球界トピックス

8月12日
第85回全国高校野球選手権:佐世保実3−7駒大苫小牧 鹿児島実0−1修徳 中部商6−11酒田南 秋田商8−11済美



素振りで気合いを入れる川相

難敵・川相に必死の対策会議

川相の凄まじい気迫に阿部もタジタジ

いとも簡単に初球を決める芸術技

見事にシコースキーの逆をつく職人芸

執念のヘッドで生還する英智

ナゴヤドーム:中日10勝9敗
G  101000001  3
D  000000100  1
勝:木佐貫7勝7敗2S
負:グスマン7勝4敗
S:久保4勝3敗8S
本:小久保34
 名手・川相、堅実無比の芸術技炸裂! 落合監督、大チョンボ采配で逆転ならず!
3タテすれば、一気にゲーム差0まで詰め寄る事が出来る首位攻防戦を迎えながら、2試合で1本たりともタイムリーが出ないと言う極度のタイムリー欠乏症を露呈して、むざむざ連敗。この試合も落とせば、ついに自力優勝消滅の危機に立たされた巨人だが、悪太郎・堀内監督はまたも血迷って、清水を6番へ降格。2番はあの男ではなく斉藤とあって、とりあえず、胸をなで下ろしたナインだが、かつて清水をシメまくった茂雄の嫌がらせ采配を彷彿とさせる展開に試合前から重苦しいムードに包まれた。しかし、初回、中日先発・グスマンに対して、先頭のガッツな貴公子・仁志がレフト線を破る二塁打で出ると、斉藤の送りバントが内野安打となって無死一、三塁。一死後、グスマンの暴投で二、三塁となった所で小久保はバットを止める中途半端なバッティングでピッチャーゴロに倒れるも、グスマンがこれをお手玉するタイムリーエラーを犯し、この間に仁志がタナボタのホームインで1点を先制。斉藤も三塁を陥れ、一死三塁と場面が変わった所でペタジーニの打球はレフトへのファールフライ。やや浅めの打球ながら、川相不在では強引に先の塁を狙うしかないと焦った斉藤はタッチアップで本塁へ突入するも、ピンキー井上のストライク返球の前に憤死し、結局、1点止まりと早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。2回にはニックンが無茶振りで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あっと言う間に二死。ここで阿部がセンター前に弾き返したものの、木佐貫はセカンドゴロに倒れて、阿部は一塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。しかし、続く3回、ガッツな貴公子・仁志がレフト前ヒットで出ると、グスマンのボークで無死二塁とまたもタナボタのチャンスをゲット。斉藤,ローズと内野ゴロを打たされて、二死三塁となった所で小久保が完全に差し込まれて、詰まらされながらもライト前へ落とす、実にチーム21イニングぶりとなるタイムリーを放ち、2点目を追加。なおも二死一塁のチャンスが続いたが、ペタジーニはファーストへのファールフライに終わり、結局、1点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。4回にはニックンが無茶振りで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あえなく三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。5回もあえなく三者凡退とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は6回、二死からペタジーニが内野安打で出るも、清水はセカンドゴロに倒れて、ペタジーニは一塁に釘付けとまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。一方、巨人先発・木佐貫は不甲斐ない味方打線に辟易とし、毎回の様に走者を背負う苦しい投球を続けながらも、6回まで無失点と粘りの好投を展開。7回、巨人は先頭のニックンが無茶振りでどん詰まりのショートゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、まず一死。続く阿部がライト前ヒットで出た所で悪太郎・堀内監督は何を血迷ったか、ここまで無失点投球を続けている木佐貫を引っ込めて、ソーサ元木を代打に投入するも、これが大誤算。ソーサ元木はファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、3人で攻撃終了とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。悪太郎・堀内監督の不可解な采配により、その裏からマウンドに上ったシコースキーに対して、中日は英智,谷繁と連打を浴びせて、無死一、二塁。ここで満を持して名手・川相が登場川相の恐ろしさを誰よりも分かっている巨人ナインはマウンド上に集まり、対策を練るも、まったくもって無駄なあがき200%バントと警戒されている中、川相はバットのヘッドを一瞬、左へ傾ける事で、ダッシュしてきたシコースキーを三塁側に誘い出しながら、巧みに逆をついて一塁側へ転がす芸術的バントを炸裂させ、前人未踏の通算犠打記録を519へと更新。一死二、三塁となった所で続く荒木の打球はショート左へのゴロ。反応の鈍いニックンはこれをグラブで止めるのが精一杯。これを見た三塁走者・英智は川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないと果敢に本塁へ突入し、執念のヘッドスライディングで見事に生還。続く井端の進塁打で二死二、三塁となった所で代わった岡島に対して、立浪が痛烈な打球を放つも、これがレフト正面に飛ぶハードラックで二者残塁。それでも1点差に迫り、これから追撃体勢…と言う所で落合監督は名手・川相を守備に残さず、ベンチに引っ込める大チョンボ采配を敢行。2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に追い込まれた事で勢いが止まってしまった中日は8回も無得点。一方、巨人は土壇場9回、小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ34号ソロを叩き込み、ダメ押しの3点目をゲット。最後は久保が締めて、辛くも逃げ切りに成功。悪太郎・堀内監督の乱心采配の直後に名手・川相の職人技が炸裂し、完全に流れを持っていかれつつあったにも拘わらず、悪太郎・堀内監督の乱心采配を遙かに上回る落合監督の大チョンボ采配炸裂により、タナボタの白星を拾った巨人は自力優勝消滅の危機を何とか免れた。しかし、あらゆる面で結果オーライの展開に、自力優勝の可能性が残ったくらいではとても楽観とはしていられない巨人ナインは一様に辛辣な表情で球場を後にした。


