球界トピックス

9月11日


ナゴヤドーム:中日17勝8敗
C  200000000  2
D  00003000×  3
勝:平松1勝0敗
負:河内8勝8敗
S:岩瀬2勝3敗18S
 井端、執念のヘッドスライディング! いよいよマジック点灯に王手!
神懸かり的な勝負強さを持つ名手・川相の劇的なサヨナラヒットで勢いづく中日。巨人にあてつけるかの様に元巨人の選手を使う事で更なる精神的ダメージを与えようと企む落合監督は、この日、平松を緊急昇格させ、先発マウンドに送り込んだ。134日ぶりの一軍登板で今季初先発となる平松は初回、先頭のルパン広瀬を三振に斬ってとり、上々の立ち上がり…と思いきや、シーツ,嶋に連打を浴びると、ラロッカには右中間突破のタイムリー二塁打を許して、2点を献上。しかし、2回以降立ち直った平松は丁寧な投球で5回まで追加点を与えない。一方、広島先発・河内の前に4回まで1安打と抑え込まれていた中日だったが、5回、一死からボンジュール大西が内野安打で出ると、続く渡辺がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち、1点差。更に、英智がレフト前に弾き返した後、平松の代打・高橋光が四球を選んで満塁となった所で、荒木はレフトへきっちり犠飛を打ち上げ、渡辺が同点のホームイン。なおも、二死一、三塁の場面で井端の打球はピッチャー左へのゴロ。これを河内が捕り逃すも、ショート・シーツがカバーして、素早く一塁へ転送。しかし、激走の井端は執念のヘッドスライディングで内野安打を勝ち取り、この間に英智が返って、ついに勝ち越しに成功。この後、岡本−平井と繋ぐと、土壇場9回には名手・川相がサードの守備に入り、マウンドには守護神・岩瀬と言う万全の体勢で1点のリードを守りきった。5回に代打を送られ、黒星が消滅したばかりか、一転して、白星が転がり込んだ平松は363日ぶりの勝利。12日に広島を下し、ヤクルトが巨人に敗れれば、待望のマジック12が点灯する。

東京ドーム:巨人16勝8敗1分
S  002001000  3
G  70004120× 14
勝:久保6勝5敗8S
負:石川9勝9敗
S:佐藤宏3勝1敗1S
本:ガッツな貴公子25、中井美穂の旦那22、ペタジーニ28
 
石川、初回7失点KO! 17安打の猛攻でタイムリー欠乏症払拭!?
今や全員打ち首となった無能フロントの大失態により、V奪回最大のキーマンとなる筈だった名手・川相を失い、しかも、移籍先の中日が川相効果を遺憾なく発揮して、首位を爆走と言う素人でも予想出来た展開が現実のものとなり、落胆の色を隠せない巨人ナイン。この日は右脇腹痛の阿部,腰痛のニックンがスタメン復帰となったものの、破戒僧・清原は痛めた左手が癒えずにベンチウォーマーに逆戻りと相変わらずのチグハグなチーム状態で試合前から重苦しいムードに包まれたが、初回、ヤクルト先発・石川に対して、先頭のガッツな貴公子・仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ25号ソロを叩き込み、早くも1点を先制。恒例の一発依存野球がまたも炸裂…と思いきや、この後、何と5本のタイムリーを浴びせて、大量7点を奪い、石川は1回もたずにKO。なおも二死一、三塁のチャンスだったが、代わった鎌田の前にローズはセカンドゴロに倒れて、二者残塁と早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く2回には一死からマッスル千代の富士,ペタジーニの連打で二、三塁とするも、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは無茶振りでショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮川相不在では何点あっても安心出来ないとばかりにマッスル千代の富士は強引に本塁へ突入するも、これは完全な暴走で憤死。なおも一、三塁のチャンスに阿部はセカンドゴロに終わり、結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈川相不在を痛感させられる拙攻三昧に憤りを隠せない巨人先発・久保は直後の3回、土橋に四球,宮本には死球を与えて、二死一、三塁のピンチ。ここで岩村をファーストゴロに打ち取るも、ベースカバーに入った際、ペタジーニとの呼吸が合わずに一塁ベースを踏み外してしまうエラーを犯し、満塁。ここで中井美穂の旦那・古田にタイムリーを浴びて、2点を献上。2番手・鎌田の前に3,4回と三者凡退に倒れるなど、初回の猛攻が嘘の様に沈黙していた巨人打線だが、5回から3番手・平本に代わった事で再び爆発。ガッツな貴公子・仁志の2点タイムリー二塁打など4安打を集中して、4点を追加。ヤクルトは6回、グラウンド外の仕事で手一杯の筈の中井美穂の旦那・古田が22号ソロと、一人気を吐くも、後が続かず。その裏、巨人はペタジーニが川相不在では何点あっても足りないとばかりにライトスタンドへ28号ソロ。更に、7回には堀田,ペタジーニのタイムリーで2点を加え、ダメ押しの14点目。7回から登板の佐藤宏は大量リードに守られ、残り3回を投げきり、プロ入り初セーブをマーク。川相効果を存分に発揮している中日に今頃になって触発されたのか、はたまた、単なるマグレなのか、実に久々に打線が繋がった巨人だが、中日のマジック対象チームであるヤクルトを倒してしまった事により、マジック点灯にリーチをかけてしまう事になる皮肉な展開となってしまった。

横浜:横浜14勝8敗
T  000011012  5
YB 000020000  2
勝:藤川2勝0敗 負:木塚2勝3敗 S:ウィリアムス2勝3敗13S

千葉マリン:ロッテ12勝14敗
F  01000100000  2
M  00000100101× 3
勝:小林雅8勝5敗18S 負:井場2勝1敗
本:ベニー松山34、垣内3

福岡ドーム:ダイエー17勝9敗
Bu 300610001 11
H  000000020  2
勝:パウエル6勝8敗 負:斉藤10勝6敗
本:中村18、井口21、松中42

西武吹き抜けドーム:西武16勝10敗
BW 00100200103  7
L  00000030101  5
勝:戸叶3勝0敗 負:小野寺2勝1敗 S:徳元1勝2敗1S
本:早川3、塩崎8、貝塚14、カブレラ22