球界トピックス

8月5日


神宮:ヤクルト4勝14敗1分
G  003000020000  5
S  000300200000  5
本:ペタジーニ19、金村弟9
 
キーマン不在でミス連発! 怒涛の拙攻合戦で延長12回ドロー!
名手・川相の劇的なサヨナラ打で破竹の連勝モードを粉砕され、追い打ちをかける様に現役で最も川相に近い男としてナインからの信頼も厚い宮本が日本代表ナイトメアチームに強制拉致…と立て続けに甚大なダメージを負い、一転して連敗モードに突入してしまったヤクルト。この日も巨人先発・木佐貫相手に初回から二死満塁のチャンスを掴みながら、結局、無得点に終わる不吉極まりない立ち上がり。一方、巨人もヤクルト先発・川島に対して、初回に二死一塁のチャンスを逃すと、続く2回には無死満塁としながら、斉藤,木佐貫,ガッツな貴公子・仁志と立て続けに打ち取られて、三者残塁となる無様な攻撃を展開。深刻を極めるタイムリー欠乏症に最早、川相不在では一発に賭けるしかないと察知したか、続く3回、一死一、三塁の場面でペタジーニが右中間スタンドへ19号3ランを叩き込み、3点を先制。しかし、川相不在の不安感を払拭せんと立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードを続けていた事で早くも疲労困憊の木佐貫は4回、先頭の金村弟を歩かせると、佐藤真にはセンターオーバーの二塁打を浴びて、無死二、三塁のピンチ。ここで真中にセンター前へ2点タイムリーを許して、1点差。更に、城石にも痛打されると、一死二、三塁となった所で稲葉のセカンドゴロの間に真中の生還を許して、試合は振り出しに。その後、両軍共に打線を繋ぐキーマン不在を象徴する様な拙攻を繰り返し、3−3の儘、試合は終盤に突入。迎えた7回裏、ヤクルトはこの回から登板の巨人2番手・シコースキーに対して、土橋がレフト前ヒットで出塁。続く岩村もセカンド後方に落とすも、代走・三木は判断ミスでスタートが遅れて二塁で封殺され、結果はセンターゴロ。更に、岩村が牽制に引っかかって憤死と、相次ぐ走塁ミスに嫌なムードに包まれかけたものの、中井美穂の旦那・古田がレフト前ヒットで再び口火を切る。すると、ここで金村弟が右中間スタンドへ9号2ランを叩き込み、ついに均衡を破る2点をゲット。しかし、直後の8回、巨人はヤクルト3番手・山本からペタジーニ,阿部の連打で無死一、二塁のチャンス。代わった杉本に対して、ここまでノーヒットでインケツパワーが充電されたニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに無茶振り。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間を破るタイムリー二塁打となり、二者が返って、またも試合は振り出しに。その裏から、巨人は4番手として隼人を投入。隼人は一死から城石を歩かせるも、続く代打・宮出をショートゴロゲッツーに打ち取り、チェンジ…と思いきや、ニックンは緩慢な動きで二塁に間に合わせられないばかりか、一塁へ十八番のヘッポコ悪送球をかまし、城石は一気に三塁へ。しかし、ここで宮出が一塁をオーバーランしてタッチアウトとまたもや走塁ミス。ここで代わった岡島は川相不在のヘッポコ内野陣の脆さを目の当たりにした事でバックはアテにならないとばかりに稲葉を空振り三振に斬ってとり、このピンチを脱出。試合は同点の儘、延長に突入するも、両軍共に決め手にかけ、ついにラストイニングとなる12回を迎えた。巨人は先頭のペタジーニがヒットで出るも、ここで阿部はピッチャー前にまともに転がすヘッポコバントをかまし、代走・鈴木は二塁で封殺。続くニックンが歩いた後、代打・ソーサ元木がライトフェンス直撃のヒットを浴びせるも、阿部は三塁に止まってしまう大チョンボ。それでも満塁のチャンスが続いたが、代打・福井,ガッツな貴公子・仁志と倒れて三者残塁とまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈し、この試合の勝ちが消滅。その裏、ヤクルトも攻めきれず、結局、5−5のドローでゲームセット。一見、熱戦に見えるこの試合もヤクルト10残塁,巨人14残塁と互いに相譲らない怒涛の拙攻三昧で、両軍合わせて16人もの投手を無為に注ぎ込んでしまっただけの単なる消耗戦に過ぎないお粗末さ。2位と3位の戦いがこんなザマでは、名手・川相を擁する中日の首位の座は揺るがないだろう

広島:広島8勝9敗
T  020100010  4
C  000020010  3
勝:織田裕二4勝6敗 負:ベイル6勝6敗 S:ウィリアムス2勝2敗12S
本:嶋21