球界トピックス

7月16日


東京ドーム:巨人10勝4敗
S  000100120  4
G  01000220×  5
勝:上原7勝4敗
負:ベバリン8勝6敗
S:久保4勝2敗2S
本:マーチン6、ローズ28
 球宴でインケツパワー大充電! ニックン、まさかの3安打!
史上最強打線などと言う茂雄の虚言に惑わされ、ひたすらに一発を狙い続ける無様な戦い方で前半戦で僅か2つの貯金しか稼げなかった巨人。今季中の名手・川相(中日)奪還に失敗したフロントの失態(正しくは茂雄の陰謀)により、とてつもない精神的ダメージを受け、しばらく、2番ショートの聖域にニックンを入れると言う乱心破滅オーダーを展開していた悪太郎・堀内監督だったが、球宴休みで落ち着いたのか、はたまた球宴でニックンがセ・リーグを代表するチャンスブレイクのスペシャリストぶりを遺憾なく発揮した事で我に返ったのか、後半戦の開幕となるこの日、清水を2番に戻し、ニックンを7番に降格させるまっとうなオーダーを展開した。これが奏功したか、巨人は2回、ヤクルト先発・ベバリンに対して、二死走者なしから、不振が続けば江藤どころか、ヒットマン後藤とスタメンをすげ替えると脅され、怒り心頭のペタジーニがライト前ヒットで出塁すると、球宴でインケツパワーを貯めに貯めて貯めまくったニックンもライト前に弾き返して、一、三塁のチャンス。ここで前半戦終盤をサボタージュしてまで球宴に合わせて調整し、ようやく一軍に復帰した阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を深々と破るタイムリー二塁打となり、1点を先制。一方、ナイトメアチームに強制拉致されるまで1つでも多く白星を稼いでおきたい巨人先発・上原は3回まで無失点と好投していたが、4回、宮本,寿司職人ラミレスに痛打され、一死二、三塁のピンチ。ここで金村弟にライト前へタイムリーを浴び、宮本が同点のホームイン。寿司職人ラミレスも一気に勝ち越しのホームを狙ったが、ここはマッスル千代の富士の強肩が勝り、タッチアウト。追い付かれた巨人はその裏、二死から球宴でインケツパワーを貯めに貯めて貯めまくったニックンのヒット、阿部の四球で一、二塁とするも、ここで上原に回ってくる巡り合わせの悪さで、結局、二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。1−1の儘、迎えた6回、巨人はマッスル千代の富士,小久保の連打、ペタジーニの四球で無死満塁と絶好のチャンス。ここで球宴でインケツパワーを貯めに貯めて貯めまくったニックンセンター前へ勝ち越し2点タイムリーを放ち、ベバリンをKO。更に、この後、二死二、三塁のチャンスが続いたが、ガッツな貴公子・仁志がサードゴロに倒れて二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の7回、マーチンに6号ソロを浴びて、1点差と迫られた巨人はその裏、ヤクルト4番手・石井からローズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ28号ソロを叩き込み、4点目。更に、二死後、ヒットの小久保を一塁に置いて、ペタジーニが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、レフトオーバーのタイムリー二塁打となり、小久保が返って、5点目。なおも二死二塁のチャンスだったが、3安打ですっかりインケツパワーを放出しきったニックンは無茶振りで空振り三振とチャンスブレイカーぶりが復活し、結局、2点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。突き放しても、しぶとく粘るヤクルトは直後の8回、真中,稲葉,宮本の3連打で2点を奪い、またも1点差。更に、岩村が意表をつくセーフテイバントを決めて、無死一、二塁と長打が出れば、一気に逆転のチャンス。しかし、ここで寿司職人ラミレスはサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く金村弟も空振り三振に終わり、2点止まり。またも詰め寄られた巨人はその裏、ガッツな貴公子・仁志,清水の連打で二死ながら一、二塁とするも、一発しか頭にないローズは狙い過ぎて空振り三振に倒れ、二者残塁とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、上原に代わって登板の2番手・久保はいきなり中井美穂の旦那・古田にセンター前へ痛打されると、一死後、代打・土橋を歩かせて、一、二塁の大ピンチ。しかし、真中,代打・度会と何とか打ち取って逃げ切りに成功。10残塁2併殺と川相不在が故の怒涛の拙攻を展開し、終盤のドタバタぶりも相変わらずだが、球宴時に大充電されたインケツパワーの放出でニックンが3安打と言う世にも珍しい展開で辛くも勝ちを拾った巨人少なくとも乱心破滅オーダーは過ち以外の何物でもなかった事は立証された訳だが、川相不在の弊害が出続ける以上、いつ何時、悪太郎・堀内監督の心が砕け散るとも知れず、予断は許さないだろう。

