球界トピックス

8月10日
第85回全国高校野球選手権:鳴門一1−4千葉経大付 佐賀学園5−10富山商
西日本短大付6−11東海大甲府 佐土原3−1塚原青雲


 強行手段の合併調印! 選手会、怒りの猛反発でスト突入か!?
陰謀渦巻く合併問題が一気に急加速した。この日、近鉄とオリックスはついに球団合併に関する基本合意書に調印。基本合意書の主な内容は〈1〉オリックスと近鉄が共同出資する球団会社が新球団を運営,〈2〉新球団のオーナーはオリックス・宮内オーナー,〈3〉保護地域は大阪府と兵庫県とするダブルフランチャイズ制を実施,〈4〉出資比率はオリックス:近鉄=8:2,〈5〉合併はNPB(日本プロフェッショナル野球組織)の承認を条件とする等、全14項目。新球団名は「オリックスパファローズ」,専用球場は主催試合の51%以上を行う大阪ドームとする事で大筋で合意に達しているものの、今回の合意書には明記されておらず、関係先への影響を鑑みて、当面は公表を差し控えたいとの事。調印後の記者会見でオリックス・小泉社長は「当初から目的としていた合併に基本調印出来て嬉しく思う。今までの実行委,オーナー会議で大筋承認して戴いているので、次回覆る事はないと思う。これをベースに次のステップを踏んでいく」とコメントを残した。しかし、大筋承認と言っても、正式に承認された訳でもない上、再三再四の合併延期要求,全球団をあげての合併反対署名運動などを完全に無視された格好の選手会側は「まだ正式決定ではないんでしょ。今の段階では答えようがない」(労組日本プロ野球選手会会長・中井美穂の旦那),「これからもずっと(反対を)言い続けていきたい。提訴も勿論、考えている」(近鉄・礒部選手会長),「この調印が全てではないと言う事は知っている。相変わらず上だけで進めている印象だ。選手には最終的にストライキを覚悟して欲しいと伝えてある」(オリックス・川越選手会長)と、一様に反発の意を示しており、ストライキや提訴と言った最終手段がいよいよ現実的なものとなってきた。また、近鉄買収を申し出ているライブドア・堀江社長も「弊社との交渉の機会を設けて戴けぬ儘、本日の様な結果に至ってしまった事を心から残念に思っている。しかし、この様な状況にありましても、諦めてはおりません」と強行手段とも言える調印に不快感を顕わしながらも、まだ買収は断念しない方針を示している。

ナゴヤドーム:中日9勝8敗
G  000000000  0
D  10000003×  4
勝:人斬り抜刀斎12勝6敗
負:林3勝6敗
 
川相不在で怒涛の拙攻拙守! 人斬り抜刀斎、楽々完封で12勝目!
連夜の大消耗戦を演じながら、阪神の自滅により運良く連敗を免れた巨人。この日の相手はヤクルトの破竹の連勝を止め、今季、リリーフ失敗なしのササキ様(横浜)を失意のどん底に突き落とすなど、勢いに乗る首位・中日とあって、フロントさえバカをやらなければ、今頃は首位驀進の原動力となっていたであろう名手・川相をむざむざ放出してしまった事に改めて憤りを隠せない巨人ベンチは試合前から重苦しいムード。初回、中日先発・人斬り抜刀斎に対して、二死からローズが歩くも、小久保はサードへのポップフライに倒れて、ローズは一塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。その裏、中日は巨人先発・林に対して、一死から井端が四球を選ぶも、立浪はセカンドフライ。続くオチョアもピッチャー後方へ打ち上げて、チェンジ…と思いきや、川相不在で呼吸の合わないヘッポコ内野陣が誰一人捕りに行こうとせず、やむなく捕りに行った林がバンザイしてしまうヘッポコプレーをかまして、一、三塁と一転して先制のチャンス。ここでボンジュール大西が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。直後の2回、巨人は一死から6番に降格させられ、怒り心頭の清水が右中間への二塁打。しかし、続く怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは無茶振りでライトへの凡フライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、阿部もレフトライナーに終わり、清水は二塁に釘付けとまたも川相不在の弊害を露呈。3回もあえなく三者凡退とまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人は4回、二死からペタジーニがレフト前へ弾き返すと、6番に下げられ怒り心頭の清水川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間突破の二塁打次が怒涛のチャンスブレイカー・ニックンとあっては、ここで本塁を奪うしかないと焦った一塁走者・ペタジーニは一気に三塁を回って憤死する大暴走で、結局、無得点とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。5回もあえなく三者凡退に終わった巨人は6回,7回と二死一塁のチャンスを逃し、ゼロ行進を続けるばかり。8回には先頭の代打・斉藤がライト前に弾き返すと、ガッツな貴公子・仁志が送って、一死二塁のチャンスを掴むも、代打・ソーサ元木,ローズと倒れて、斉藤は二塁に釘付けとまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。林が代打を送られた事でその裏から2番手・隼人がマウンドに上るも、これが裏目。中日は井端,立浪,オチョアの3連打で2点を加えると、更に、二死三塁となった所で英智がタイムリーを放ち、この回、試合を決定つける3点をゲット。土壇場9回、名手・川相が満を持して、サードの守備に登場すると、人斬り抜刀斎は当然のごとく、川相に打球を集める頭脳的投球を展開して、完封を達成怒涛の拙攻拙守拙走が炸裂し、敗れるべくして敗れた巨人は勢いの差をまざまざと見せつけられ、その差は4ゲームと拡大。正に、川相のいるチームといないチームの差が如実に出た格好で、この儘、中日が3タテで首位を独走する可能性も出てきた。

札幌ドーム:横浜12勝4敗
T  001201000  4
YB 11000600×  8
勝:若田部1勝0敗 負:下柳7勝3敗
本:メカゴジラ13

神宮:ヤクルト7勝10敗
C  100141215 15
S  210000020  5
勝:小山田2勝0敗 負:ベバリン9勝9敗
本:岩村29,30、城石3、野村5、石原6、稲葉13、シーツ18、緒方21

福岡ドーム:ダイエー9勝11敗
L  410050200 12
H  200200000  4
勝:岡本1勝0敗 負:馬原3勝2敗
本:フェルナンデス23,24、中島23

千葉マリン:ロッテ12勝8敗
Bu 000101030  4
M  01004000×  5
勝:ゴーグル2勝3敗 負:パウエル5勝8敗 S:薮田3勝1敗1S
本:礒部21、平下4

GS神戸:オリックス6勝13敗
F  000050020  7
BW 001000000  1
勝:押本6勝7敗 負:具3勝6敗
本:青波の長瀬34、オバンドー4