球界トピックス

10月7日


オープン戦:福岡ドーム:ダイエー1勝1敗
L  230004200 11
H  000000100  1
勝:霊感投手・松坂1勝0敗
負:和田0勝1敗
本:ベンちゃん1、高木浩1
 和田、まさかの5失点KO! 西武、打線爆発で1勝1敗のタイ!
V2を果たしたダイエーが名手・川相を擁する難敵・中日との日本シリーズまで間が空いてしまった事で、調整の為に取り入れた西武とのオープン戦第2戦。ダイエー先発・和田に対して、西武は初回、カブレラ,ベンちゃんの連続タイムリーで2点を先制すると、続く2回には赤田のタイムリー,フェルナンデスの2点二塁打で3点を追加し、早くも和田をKO。序盤でがっちり主導権を握った西武は6回にはベンちゃんのグランドスラムで一気に4点をあげると、7回には高木浩に2ランが飛び出し、11点目。投げては霊感投手・松坂が6回を4安打無失点の好投を見せ、中3日での第5戦先発を睨んで早々と交代する余裕の展開。ダイエーは7回に2番手・小野寺からバルデスのタイムリー二塁打で完封を免れるのが精一杯。前夜とは対照的な展開で西武が圧勝し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

神宮:ヤクルト10勝17敗1分
G  020000000  2
S  00210110×  5
勝:霊感投手・高井4勝1敗
負:春風亭半ケツ5勝10敗
S:五十嵐亮5勝3敗36S
本:堀田3、稲葉18
 タイムリー欠乏症露呈で3位転落! 春風亭半ケツ、6回KOで10敗目!
上原,カリメロ,チョコが登録抹消となり、西村,南の両ルーキー、そして、入団前から川相を信奉していたナイスガイ・真田が今季初めて一軍に昇格と来年モードに突入している巨人。それでも、川相二世を目指す岩舘の昇格はまたも茂雄の圧力によって阻止され、試合前から重苦しいムードに包まれた。ヤクルト先発の霊感投手・高井に対して、巨人は2回、ヒットのペタジーニを一塁に置いて、堀田が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ3号2ランを叩き込み、2点を先制。一気に畳みかけたい所だったが、後続3人はあっさり凡退と川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く3回には先頭のガッツな貴公子・仁志が四球で出るも、清水はセンターフライ。怒涛のチャンスブレイカー・ニックンも無茶振りでどん詰まりのセンターフライに終わる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。この際、志田の悪送球で仁志は二塁へ進むも、小久保は空振り三振に倒れて、結局、無得点とまたまた川相不在の弊害を露呈拙攻続きの味方打線,川相不在のヘッポコ内野陣,女房役は移籍初スタメンのボン野村と言う三重苦に早くも精神的に追い詰められた巨人先発・春風亭半ケツはその裏、志田,宮本に連打を許すと、中井美穂の旦那・古田を歩かせて、二死満塁のピンチ。ここで寿司職人ラミレスに2点タイムリーを浴びて、試合は振り出しに。追い付かれた巨人は直後の4回、一死満塁と絶好の勝ち越しのチャンスを掴みながら、春風亭半ケツが空振り三振,ガッツな貴公子・仁志もライトフライに倒れて、三者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈相変わらずの無様な攻撃に落胆の色を隠せない春風亭半ケツはその裏、稲葉にライトスタンドへ18号ソロを叩き込まれて、勝ち越し点を献上。1点を追う巨人は5回にはニックンが無茶振りでどん詰まりのピッチャーゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あえなく三者凡退に終わると、6回も簡単に3人で打ち取られ、またまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈相変わらず、一発が出ないと如何ともしがたい打線に憤りを隠せない春風亭半ケツはその裏、先頭の稲葉をセカンドゴロに打ち取りながら、カバーリングに入った際に仁志からの送球を落球。続く畠山に痛打された後、暴投を犯して、二、三塁となった所で志田にセンターへの犠飛を許して、4点目を献上。7回には2番手・真田が茂雄とチンピラ三山元代表の愚行により、心酔している川相を失ったショックから寿司職人ラミレスにタイムリー二塁打を浴びて、5点目を献上。結局、巨人は5回以降、一人の走者も出せない体たらくで大惨敗。若手を積極的に登用してすら、一発依存症,タイムリー欠乏症を露呈して敗れるべくして敗れた巨人は3位転落。若手陣までが金満補強の余波で飼い殺され続けているうちに、一発を打てない限り上には上がれないと言う意識に取り込まれてしまったのか。また、この日、前略・三沢興一,川本,李,入野,福井,井出の6人が戦力外通告を受けた。特に、李の解雇は昨秋、自由獲得枠で入団した「内海を獲得する為の人質」としての存在感しかなかったと言わんばかりのタイミングで内外から非難が殺到。また、ヒゲ入来のワガママに振り回され、緊急トレードされるなど迷惑千万の井出も怒り心頭でトライアウトを受けてでも、現役続行に拘る意向を示している。更に、来季、助監督として中畑清氏に就任要請している事が明らかになったが、巨人の「助監督」と言えば、王さん(現ダイエー監督)が務めた特殊なポストであり、ある意味、聖域とも言える。須藤ヘッドコーチの退任が決まっているにも拘わらず、何故「ヘッドコーチ」ではなく、「助監督」なのか。この陰には、やはり、茂雄の存在があった。中畑氏の就任は先月29日に行われたナベツネとの会談で茂雄が推薦したと見られているのだ。「4番」「2番ショート」と言った聖域を無惨に潰してきた実績もあり、その上、王さんに激しいコンプレックスを抱いている茂雄が新たな聖域潰しに策略を巡らせたとしても、何ら不思議はないだろう。フロントから現場まで、将来的にも全く明るい展望の見えてこない状況にナインは重苦しい足取りで球場を後にした。

 9月の月間MVP発表! SHINJO、史上5人目の両リーグ受賞!
この日、9月の月間MVPが発表された。セ・リーグ打撃部門はリーグトップの9本塁打,19打点と、ここに来て、持ち前の長打力が爆発し、打点王争いに食い込んできた寿司職人ラミレス(ヤクルト)が2度目の受賞。投手部門は早々と優勝争いから転落した気楽さから、4勝無敗、防御率1.18と文句なしの成績を挙げた上原(巨人)が昨年8月以来となる4度目の受賞を果たした。一方、パ・リーグは日本ハム勢が独占。打者部門はキレンジャーのコスプレに、幻のサヨナラ満塁弾など、水島漫画を遙かに凌駕するキャラクターぶりを見せつけ、ついでにリーグトップの7本塁打20打点,15得点をマークしたSHINJOが阪神時代の1999年5月以来2度目の受賞。両リーグでの受賞は史上5人目だ。投手部門は3勝を挙げたミラバルが初めて選ばれた。

広島:広島10勝18敗
D  000000000  0
C  00010200×  3
勝:小山田4勝2敗 負:山井2勝1敗
本:新井9

横浜:横浜15勝12敗
T  000104000  5
YB 000100000  1
勝:筒井1勝0敗 負:ハマのチンピラ6勝8敗 S:安藤5勝8敗5S
本:悠久の若虎18