込まれた。
広島:広島11勝17敗
G 000000100 1
C 00100012× 4
勝:長谷川2勝1敗
負:鴨志田0勝1敗
S:大竹6勝5敗16S
岩館、プロ初打席で会心の二塁打! 怒りの内海、6回1失点の好投!
この日の先発マウンドは、高校時代の女房役・李を人質に取られて、3年越しで巨人入りしたルーキー・内海。7日、人質の役目を終えて、最早、用済みとばかりに李が戦力外通告を受けた事で怒りを隠せない内海は2回には三者三振の快投を見せるなど、ここまで6人をピシャリ。3回、尾形のタイムリー二塁打で先制点を献上するも、6回まで僅かに3安打1失点と言う好投を展開。力投の内海を援護したい巨人打線は7回、一死二塁から内海の代打・川中がレフト前に弾き返して、一、三塁とすると、ガッツな貴公子・仁志がショートへのタイムリー内野安打を放ち、試合は振り出しに。なおも一死一、二塁のチャンスだったが、途中から守備に入っている山田は空振り三振。スタートを切っていた川中も三塁で刺される最悪の三振ゲッツーで1点止まりと、川相不在が故のツメの甘さを露呈。その裏からマウンドに上がった鴨志田に対して、広島は一死から森笠,松本奉の連打,東出の四球で満塁とすると、代打・浅井がライト前へタイムリーを浴びせて、再び勝ち越し。続く8回には尾形,新井の連続タイムリーでダメ押しの2点を追加。土壇場9回、広島抑えの大竹に対して、一死走者なしの場面で入団前から名手・川相(中日)を信奉しているナイスガイルーキー・岩舘がついに代打で登場。待望のプロ初打席を迎えた岩舘は川相の食らい付くバッティングを手本にレフトオーバーの二塁打を放ち、プロ初安打をマーク。しかし、この後、ガッツな貴公子・仁志,山田と倒れて、岩舘は二塁に釘付けと最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。岩舘の会心の一打,内海の好投と若い力が将来性を覗かせたが、このタイムリー欠乏症が解消されない限り、巨人の未来はどこまでいっても暗いものとなりそうだ。