球界トピックス
9月30日
神宮:ヤクルト14勝11敗
D 010020000 3
S 01020002× 5
勝:石井3勝1敗5S
負:岡本9勝4敗
S:五十嵐亮5勝3敗34S
本:寿司職人ラミレス27,28
名手・川相、悪夢のフル欠場! 落合監督、大チョンボ采配で胴上げならず!
5年ぶりの優勝へ王手をかけた矢先、雨で試合が流れて、足踏みとなった中日。この試合に敗れれば、地元ナゴヤドームでの胴上げの可能性が大きく広がるとは言え、それでも一刻も早く優勝を決めたいナインの心境とは裏腹に、落合監督は名手・川相をまたもやベンチに置く大チョンボ采配を敢行。動揺を隠せない中日ナインは初回、ヤクルト先発・藤井の制球難をついて、2つの四球で二死一、二塁と先制のチャンスを掴むも、ここで谷繁が空振り三振に倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。しかし、続く2回、渡辺,英智のヒットで一死一、二塁。ここで小笠原が一塁前にまともに頃がしてしまうヘッポコバントをかまし、渡辺は三塁で封殺されるも、続く荒木がセンター前へタイムリーを放ち、1点を先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、井端は見逃し三振に倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。自らのバント失敗等で大量点を奪う機会を失い、落胆の色を隠せない中日先発・小笠原に対して、ヤクルトはその裏、一死から寿司職人ラミレスがレフトスタンドへ27号ソロを叩き込み、あっと言う間に試合は振り出しに。追い付かれた中日は直後の3回、一死一、二塁のチャンスを逃すと、4回には先頭の英智がヒットで出たにも拘わらず、またも小笠原がヘッポコバントでゲッツーを食らう最悪の展開。度重なる失態に憤りを隠せない小笠原はその裏、一死から中井美穂の旦那・古田にヒット,寿司職人ラミレスに四球を許し、一、二塁となった所で金村弟にレフト前への勝ち越しタイムリーを浴びて、失意のKO。更に、代わった2番手・久本も稲葉を歩かせ、満塁となった所で土橋にライトへの犠飛を許して、3点目を献上。しかし、最後まで諦めない川相スピリットが注入されている中日ナインが2点のビハインド程度で意気消沈となる筈もなく、直後の5回、先頭の井端がライトフェンス直撃の二塁打で出ると、続く立浪がセンター前ヒットで、一気に本塁へ突入。ギリギリアウトか…と言うきわどいタイミングだったが、稲葉からのショートバウンド送球を中井美穂の旦那・古田が後逸し、1点差。この間に二塁へ進んだ立浪は続くオチョアのサードゴロで岩村が一塁へ送球した隙に積極果敢に三塁を陥れる好走塁。すると、この走塁を生かすべく谷繁がセンターへきっちり犠飛を打ち上げ、立浪が同点のホームイン。6,7回と沈黙していた中日は8回も簡単に二死を取られたが、ここからショーゴー,英智と連打を浴びせて、一、二塁と勝ち越しのチャンス。ここでいよいよ名手・川相が代打で登場か…と思いきや、出てきたのは高橋光。しかし、高橋光はライトフライに倒れて、二者残塁とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。折角、掴みかけた流れをむざむざ手放してしまった中日と、それを引き寄せたのがヤクルト。その裏、中日5番手・岡本に対して、先頭の宮本がセカンドへの内野安打で出ると、二死後、寿司職人ラミレスがレフトスタンドへこの日2本目となる28号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。土壇場9回、ヤクルト守護神・荒木に対して、中日は先頭の荒木がセンター前ヒットで出ると、五十嵐亮の暴投で二進。しかし、この後、井端,立浪,オチョアと打ち取られ、荒木は二塁で釘付けと最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。1点を争うゲームでこそ真価を発揮する名手・川相をフル欠場に追い込んでしまった落合監督のオレ流大チョンボ采配により、敗れるべくして敗れた中日の優勝は持ち越し。1日からはナゴヤドームでの試合が続く為、幸か不幸か、地元での胴上げの可能性が高まった。
史上最高齢の指揮官誕生! 仰木さん、監督就任要請を正式受諾!
近鉄とオリックスの合併新球団の監督に仰木さんが就任する事が正式に決まった。ファンを無視し、選手会を無視した卑劣な合併により、ファン離れは必至の状況。中村GMはこの苦境を打開出来るのは近鉄とオリックスの両球団で優勝を果たした仰木さんしかいないと、24日、高齢による体力面の不安をそっちのけで就任を打診。公式戦の最中で伊原監督の辞任も決まっていなかった事もあり、返答を保留していた仰木さんだったが、28日に伊原監督の解任が正式に決定。そして、この日、仰木さんは球団に対して、就任要請を受諾する意向を示したとの事。水島の呪いや下柳(阪神)の死神ボールを恐れた事は勿論だが、オリックスフロントの性根の悪さを見越して国外亡命の道を選んだかつての教え子・鈴木一朗(マリナーズ)を激励すべく、渡米中の仰木さんは「私の野球経験が役立つなら、(卑劣な合併により生まれた)新球団のスタートに全てを注いで取り組もうと決意した。(経営者側に裏切られ、失意のどん底にある)選手達がやる気を起こす様なチーム作りを第一にしたい。近鉄の『猛牛いてまえ野球』の伝統,オリックスの『がんばろう神戸』の精神を継承したチーム作りこそ、私の使命だと考えている」と抱負を語った。尚、69歳での監督就任は1994年の故根本陸夫氏(ダイエー)の68歳を越える日本球界史上最高齢となる。
第1回審査小委員会開催! 審査基準6項目を決定!
この日、都内の監査法人事務所で審査小委員会の第1回会合が開かれ、新規加盟申請しているライブドア,楽天の審査について話し合った。監査法人に両社の財務状況分析を10月25日までに結果が出る様に依頼した他、6つの審査基準を決定。その内容は〈1〉参加申請書の妥当性、球団経営の継続性、安定性、発展性,〈2〉野球協約との整合性,〈3〉専用球場等の施設能力、観客の需要,〈4〉選手、コーチ陣の確保の見通し(監督も含む),〈5〉親会社と球団の経営状況の分析,〈6〉公共財としてふさわしい企業、球団か…と言うもので「『悪の三巨頭』(=巨人・ナベツネ元オーナー,西武・堤,オリックス・宮内両オーナー)と癒着がないか」「『悪の三巨頭』にたぶらかされていないか」「『悪の三巨頭』に操られていないか」「『悪の三巨頭』から不当なバックアップを受けていないか」「嫌がらせでパクリ行為を連発する悪質な行為をとっていないか」「社長が『サッカーを選んで良かった。プロ野球には関心ありません。ややこしくて、関わりたくないですね。球団の経営が大変だろうし、その為の時間も取れないだろうし』などとぬかしてから、僅か2ヶ月で掌を返す様な、ファンに不信感を抱かせる言動を吐いていないか」などと言った項目は残念ながら、含まれていなかった。同委員会は、今後は週2回のペースで招集される予定で、10月1日には本拠地として申請されている県営宮城球場を視察。10月6日にはライブドアと楽天の公開ヒアリングを行う事が決まっている。審査経過は実行委員会に順次報告され、10月29日の実行委員会で合否を承認。11月2日のオーナー会議で正式決定となる運びだ。
甲子園:阪神10勝15敗
YB 002020001 5
T 000010020 3
勝:マレン6勝9敗 負:福原10勝13敗 S:アゴくら4勝7敗8S
本:T.ウッズ44、悠久の若虎17、メカゴジラ19