球界トピックス

9月8日


東京ドーム:巨人12勝11敗1分
D  000000100  1
G  00002000×  2
勝:上原10勝5敗
負:山本昌11勝5敗
 
名手・川相、悪夢のフル欠場! 落合監督、またも大チョンボ采配炸裂!
巨人にとって最大の障壁である筈の名手・川相を打席に立たせない落合監督のオレ流・大チョンボ采配が炸裂しているにも拘わらず、それでも勝てずに自力優勝が消滅した巨人。周囲からの風当たりがますます強くなった悪太郎・堀内監督は、ついに確執のある破戒僧・清原のスタメン起用に踏み切った。しかし、野球盤野球の象徴である破戒僧・清原が加わったからと言って、一発依存症,タイムリー欠乏症が快方に向かう筈もない。この日も、中日先発・山本昌に対して、清水の二塁打で初回からチャンスを作るも、ローズ,小久保と倒れて、清水は二塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。2,3回と簡単に3人で打ち取られた巨人は4回、先頭の清水が左中間突破の二塁打でまたもチャンスメークすると、その後、小久保,破戒僧・清原が四球を選び、二死満塁。しかし、ソーサ元木は空振り三振に倒れて、三者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、中日打線も一向に川相を打席に送る気配のない落合監督の不可解極まりない采配に対する戸惑いから、イマイチ集中しきれず、巨人先発・上原の5回まで僅かに1安打と抑え込まれる有様。一人、力投を続ける上原を何とか援護したい巨人はその裏、久々のスタメンとなった村田がレフト前ヒットで出ると、上原の犠打で二進。ガッツな貴公子・仁志がライト前に弾き返して一、三塁となった所で、当たっている清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破る実にチーム1週間ぶりのタイムリー二塁打となって、ついに2点を先制。更に、二死後、小久保が敬遠されて、一、二塁とチャンスは拡大するも、マッスル千代の富士はセカンドゴロに倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。2点を追う中日は7回、先頭のオチョアが三塁線を破る二塁打で口火を切ると、谷繁もセンター前に弾き返して、無死一、三塁。ここで森野はセカンドゴロゲッツーに倒れるも、この間にオチョアが返って、1点差。何とか突き放したい巨人はその裏、川相不在の打線がアテにならないとあっては自分が出るしかないとばかりに上原が川相と桑田を参考にしていると言う食らい付くバッティングでレフトフェンスを直撃する執念のヒットで出ると、一死後、2番手・久本から清水,ローズと立て続けにセンター前へ弾き返し、満塁のチャンス。しかし、小久保は空振り三振,マッスル千代の富士はセンターフライに倒れて、三者残塁とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。8回、中日は先頭の英智に代わって、ついに名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのはボンジュール大西。しかし、ボンジュール大西は簡単に打たされてショートゴロと凡退。続く久本に代わって、今度こそ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは高橋光。しかし、高橋光は代打にあるまじき見逃し三振に倒れる有様。続く荒木も凡退し、結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回も荒木,立浪,オチョアと打ち取られ、最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット。ようやく今季初完投勝利となった上原は4年連続の10勝目をマーク。1点を争う展開でこそ、誰よりも真価を発揮する名手・川相をまたしても打席に送らない落合監督の大チョンボ采配が炸裂し、敗れるべくして敗れた中日は巨人に引導を渡すチャンスをむざむざ潰す有様で、早ければ、9日にも点灯する筈だったマジックも先送り。勝負所での川相の起用法に合点がいかない中日ナインのジレンマと言うほころびが、何かしらのきっかけで大きな穴へと広がらない事を祈るばかりだ。

