球界トピックス
9月7日 T−S(甲子園):降雨中止
C−YB(広島),Bu−L(大阪ドーム),BW−F(GS神戸):台風の為、中止
東京ドーム:巨人11勝11敗1分
D 110000021 5
G 201000000 3
勝:人斬り抜刀斎15勝6敗
負:春風亭半ケツ5勝7敗
S:平井5勝6敗5S
本:小久保37,38
隼人、痛恨の押し出し四球! 破戒僧・清原復帰も効果なく、自力V再消滅!
1つでも負ければ、再び自力優勝消滅,3タテすれば、一気に1.5差に肉迫…と巨人にとって、今季の命運を握る中日の首位攻防3連戦。ここ10日間で僅かに2本と言う深刻極まりないタイムリー欠乏症に苛まれ、事態を重く見た悪太郎・堀内監督は軽症ながらも腰痛である事を建て前に怒涛のチャンスブレイカー・ニックンをスタメンから外して、ソーサ元木を起用。更に、当初、今季絶望と見られていたにも拘わらず、驚異の回復力で一軍復帰となった破戒僧・清原も使うのか…と思いきや、スタメンにはペタジーニを起用。良きにつけ、悪しきにつけ、ムードメーカーである破戒僧・清原で絶体絶命の状況を打破する勢いをつけるものとばかり思っていた巨人ナインは戸惑いを隠せない。一方、落合監督は巨人の前に最大の障壁として立ちはだかる名手・川相の存在に加え、更に、追い打ちをかけるべく、これまた元巨人の柳沢を緊急昇格させる事で不気味にプレッシャーをかける知謀を展開。味方には川相不在の上、目の前の敵として川相が控えていると言う恐ろしい展開に不安を隠せない巨人先発・春風亭半ケツは初回、いきなり、二死一、三塁のピンチを迎えると、谷繁にタイムリーを浴びて、あっさりと先制点を献上。一方、中日先発・人斬り抜刀斎に対して、巨人はその裏、二死からローズが四球を選ぶと、小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ37号2ランを叩き込み、一気に逆転に成功。更に、マッスル千代の富士がライト前に弾き返したものの、ペタジーニはファーストライナーに倒れて、マッスル千代の富士は一塁に釘付けと早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。1点を追う中日は直後の2回、先頭のピンキー井上がセンター前ヒットで出ると、英智の犠打,人斬り抜刀斎のファーストフライで三進。ここで荒木がセカンド強襲のタイムリー内野安打を放ち、試合は振り出しに。追い付かれた巨人はその裏、先頭のソーサ元木がヒットで出ると、小田の犠打で二進。しかし、春風亭半ケツ,ガッツな貴公子・仁志と倒れて、結局、無得点とまたも川相不在の弊害を露呈。3回も清水,ローズと倒れて、あっと言う間に二死。ここでまたも小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2打席連続の38号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。一気に突き放したい所だったが、マッスル千代の富士はどん詰まりのセカンドゴロに終わり、結局、1点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く4回には先頭のペタジーニが死球で出塁。続くソーサ元木は空振り三振に倒れた所で、ペタジーニが死球の影響で退場。流石に、1つずつしか塁を進めない野球盤野球を地で行く破戒僧・清原を代走で起用する訳にもいかず、悪太郎・堀内監督は江藤を起用。しかし、その儘、一塁を守らせる事ばかり気にして、本来、代走として使うべき選手を起用しなかった事があとで致命傷となる。続く小田がレフト線へ二塁打を浴びせ、二、三塁となった所で春風亭半ケツの打球はセンターフライ。ここで川相不在では強引に先の塁を狙うしかないと焦った江藤が無謀にも本塁へ突入するも、強肩・オチョアのストライク返球の前に憤死し、結局、無得点とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。5回には先頭のガッツな貴公子・仁志がヒットで出るも、清水,ローズ,小久保と倒れて、結局、無得点とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。6回もあえなく三者凡退とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は7回、一死から春風亭半ケツが川相不在の打線がアテにならないとあっては自分が出るしかないとばかりに粘って、執念の四球で出塁。しかし、ガッツな貴公子・仁志はヘッポコバントをかまして、追い込まれた挙げ句の強攻策でレフトへ打ち上げてしまうと、続く清水も空振り三振に終わり、春風亭半ケツは一塁に釘付けとまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。長い間、塁上に残っていた影響に加え、不甲斐ない味方打線に対する憤りで完全にリズムを狂わせた春風亭半ケツに対して、中日は8回、一死から井端,立浪が連続四球を選び、一、二塁のチャンス。ここでオチョアがライト前へ痛打すると、二塁走者・井端は一気に三塁を蹴って、本塁へ突入。タイミングはアウトと思われたが、小田の好ブロックを見事にかわす絶妙のスライディングを見せ、同点のホームイン。代わった2番手・隼人に対して、二死後、代打・森野が歩いて満塁となると、更に、代打・高橋光も四球を選び、押し出しで待望の勝ち越し点をゲット。土壇場9回には、先頭の渡辺がセンター前ヒットで出塁。ここでいよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、土谷がその儘、打席に入るも、土谷はピッチャー前にまともに転がしてしまうヘッポコバントをかまし、渡辺は二塁で封殺。続く荒木が粘った末に詰まりながらもライト前に運んで、一、三塁となった所で、井端も詰まりながらもショート後方に落とすタイムリーを放ち、貴重な1点を追加。その裏、満を持して、名手・川相がサードの守備に登場。その絶大な安心感に支えられた中日3番手・平井は江藤,ソーサ元木と簡単に退けると、ついに代打として出てきた破戒僧・清原も空振り三振に斬ってとり、逃げ切りに成功。相変わらず、一発でしか点の取れない極度のタイムリー欠乏症を露呈し、敗れるべくして敗れた巨人は再び自力優勝の可能性が消滅。更に、週末ストが決行された場合、直接対決は2試合減ってしまうと言う逆風まで吹きつつあるなど、いよいよ絶体絶命の危機に立たされた。
8月の月間MVP発表! 人斬り抜刀斎、今季2度目の受賞!
この日、8月の月間MVPが発表された。セ・リーグ打撃部門はリーグトップの11本塁打,リーグ2位の27打点と持ち前の長打力を爆発させた岩村(ヤクルト)が初受賞。投手部門はリーグトップの39回を投げ、5戦4勝0敗、防御率2.77と言う安定した投球でチームの首位独走に拍車をかけている人斬り抜刀斎(中日)が5月に続いて、今季2度目通算5度目の受賞を果たした。一方、パ・リーグ打撃部門は打率.425,37安打,出塁率.510,長打率.724,23得点でいずれもリーグトップとなる好成績をマークした井口(ダイエー)が意外にも初の受賞。そして、投手部門はリーグトップタイの3勝を挙げ、防御率も2.45と尻上がりに調子を上げている小林宏(ロッテ)がこれまた初の受賞となった。
福岡ドーム:ダイエー9勝15敗2分
M 240010000 7
H 002020000 4
勝:清水直9勝10敗 負:和田9勝5敗 S:小林雅7勝5敗18S
本:フクーラ11、里崎6、堀13、井口20