球界トピックス

9月20日



自慢の強肩を披露するキレンジャー

スタンドのファンに応えるモモ&アオレンジャー

黙々と守備練習に取り組むアカ&ミドレンジャー

ベンチで雑談を交わすゴレンジャー

札幌ドーム:日本ハム9勝14敗2分
H  206000220  12
F  202104004× 13
勝:河本組長1勝1敗
負:三瀬4勝3敗28S
本:ガッツ17,18、井口23、本間2、SHINJO22,23、宮地2、ズレータ35
 
神懸かりの宇宙人! キレンジャー・SHINJO、幻のサヨナラ満塁弾!
宇宙人・SHINJOが外野手陣を巻き込んで、予告通りのかぶりものパフォーマンスを敢行した。子供が喜ぶ集団モノと予告していた事で戦隊モノであると予想されていたが、グラウンドに現れたのは現役のデカレンジャーではなく、戦隊モノの元祖であるゴレンジャー。当然、言い出しっぺのSHINJOがリーダーのアカレンジャー…と思いきや、カレー大好きキレンジャーで意表をついた。代わって、アカレンジャーを務めたのはヒチョリ。アオレンジャーには島田,ミドレンジャーにはミスタースナイパー・坪井が任命され、人身御供とも言えるモモレンジャーは石本が押しつけられた。5人は、体は日本ハムのユニフォーム,顔はゴレンジャーと言う異様な出で立ちで外野ノックを受け続けると、ベンチに戻っても、しばらく、その格好の儘、談笑。その様子は端から見ると不気味そのものだったが、ファンは大喜び。ここまで2戦2勝と縁起のいいパフォーマンスに気合いの入るSHINJOは自ら追撃アーチを放つなど、一時は6点差を跳ね返す大逆転。しかし、万一、代替試合があった際にも、V2を確定させたいダイエーは首位の底力を見せ、宮地の一発で再逆転を果たし、土壇場9回、3点リードで守護神・三瀬を投入する必勝体勢。しかし、粘る日本ハムは三瀬を攻め立て、一気に3点を奪って、ついに同点。なおも満塁のチャンスに登場したSHINJOは左中間スタンドへこの日、2本目となる23号満塁アーチを叩き込み、サヨナラ勝ち…と思いきや、SHINJOは興奮の余り、一、二塁間で待ち構えていた一塁走者・田中幸と抱き合い、この時に体位が入れ替わって追い抜いてしまう大チョンボ。サヨナラこそ成立したものの、記録はシングルヒットに…。ともあれ、かぶりパフォーマンス効果か、最終回に大量7点(記録上は4点)を奪う神懸かり的な逆転勝利で大打撃戦を制した日本ハムはシーズン終了後のオープン戦出場に大きく近付いた。しかし、お立ち台に立ったSHINJOは「明日も勝つ!」と、叫べば、翌日は必ず負けていた阪神時代の不吉なフレーズを口にしてしまい、ファンを不安に陥れてしまう事に…。余談だが、モモレンジャー役を強いられた事で失意の石本は4タコに終わった。


