球界トピックス

9月12日


ナゴヤドーム:中日18勝8敗
C  000000000  0
D  00000002×  2
勝:山井1勝0敗
負:小山田2勝2敗
 
山井、プロ初完投初完封で2年ぶり白星! 英智、決勝2点タイムリー!
優勝するチームには日替わりヒーローが現れる。名手・川相のサヨナラヒットと言う最高の形で3連戦の初戦を飾った中日だが、第2戦では同じく元巨人の平松が今季初先発で粘りの投球を見せ、1年ぶりの白星。そして、この第3戦で久々の先発を任された山井は意気に感じて初回から立ち上がりから快調なピッチングを続け、何と6回までノーヒット。7回も簡単に一死を取ったものの、ここで首位打者・嶋にレフト前に痛打され、快挙達成はならず。更に、続くラロッカを歩かせて、一、二塁と、この試合初めてのピンチを迎えたが、求道者・前田,シーツといずれも外野フライに抑えて、二者残塁。続く8回にも一死から石原にセンター前に弾き返されると、明らかに送りバント狙いの小山田に対して、1球もストライクが入らないストレートの四球を与え、一、二塁のピンチ。しかし、代打・森笠をキャッチャーフライ,新井をピッチャーゴロに打ち取って、ここも無失点で切り抜けた。一方、広島先発・小山田に対して、7安打を浴びせながらここまで0点と攻めあぐねていた中日打線だが、8回裏、何とか好投の山井を援護せんとばかりに先頭のオチョアがセンター前ヒットで出ると、谷繁の犠打で二進。更に、土谷の四球,渡辺のヒットで満塁となった所で英智がセンター前へタイムリーを浴びせ、ついに均衡を破る2点をゲット。連投の岩瀬を温存すべく、9回のマウンドも任された山井は期待に応えて、広島のクリーンアップトリオを見事に退け、2年ぶりの白星をプロ初完投初完封で飾った。しかし、ナイターでヤクルトが巨人を下した為、マジック点灯は14日以降にお預けとなった。

東京ドーム:巨人16勝9敗1分
S  000002010  3
G  000100010  2
勝:石堂6勝6敗
負:林3勝8敗
S:五十嵐亮4勝3敗29S
本:寿司職人ラミレス22、岩村40、ローズ43
 
寿司職人ラミレス、会心の逆転2ラン! 岩村、ダメ押し40号でM点灯阻止!
既に、V奪回は殆ど絶望的とは言え、これ以上、首位・中日に離される訳にはいかない巨人。しかし、デーゲームで中日が会心の勝利を収めた事により、ヤクルトを下してしまうとマジックが点灯してしまうと言う微妙な状況に立たされた。前夜は今までの大拙攻ぶりが嘘の様に打線が繋がった巨人だが、やはり、単なるマグレに過ぎなかったのか、ヤクルト先発・石堂に対して、初回、あえなく三者凡退と早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には二死からマッスル千代の富士がピッチャー強襲安打で出るも、恐怖の残塁量産マシン・ニックンは無茶振りでライトフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、マッスル千代の富士は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。3回には、二死からガッツな貴公子・仁志の二塁打,清水の四球で一、二塁とするも、ローズはファーストゴロに終わり、二者残塁とまたまた川相不在の弊害を露呈。しかし、4回、一死からペタジーニ,マッスル千代の富士の連打で一、二塁とすると、怒涛のチャンスブレイクでインケツパワーが充電されたニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに高めのクソボールを無茶振り。これがスタンドにこそ届かないものの、ライトフェンスを直撃するタイムリーとなり、ペタジーニが先制のホームイン。なおも一、三塁のチャンスだったが、阿部の当たりはファーストへのライナー。一塁走者・ニックンは大きく飛び出して戻れない大チョンボをかまし、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。5回には二死から清水が四球を選ぶも、川相不在では強引に先の塁を奪うしかないと焦って二盗を仕掛けて、あえなく憤死し、結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、5回まで無失点と抑えはしていたが、川相不在のヘッポコ内野陣を背負わされた事で立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードを強いられた事による身体的ダメージと、怒涛の拙攻三昧を続ける味方打線に辟易とさせられる精神的ダメージが蓄積され、疲労困憊の巨人先発・林は6回、一死から岩村にライト前へ弾き返されると、二死後、寿司職人ラミレスにライトスタンド最前列に飛び込む22号2ランを浴びて、一気に形勢逆転。更に、金村弟に四球,佐藤真にヒットを許した所で林は失意のKO。代わった2番手・隼人もいきなり暴投をかまして、走者はそれぞれ進塁したが、何とか土橋を打ち取って、ピンチ脱出。1点を追う巨人はその裏、一死から小久保がライト前に弾き返すと、ペタジーニが歩いて、一、二塁とした所で石堂をKO。しかし、ここで代わった石井の前にマッスル千代の富士はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、無得点とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回にはニックン,阿部,代打・ソーサ元木と三者三振に斬ってとられ、またまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。直後の8回、この回から代わった3番手・岡島がいきなり先頭の岩村にライトスタンドへ40号ソロを叩き込まれて、痛恨の3点目を献上。その裏、巨人は二死走者なしからローズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ43号ソロを叩き込み、1点差。一気に畳みかけたい所だったが、小久保は引っかけてショートゴロに終わり、結局、1点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。土壇場9回にはヤクルト守護神・五十嵐亮の前にニックンが無茶振りでどん詰まりのショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あえなく三者凡退に終わり、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。やはり、前夜の猛攻はフロックでしかなかったらしく、相変わらずの一発依存症,タイムリー欠乏症により、敗れるべくして敗れた巨人と中日との差は7ゲームにまで拡大。ヤクルトに勝たせた事で結果的には中日のマジック点灯を阻止したものの、勿論、喜べる筈もなく重苦しい足取りで球場を後にした。

横浜:横浜14勝9敗
T  540000100 10
YB 020000010  3
勝:織田裕二6勝8敗 負:マレン5勝9敗
本:多村37

千葉マリン:ロッテ12勝15敗
F  0500200002  9
M  0300111010  7
勝:横山4勝5敗27S 負:薮田3勝4敗2S
本:小田8

福岡ドーム:ダイエー18勝9敗
Bu 000000002  2
H  20010200×  5
勝:新垣11勝8敗 負:黒騎士6勝8敗 S:三瀬4勝2敗27S
本:松中43

西武吹き抜けドーム:西武17勝10敗
BW 010100000  2
L  40200000×  6
勝:弓長9勝7敗 負:具5勝9敗
本:ベンちゃん29