球界トピックス

9月17日


 球界初のストライキ権行使決定! 根来コミッショナー、引責辞任を表明!
前日に続き、都内のホテルで労働組合・日本プロ野球選手会とNPB(日本プロ野球組織)の労使交渉(協議・交渉委員会)が行われたが、終了予定時刻を4時間もオーバーした末に選手会側は18,19日に日本球界初となるストライキ権の行使を決定した。たとえ合併凍結が無理でも、来季の2リーグ12球団制実施を目指すべく、新規参入球団の促進へ最大限の努力を要望する選手会側に対して、NPB側は「来季からは難しい」「誠意を持って審査」などと、相変わらず、煮え切らない意見を連発し、プロテクト枠の分配変更や、合併対象の両球団の選手の自由契約についても却下する始末。先週の話し合いでNPB側から合併凍結の可能性がゼロではない様な言い回しをされ、ストライキを延期した選手会だが、会議後の会見で実際は検討する気はさらさらなく、ストを延期させる為に取り繕っただけである事を暴露されたとあって、今回は曖昧な言い回しには断固として納得しなかった。選手会側はこの日の17時をタイムリミットに定めていたが、11時から開始の会議は6時間経っても決着がつかず。先週同様に引き延ばし工作を図って今回もうやむやにしようと画策するNPB側は2度に渡る時間延長を申し出たが、結局、最終的に選手会側の最終手段発動を阻止する事は出来なかった。選手会の苦汁の決断に対して、NPB側は「プロ野球はファンあってのもの。試合を行わないのは重大な背信行為です。 統合及び新規参入は経営事項であり、労働事項ではなく、これを理由に労働争議するのは違法性が高く極めて不当なもの」(ロッテ・瀬戸山代表)とぬかし、要望を検討するどころか、損害賠償を要求する事しか考えていないなど、両者に歩み寄る様子は全く感じられず、来週以降もスト決行の可能性は十分で下手をすると、日本シリーズ消滅の危険性も考えられる。尚、このストライキ決行により、ここまで日和見発言ばかりかましてきた根来コミッショナーは辞意を表明した。

 首位攻防戦消滅! ダイエー、2年連続のリーグ優勝内定!?
この日、西武に勝てば、2年連続のリーグ優勝が決定するダイエー。逆転Vへ最後の望みを懸ける西武は霊感投手・松坂を先発マウンドに送り、カブレラ,中島の一発攻勢で主導権を握るが、試合中に18,19日のストライキ決行が決定。直接対決の機会を2試合も失う事となった。ストライキ分の代替試合が行われるかは未定だが、来週もスト権行使の可能性を残しているなど、日程的に難航は必至。代替試合がなければ、西武は逆転優勝のチャンスを完全に断たれる事となり、実質上、ダイエーのV2が内定したと言えよう。しかし、結局、試合には敗れた上、ストライキ決行とあって、ダイエーナインは申し訳ない気持ちで一杯。優勝を内定ではなく確定させたかっただけに、何とも歯痒い展開で王さんの胴上げも自粛せざるをえなかった。シーズン終了後、ダイエーは2位確定の西武と3位チームが対戦権獲得を賭けるオープン戦の勝者と調整試合を2〜5試合ほど行う予定だが、万一、この対戦で3試合敗れる様な事があった場合、日本シリーズの出場は辞退する方針を決めている。一方、セ・リーグでは名手・川相を擁して首位を爆走する中日と2位巨人の最後の3連戦が18日から予定されていたが、これまた2試合が消滅。実際には引導を渡される事になると予想されてはいたものの、僅かながらも残されていた巨人の逆転の可能性は限りなくゼロに近付いたと言っていいだろう。

 日米野球代表メンバー、投票結果発表! ニックン、まさかの選出!
この日、日米野球事務局は11月5日〜14日の間に行われる日米野球の日本代表メンバーとして選出されたファン投票の最終結果を発表した。現在、三冠王をひた走る松中(ダイエー)が最多得票となる16万2598票を獲得した他、五十嵐亮(ヤクルト),J.マッケンジー(ダイエー),SHINJO(日本ハム),福留(中日)が選出。また、金満大補強の弊害をまざまざと見せつける無様な試合展開で大低迷している巨人からは巨人至上主義の盲目的ファンの組織票でもあったのか、大量5人が選ばれたが、その内訳は上原,ガッツな貴公子・仁志,小久保,マッスル千代の富士、そして、あろう事からニックンまで含まれる異常事態毎回、メジャー陣営がそのプレーを間近で見る事を楽しみにしている世界の業師・名手・川相(中日)が外れたのは、茂雄の陰謀により、投票対象が今年の球宴出場選手に絞られた以上、如何ともしがたい所。しかし、ここまで左ふくらはぎ痛,腰痛と相変わらず、ケガに弱く、僅かに78試合の出場に留まり、チャンスにも壊滅的に弱く、打率.263 6本などと言う実にショボい成績のニックンが選ばれると言うのは、実際のプレーぶりをあまりにも軽視するファンが壊滅的に多いのか、はたまた、何らかの圧力が働いているとしか考えられない。この後、監督推薦者が加えられる予定だが、恐らくは茂雄の陰謀により、名手・川相の選出は阻止されるであろう事は想像に難くない。

福岡ドーム:ダイエー11勝14敗
L  030002010  6
H  010001000  2
勝:霊感投手・松坂10勝6敗 負:斉藤10勝7敗
本:カブレラ24、中島27、ズレータ34、井口22

札幌ドーム:日本ハム11勝14敗
Bu 201000001  4
F  000000010  1
勝:パウエル7勝8敗 負:伊集院光の弟子・金村12勝8敗
本:中村19、礒部26、北川18

GS神戸:オリックス15勝10敗
M  000410000  5
BW 000100001  2
勝:渡辺俊12勝6敗 負:川越7勝9敗 S:小林雅8勝5敗19S
本:サブロー5