 選手会、NPBにスト権確立を通告! 9月8日前後に行使か!?
オーナー会議でも実行委員会でも正式には承認されていないにも拘わらず、選手会の猛反対を押し切って、球団合併に調印した近鉄,オリックスの両球団。この強行手段に対して労働組合・プロ野球選手会は徹底した議論を行う為の1年間の合併凍結要求が通らない場合、正式に承認されかねない9月8日のオーナー会議の前後にストライキ権を行使する可能性がある事をNPB(日本プロ野球組織)に通告。それぞれの球団にもNPBを通して、伝えられた。752人の選手会メンバーに向けて行われた無記名投票の結果、賛成648(投票総数661,反対7,無効6)の98%と言う圧倒的多数の支持を受けた形でスト権が確立。選手会・松原事務局長は「ストをやるとかではなく、スト権を確立した事を報告した。スト(権行使)の対応は五輪参加中の選手が帰国後になる」と語った。あくまで最終手段であるストライキは避けたい選手会側は今後もギリギリまで話し合いの場を要求していく方針だが、ナベツネを筆頭に経営者側が全く見向きもしない状態である事から、スト権行使の可能性は十二分に考えられると言えるだろう。

 ササキ様、砂原オーナーと会談! あっさり翻意し、引退撤回!
苦手意識の強い名手・川相の幻影に怯えて、凱旋後初黒星を喫して以来、3連続リリーフ失敗で自身喪失となり、引退を申し入れていたササキ様が早くも引退を撤回した。この日、TBSの会長室で砂原オーナーと話し合い「心配かけました。それには応えます。体調を整えて、もう1回やります」と、あっさり翻意。砂原オーナーは「1つや2つ(のリリーフ失敗)でめげて欲しくない。力尽きるまで、ファンの為に渾身のプレーをやって欲しい」と檄を飛ばされたササキ様は自身のHPで「『引退』と言う言葉が独り歩きしてしまっていますが、僕が引退と言う言葉を口にした事はありませんから…」などとぬかしており、とんだ空騒ぎとなった。13日から登録抹消となる方針に変わりはないが、山下監督は「チャレンジ精神が頭をもたげてきた様な印象。23日には上にあげたい」と、調整期間は最短の10日間としたい意向を示した。

神宮:ヤクルトよ勝10敗
C  110000100  3
S  31000000×  4
勝:川島8勝4敗 負:ベイル6勝7敗 S:五十嵐亮3勝1敗23S
本:嶋23、寿司職人ラミレス13、求道者・前田17

GS神戸:オリックス7勝14敗
F  010200502 11
BW 011000002  4
勝:正田6勝4敗 負:川越5勝7敗
本:木元6、高橋信19、ジャイアン1、島田4

千葉マリン:ロッテ14勝8敗
Bu 210001100000  5
M  000050000001× 6
勝:藤田1勝1敗 負:吉田2勝6敗2S
本:北川12、堀9