球界トピックス

10月2日


 落合監督、本拠地最終戦で川崎先発指名! 日本シリーズ登板の可能性も?
川相効果で見事にペナントを勝ち取った落合監督がご乱心。「明日の先発は川崎。今年の最初は川崎だったんだから、最後も川崎だよ」と、本拠地最終戦となる3日のヤクルト戦の先発投手に、よりにもよって、川崎を指名したのだ。FAで中日に移籍してから故障で3年間、全く一軍に上がれず、詐欺師呼ばわりされていた川崎は今季、開幕戦に誰もが仰天した先発登板。しかし、1回1/3で5失点KOされた川崎は翌日に即登録抹消。再び一軍に上がった4月30日にも先発マウンドに上がったが、一死も取れずに4失点KOの背信投球で即登録抹消。今季で4年契約が切れる為、来季の戦力外が既に決定している。他球団からの誘いがなければ、引退を余儀なくされる川崎をこの期に及んで起用する意図は事実上の引退試合と思われるが、落合監督は「日本シリーズ? それでいいと思うよ」と、日本シリーズに起用する可能性も示唆。流石に、リップサービスかと思われたが、落合監督の目は不気味に光っていた。開幕戦早々、2回で5点のビハインドと言う最悪の状況を作った川崎だが、この後、中日ナインは川相から注入された最後まで諦めないスピリットで見事に逆転勝利を果たしている。全力学園の不屈闘志が109点差をつけられた事で「男球」を身につけた様に、優勝に不可欠な川相スピリットを発動を呼び起こす為には、一度、絶望的な逆境を作り出し、這い上がる必要があったのかもしれない。故意に打たれるのではなく、本気で投げてそこまでの逆境を作り出せる男は川崎しかいない。既に、ナインに浸透していると思われている川相スピリットだが、日本シリーズで更なる進化を図る為の川崎起用…と言うのは、果たして、考え過ぎだろうか。

ダイエー戦争奪練習試合:西武武吹き抜けドーム:西武1勝1敗
F  100004000  5
L  001000003  4
勝:ミラバル1勝0敗
負:弓長0勝1敗
S:横山1S
本:ガッツ2
 
ガッツ、先制弾&決勝打! ミラバル、粘りの好投で1勝1敗のタイ!
V2を果たしたダイエーとのオープン戦対戦権をかけた3連戦。初戦を落とし、崖っ淵に断たされた日本ハムだったが、初回、西武先発・弓長に対して、二死からガッツが2試合連続のホームランを放ち、1点を先制。2回にも一死二、三塁と絶好のチャンスを掴んだが、石本,金子と倒れて、二者残塁。立ち上がりはピリッとしなかった弓長は尻上がりに調子を上げ、3回には木元,ガッツと連続三振に斬って取るなど、3人でピシャリ。一方、日本ハム先発・ミラバルに対して、2回まで無安打と抑え込まれていた西武はその裏、先頭の細川がレフト線へ二塁打を浴びせると、一死後、佐藤がセンター前へタイムリーを浴びせ、細川が同点のホームイン。更に、赤田もライト前に弾き返し、チャンスを拡大させたが、続く貝塚はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で、1点止まり。その後、両投手の投げ合いが続き、1−1の儘、試合は中盤へ突入。迎えた6回表、日本ハムはSHINJOのヒット,木元の四球で無死一、二塁のチャンス。ここで先制打を放っているガッツがライト前へ勝ち越しタイムリーを浴びせると、続く青波の長瀬もライト前へタイムリーを放ち、弓長をKO。更に、オバンドーのヒットで一死満塁となった所で3番手・ミッチーからミスタースナイパー・坪井のタイムリー,代打・エチェバリアの押し出し四球で2点を加え、この回、大量4点。7,8回といずれも走者2人を背負うピンチを切り抜けたミラバルだったが、完投目前となった土壇場9回、一死から佐藤,赤田に連打,代打・シバタオーに四球を与えて、満塁のピンチ。ここでカブレラにセンターへの犠飛を許すと、ベンちゃんにはセンター前へ2点タイムリーを浴び、KO。楽勝ペースが一転して1点差と言う追い詰められた場面で登場となった守護神・横山はフェルナンデスをセンターフライに打ち取り、逃げ切りに成功。これで対戦成績は1勝1敗のタイとなり、決着は第3戦へもつれ込んだ

ナゴヤドーム:中日11勝15敗
S  000001410  6
D  000000001  1
勝:ゴンザレス4勝1敗 負:平松1勝1敗
本:寿司職人ラミレス29、高橋光1

広島:広島12勝13敗1分
T  000000002020  4
C  000000101020  4
本:ゼブラ今岡27、尾形4、キュラソ星人34、求道者・前田21