球界トピックス

9月28日


神宮:ヤクルト13勝11敗
D  000002200  4
S  000011000  2
勝:人斬り抜刀斎16勝7敗
負:石川10勝11敗
S:岩瀬2勝3敗22S
本:稲葉17、井端6、ショーゴー2
 
ショーゴー、2試合連続決勝弾! 中日、ついに優勝へ王手!
この日、勝てば、悲願のリーグ制覇へ王手となる中日。その中日先発・人斬り抜刀斎は4回まで2つの四球を出しただけのノーヒットピッチングを展開。一方、ヤクルト先発・石川も5回まで僅かに1安打に抑える息詰まる投手戦となった。0−0の均衡を破ったのはヤクルト。迎えた5回裏、先頭の稲葉がレフトスタンドへ17号ソロを放ち、待望の先制点をゲット。この期に及んで名手・川相をスタメン起用しない落合監督の大チョンボ采配により、打線が繋がらずにいた中日だったが、直後の6回、先頭の人斬り抜刀斎が川相不在とあっては自分が活路を開くしかないとばかりにセンターの頭上を越える執念の二塁打で出塁。続く荒木のピッチャーゴロで一死三塁となった所で井端が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ6号2ランを叩き込み、一気に逆転に成功。しかし、その裏、ヤクルトは稲葉のタイムリー内野安打で1点を返し、試合は振り出しに。追い付かれた中日は直後の7回、先頭の渡辺がレフト前へ弾き返すと、続くショーゴーが川相不在では一発に賭けるしかないとはがりにレフトスタンドへ2試合連続2号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。4−2の儘、迎えた土壇場9回、中日は二死から英智がヒットで出塁。ここで打席には8回裏からサードの守備に入っている名手・川相。誰もがチャンス拡大を期待する中、何と英智が牽制で刺され、スリーアウトチェンジ全国民が楽しみにしていた川相の不惑初打席を潰してしまうと言う英智の大チョンボに嫌なムードが漂ったが、名手・川相は少しも腐る事なく、逆に、英智に励ます様に声をかけながら、颯爽と守備位置へこのとてつもなく器のでかい男をバックに背負う絶大なる安心感の下、3番手・岩瀬は3人でピシャリと抑え、逃げ切りに成功マジックは一気に2つ減って、「1」となり、5年ぶりの優勝へついに王手をかけた

東京ドーム:巨人16勝10敗
C  002020000  4
G  000100100  2
勝:黒田7勝8敗
負:春風亭半ケツ5勝9敗
S:大竹5勝5敗14S
本:シーツ21,22、小久保41、マッスル千代の富士30
 
一発依存野放し野球で大惨敗! V奪回の可能性完全消滅!
数字上のV逸確定も目前に迫り、モチベーションはどん底状態の巨人。この期に及んで、一発に頼り続ける無様な野球を続けるなど、来年に繋がる何かを全くもたらす気配もない様で、この日も広島先発・黒田の前に初回、あえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には一死からマッスル千代の富士がライト前に弾き返すも、ペタジーニは簡単にレフトへ打ち上げ、恐怖の残塁量産マシン・ニックンも無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを発揮して、結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈不甲斐ない味方打線に憤りを隠せない巨人先発・春風亭半ケツに対して、広島は3回、先頭の森笠がセンター前ヒットで出ると、続くシーツが左中間スタンドへ21号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を追う巨人はその裏もあっさり三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈。4回も簡単に二死を取られたが、ここで小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ41号ソロを放り込み、1点差。しかし、所詮、その場限りの一発では勢いなどつく筈もなく、続くマッスル千代の富士は空振り三振に終わり、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈相変わらず、一発でしか点の取れない打線に辟易とする春風亭半ケツは直後の5回、先頭の森笠にバントヒットを許すと、先制弾を浴びているシーツに左中間スタンドへ2打席連続の22号2ランをぶち込まれ、4点目を献上。5,6回と走者を出しながら、あと一本が出ない拙攻続きの巨人は7回、一死からマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ30号ソロを叩き込み、2点目。更に、ペタジーニがセンターフェンス直撃の二塁打を浴びせ、一気に畳みかけたい所だったが、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは無茶振りでライトフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。続く阿部も空振り三振に倒れ、ペタジーニは二塁に釘付けとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。この後、巨人は一人の走者も出せず、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。相変わらずの深刻極まりない一発依存症,タイムリー欠乏症により、敗れるべくして敗れた巨人は数字の上でも優勝の可能性が消滅。下からは阪神がジワジワと不気味に差を詰めており、Bクラス転落の危険性も出てきた。

甲子園:阪神10勝14敗
YB 000002100  3
T  02100100×  4
勝:井川12勝11敗 負:土肥4勝4敗 S:久保田4勝4敗3S
本:ゼブラ今岡26、多村39