ナゴヤドーム:中日12勝13敗1分
G  000201300  6
D  000000022  4
勝:上原12勝5敗
負:グスマン10勝5敗
本:阿部31
 川相スピリット健在! 中日、9回二死から驚異の粘り腰! 
ストライキで2試合もの直接対決が潰れ、最早、「数字上は可能」と言う言葉が気休めになる程度しか、逆転の余地が残されていない巨人例年ならば、最後まで諦めない男・名手・川相がいる事でモチベーションを保ちうる環境にあったが、今年は川相が自軍にいるどころか、首位・中日に所属している辺り、絶望の2文字しか見えてこない「茂雄に福嗣君の弱みを握られている説」が根強く囁かれている落合監督のオレ流大チョンボ采配に期待するしかない状況に巨人ベンチは試合前から重苦しいムードに包まれた。代替試合がなければ、これが最後の直接対決と言う事で巨人に引導を渡すべく、この日こそ名手・川相のスタメン起用が期待されたが、落合監督は例によって、巨人の期待通り、川相にベンチを温めさせる大チョンボ采配を敢行。怒り心頭の中日先発・グスマンの前に巨人は3回まで阿部が四球を選んだだけのノーヒットと抑え込まれ、5つの三振を奪われる有様。しかし、川相不在を補うべく飛ばし過ぎたグスマンに疲労の色が見え始めた4回、先頭の清水が四球で出ると、一死後、小久保がレフト前に弾き返して、一、二塁。ここでマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー二塁打となり、2点を先制。なおも一死二塁のチャンスだったが、ペタジーニは空振り三振。怒涛のチャンスブレイカー・ニックンも無茶振りでどん詰まりのセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、マッスル千代の富士は二塁に釘付けと川相不在が故のツメの甘さを露呈。5回には先頭の阿部が歩くと、上原が送って、一死二塁。しかし、ガッツな貴公子・仁志,清水と倒れて、阿部は二塁に釘付けとまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。続く6回には一死から、小久保,マッスル千代の富士の連打で二、三塁のチャンス。ここでペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のセンターフライとなり、小久保が3点目のホームイン。更に、この間にマッスル千代の富士も三塁を陥れたが、恐怖の残塁量産マシン・ニックンは完全に泳がされてどん詰まりのショートゴロに終わり、マッスル千代の富士は三塁に釘付けとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。7回には先頭の阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ31号ソロを叩き込み、4点目。更に、一死後、ガッツな貴公子・仁志,清水の連打,ローズの四球で満塁とした所で小久保が三遊間を破る2点タイムリーを浴びせて、グスマンをKO。なおも、一、二塁のチャンスだったが、代わった山北の前にマッスル千代の富士,ペタジーニと倒れて、二者残塁とまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。一方、巨人先発・上原に対して、川相不在の中日打線は4回、二死一、二塁,5回、一死二塁のチャンスを逃すなど、繋がりに欠ける攻撃の連続。7回にも、谷繁,渡辺のヒットで二死ながら一、二塁のチャンス。ここで5割の代打成功率を誇る名手・川相がいよいよ登場か…と思いきや、出てきたのは高橋光。しかし、高橋光はファーストへのポップフライに終わり、二者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の8回、巨人はニックンが無茶振りでどん詰まりのピッチャーゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを発揮するなど、あっと言う間に二死。ここで悪太郎・堀内監督は上原を引っ込め、代打・江藤を投入。江藤は左中間突破の二塁打を浴びせたものの、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れて、江藤は二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。大量6点のビハインドながら、最後まで試合を諦めない川相スピリットを注入されている中日ナインはその裏から、猛反撃を開始。代打を出された上原に代わってマウンドに上がった2番手・隼人に対して、ピンキー井上,荒木と連続四球を選ぶと、井端がセンター前へタイムリーを浴びせて、隼人をKO。更に、代わった岡島に対して、一死後、オチョアが三塁線を破るタイムリー二塁打。二死後、森野に代わり、今度こそ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのはボンジュール大西。しかし、ボンジュール大西はどん詰まりのショートゴロに倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。土壇場9回、巨人4番手・木佐貫に対して、先頭の渡辺が倒れて、一死となった所で落合監督はようやく名手・川相を代打で投入明らかに宝の持ち腐れである場面で起用された川相だったが、それでも気迫を漲らせ、鋭い眼光で木佐貫にプレッシャーをかける。川相を出してしまうと、相手チームの勢いに火をつけてしまう事を熟知している木佐貫は151kmの速球で空振り三振に抑える渾身の投球を展開。しかし、最も警戒すべき存在である名手・川相を打ち取る為に持ちうる全ての力を注ぎ込んでしまい、急激に疲弊した木佐貫に対して、中日はピンキー井上の四球,荒木のヒット,井端の四球で満塁のチャンス。ここで立浪は一、二塁間を破るタイムリーを浴びせると、オチョアの打席で阿部が捕逸を犯し、荒木が返って、2点差。更に、オチョアも四球を選んで、再び満塁と長打が出れば、逆転サヨナラと言う所まで追い込んだが、最後は谷繁がセカンドゴロに倒れて、ゲームセット。名手・川相の投入があまりにも遅過ぎた落合監督のオレ流大チョンボ采配が大きく響き、勝てる試合をむざむざ落としてしまった中日だが、川相スピリットを存分に発揮した驚異的な粘り腰に中日ナインは確かな手応えを感じていた。一方、試合こそ勝ったものの、怒涛の拙攻三昧を繰り広げ、あわや6点差を跳ね返されるアップアップの展開を演じてしまった巨人ナインは笑顔一つなし。こんなザマでは逆転優勝など、夢のまた夢と思い知らされたか、重苦しい足取りで球場を後にした。

神宮:ヤクルト12勝12敗
T  201000000  3
S  20002000×  4
勝:霊感投手・高井3勝0敗 負:織田裕二6勝9敗 S:五十嵐亮5勝3敗30S
本:ゼブラ今岡25、宮本9、岩村41

横浜:横浜11勝11敗
C  041000000  5
YB 50600010× 12
勝:山田1勝2敗 負:長谷川0勝1敗
本:浅井3

大阪ドーム:近鉄13勝8敗2分
BW 020000000  2
Bu 31007012× 14
勝:近藤1勝0敗 負:具5勝10敗
本:北川19

西武吹き抜けドーム:西武15勝10敗1分
M  001000000  1
L  10230000×  6
勝:帆足10勝3敗 負:小林宏9勝7敗