 近鉄・オリックス、合併正式承認! ダイエー・ロッテの合併は不成立へ!
球界に激震をもたらす日となるのか!? 運命のオーナー会議がこの日、都内のホテルで開かれた。球界最後の良心・広島の無言の抵抗も虚しく、選手会の仮処分申請を却下した東京地裁の判決を追い風に、近鉄とオリックスの球団合併がついに正式承認。一方、西武・堤オーナーが暗躍していた第2の合併がダイエーとロッテの組み合わせである事が露見したが、承認させるどころか、提案するに至らず。巨人を除くセ・リーグ5球団が提示しているタイムリミットが過ぎ、あくまで現時点ではご破算となったが、堤オーナーは近い将来に合併を画策する様な含みを持った言い回しをして、議長を務めた巨人・滝鼻オーナーも「今の日本の経済の状況を考えると、何が起こるか分からない。万が一、球団が消滅したり、その他の動きがあった時に機動的に動いて審議したい」と合併の可能性を示唆するなど、まだまだ予断は許さない。とは言え、今季中の合併成立の可能性が薄くなった事は確かで、これにより、ナベツネのイカレ私案である巨人のパ・リーグ移籍は勿論の事、来季の10球団による1リーグ化は見送られ、セ・リーグ6球団、パ・リーグ5球団の不均衡2リーグ制で進められる事が内定交流戦については、5球団となるパ・リーグ救済の意味もあり、導入へ傾いており、29日に行われる臨時オーナー会議で具体案が検討される模様だ。また、近鉄買収に失敗した際に新規参入を示唆しているライブドアの動向も注目されるが、キーポイントとなるのが莫大な加盟料。同会議では加盟料60億円,参加料30億円に関して、緩和する方向で今後の課題として検討される事になったが、来季、ライブドアが参入するには11月30日までに決着がつかねばならず、果たして、間に合うかどうかは、いささか疑問符が付く所だ。一方、正式承認されてもなお合併阻止に燃える選手会・松原事務局長はコミッショナー事務局の伊藤実行委員会選手会担当顧問に対して、各球団の選手会が懸命に行ってきた合併反対運動で集めた約120万人分の署名目録を提出。9日に大阪市内で経営者側との「協議・交渉委員会」に臨む事になっているが、「明日の会議の席に署名を積み上げ、出席する代表の方に120万人の署名の重みを感じて欲しい」と訴えた。11日からの毎週末スト決行への最終期限を10日17時に設定する事を決めている。そんな選手会に追い打ちをかけるかの様に東京高裁が団体交渉権に関する選手会側の即時抗告を棄却。原田裁判長は選手会が労働組合である事と、団体交渉権を持つ事を認めながら「合併凍結を求める選手会のストライキ通告に対し、NPB(日本野球組織)は9日から交渉を行うと回答し、実質的な団体交渉が行われる事が期待される為、現時点では仮処分命令までは必要ない」などと、頭の固い経営者側が選手会とまともに話し合いをする事を期待する生ぬるい発言をかまし、選手会から大いに反感を買った。原田裁判長は「NPBが誠実交渉義務を尽くさなければ、不当労働行為の責任を問われる可能性があるばかりでなく、野球の権威などに対する国民の信頼を失う事態も招きかねない」とNPB側にも一応の脅しをかけているが、オーナーの顔色を窺うばかりで自ら決定権を持たない球団代表が選手会に対して、お茶を濁すと言う不毛な会議を繰り返している事からして、同会議が殆ど意味を持たない危険性は十二分に考えられる所だ。

甲子園:阪神12勝10敗
S  001000000  1
T  01100011×  4
勝:井川11勝10敗 負:ゴンザレス1勝1敗 S:久保田4勝3敗2S
本:アリアス24、キュラソ星人30,31

広島:広島11勝9敗
YB 005000000  5
C  30011211×  9
勝:ベイル9勝8敗 負:吉川1勝2敗
本:求道者・前田20、多村36、嶋31

福岡ドーム:ダイエー10勝15敗2分
M  100000010  2
H  30010010×  5
勝:山田6勝2敗1S 負:セラフィニ5勝4敗 S:三瀬4勝2敗26S
本:堀14、J.マッケンジー34、ズレータ32

GS神戸:オリックス9勝16敗
F  210404001 12
BW 101120000  5
勝:押本7勝7敗 負:相木3勝3敗1S
本:木元9、オーティズ24、SHINJO21

大阪ドーム:近鉄13勝13敗
L  000130111  7
Bu 00400130×  8
勝:岩隈15勝1敗 負:長田2勝2敗 S:福盛2勝4敗9S
本:北川17、フェルナンデス32、下山3、G・G・佐藤3