球界トピックス

7月20日


ナゴヤドーム:中日7勝8敗
G  020033100  9
D  101030002  7
勝:中村1勝0敗
負:岡本5勝2敗
S:久保4勝2敗4S
本:小久保29、ローズ31、ニックン3
 落合監督、オレ流大チョンボ采配炸裂! 巨人、一発依存野球でタナボタ勝利!
川相不在が故の怒涛の拙攻三昧を展開し、中日相手に川相を温存された儘、無惨に敗れた巨人。この日、中日の先発は大方の予想ではグスマンだったが、実際にマウンドに上がったのは何とプロ2度目の登板で初の先発となる2年目の長峰川相不在による極度のタイムリー欠乏症に苛まれるチームなど、経験不足の長峰で十分…とナメられた巨人だが、初回、二死からローズが四球で歩きながら、マッスル千代の富士がセンターフライに倒れて、無得点と早くも川相不在の弊害を露呈いきなり川相不在の重さを痛感させられ、落胆の色を隠せない巨人先発・林はその裏、荒木,福留と歩かせて、二死一、二塁のピンチを迎えると、オチョアにレフト前へタイムリーを浴び、先制点を献上。直後の2回、巨人は先頭の小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ29号ソロを叩き込み、あっと言う間に同点とすると、二死後、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンが幸運にも死球を食らい、労せずして出塁。ここで林が川相不在の打線がアテにならないとあっては自分で決めるしかないとばかりに左中間を破る執念のタイムリー二塁打を放ち、勝ち越しに成功。なおも二死二塁のチャンスだったが、ガッツな貴公子・仁志はセンターフライに倒れて、林は二塁に釘付けと川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く3回には先頭の清水がヒットで出るも、ローズはセンターフライに倒れて、まず一死。続くマッスル千代の富士のピッチャーライナーで清水は大きく飛び出して、ゲッツーを食らう最悪の展開で、結局、3人で攻撃終了とまたまた川相不在の弊害を露呈相変わらずの拙攻三昧に憤りを隠せない林に対して、中日はその裏、先頭の荒木がライト前に弾き返すと、一死後、二盗に成功。ここで立浪がライト線へタイムリー二塁打を放ち、荒木が同点のホームイン。追い付かれた巨人は4回、あえなく三者凡退とまたまたまた川相不在の弊害を露呈すると、続く5回も先頭のニックンが無茶振りでセカンドゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮するなど、あっと言う間に二死。しかし、ここからガッツな貴公子・仁志,清水と連打を浴びせ、一、三塁となった所でローズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン横へ2試合連続31号3ランを叩き込み、一気に3点を勝ち越し。だが、決して諦めない川相スピリットが注入されている中日はその裏、荒木,井端,立浪と3連打で無死満塁と絶好のチャンスを掴むと、福留のセカンドゴロの間に荒木が返って、林をKO。更に、代わった2番手・コーリーからオチョアが死球を食らって、再び満塁となった所でキューバの至宝・リナレス議員がレフト前へ2点タイムリーを放ち、またも試合は振り出しに。直後の6回、巨人は中日2番手・岡本に対して、一死から江藤,阿部の連打で一、二塁。ここで怒涛のチャンスブレイクでインケツパワーが充電されたニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに無茶振りでレフトスタンドへ3号3ランを叩き込み、勝ち越しに成功。しかし、所詮、その場限りの一発では勢いがつかず、代打・斉藤,ガッツな貴公子・仁志と立て続けに凡ゴロを打たされて、結局、3点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く7回には一死からヒットで出たローズが暴投で二進と、タナボタのチャンス。ここでマッスル千代の富士がレフトオーバーのタイムリーを放ち、ローズが9点目のホームイン。しかし、この後、小久保の打席でマッスル千代の富士が二盗に失敗し、三振ゲッツーとまたまた川相不在が故のツメの甘さを露呈。4点差をつけられても、最後まで試合を捨てない川相スピリットが浸透している中日は土壇場9回、巨人5番手・岡島に対して、井端の四球,立浪のヒットで無死一、二塁。ここで福留の打球は三遊間へのハーフライナー。名手・川相なら勿論の事、自分の守備範囲でも余裕でダイレクトキャッチ出来る打球と判断した二塁走者・井端は二塁に戻りかけるも、出足が遅いニックンはこれをワンバウンドでキャッチニックンのフットワークが悪い事が逆に裏目に出る形で井端は無念の封殺となるも、続くオチョアも粘った末に四球を選び、満塁となった所で岡島をKO。更に、6番手・久保に対して、リナレス議員は三振に倒れたものの、続く英智が一、二塁間をしぶとく破るタイムリーを放ち、二者生還。ここでいよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、代打で出てきたのは渡辺。しかし、渡辺はショートゴロに倒れて、あと一歩及ばず。明らかに名手・川相を使うべき試合展開であったにも拘わらず、投入するタイミングを逸してフル欠場に追い込んでしまう落合監督のオレ流大チョンボ采配が炸裂し、惜敗した中日だが、川相スピリットを存分に発揮した執拗な粘りは、一発でしか点の取れない巨人ナインを自己嫌悪に陥らせ、とても勝ったとは思えない精神的ダメージを与えた事は言うまでもないだろう。

横浜:横浜11勝3敗
T  000000000  0
YB 12000020×  5
勝:マレン5勝7敗 負:杉山2勝1敗
本:石井タクロー7

神宮:ヤクルト7勝8敗
C  003000000  3
S  02000002×  4
勝:山本1勝1敗 負:大竹4勝3敗8S S:五十嵐亮2勝1敗14S
本:岩村24

福岡ドーム:ダイエー15勝4敗
BW 200100000  3
H  02300000×  5
勝:新垣8勝4敗 負:金田1勝4敗
本:ズレータ24、松中31、オーティズ19

札幌ドーム:日本ハム8勝10敗
L  110100101  5
F  30120001×  7
勝:江尻2勝0敗 負:弓長7勝5敗 S:横山2勝4敗21S
本:ガッツ10、カブレラ4、ミスタースナイパー8

大阪ドーム:近鉄7勝11敗
M  201100212  9
Bu 000001101  3
勝:渡辺俊8勝6敗 負:岩隈12勝1敗
本:フランコ10、北川10、ベニー松山22,23


 岩隈、7回6失点KO! 開幕12連勝でストップ!
破竹の快進撃を続けてきた不沈艦・岩隈がロッテの前についに沈んだ。この日は立ち上がりから制球が定まらず、いきなり四球を連発し、無死一、二塁のピンチ。ここでフクーラに先制タイムリー二塁打を浴びると、ベニー松山にも簡単に犠飛を許して、2点を献上。3回にはまたもフクーラにタイムリーを浴びると、4回にはフランコに10号ソロを被弾。7回にもモロ星人のタイムリー三塁打,井上の犠飛で2点を失い、この回限りでKO。ここまで2.04の防御率を誇っていた岩隈だったが、まさかの6失点で開幕からの連勝は12でストップ。この後、ロッテはベニー松山の2打席連続アーチでダメ押し。先発・渡辺俊は3失点完投で8勝目をマークした。