 久万オーナー、2リーグ制続行へナベツネの圧力完全無視!
ナベツネに反旗を翻し、来季の2リーグ制維持を支持している阪神・野崎球団社長だが、この日、広島,中日の両首脳とそれぞれ個別会談し、26日の実行委員会で公開予定の合意案取りまとめに同意を得た事を明らかにした。まずね午前中に広島市民球場を訪問し、広島・松田オーナーとの会談で「野球界発展の為と言う阪神の熱い思いを説明して貰った。共感出来る部分も大きかった。まずは議論をオープンにしようと言う事で知恵を出して協力していきたい」と好感触を得ると、午後には甲子園球場内で中日・西川球団社長,伊藤球団代表との席を設け、「1リーグ制のメリットは何も出てきていない。中日としては経営面では2リーグの方がいい。1リーグありきではなく、今の2リーグの中で12球団が智恵を出しあっていく方が良い」(西川球団社長)と、パ・リーグで更なる合併が成立し、10球団となっても2リーグ制を維持する方向で意見が一致。更に、パ・リーグとの交流戦導入や経費削減の為のドラフト制度改革,新規参入球団の加盟料撤廃等についても大筋で同意が得られたとの事。「基本的に力強い味方を得たと思っている」と手応え十分の野崎球団社長は23日には横浜,ヤクルトの両首脳とも会談予定。また、「こっちにも考えがある」などと、恐喝紛いのコメントで脅しをかけているナベツネに対して、久万オーナーは恐れません。放っておけばいいんです。ナベツネさんの考えは大体分かる。『ええカッコする間にいずれ(今の2リーグ体制が)潰れて、こちらの言う通りになる』と思ってるんですわ」と、圧力には屈しない方針を示したが、野崎球団社長は中日側からの助言で「巨人とも話し合って、出来ればセ各球団の最大公約数の案をまとめたい。巨人にも同調してもらえれば実現性が高くなる」と、実行委員会前に巨人とも会談する意向がある事を明らかにした。この日はオールスターのスポンサーを17年間務めている三洋電機・井植会長が「オールスターゲームはセ,パでやるから面白い。東西対抗では宣伝効果が薄れるし、スポンサーをする気になれんね」と、ナベツネがとってつけた様に発案した東西対抗ではスポンサーから下りる事を示唆するなど、ナベツネへの逆風は様々な所から吹き始めている。

横浜:横浜7勝7敗
C  000100012  4
YB 30001012×  7
勝:吉見6勝3敗 負:ベイル6勝4敗 S:ササキ様1勝0敗19S
本:金城8、T.ウッズ25、メカゴジラ8、キムタク2

甲子園:阪神6勝9敗
D  300100000  4
T  100011000  3
勝:山本昌7勝3敗 負:井川7勝7敗 S:バルデス1S
本:オチョア12、福留20

大阪ドーム:近鉄6勝11敗
H  000200003  5
Bu 00020091× 12
勝:吉川2勝1敗 負:斉藤5勝4敗
本:J.マッケンジー30、礒部16、マリオ3

千葉マリン:ロッテ8勝10敗
F  010010000  2
M  01000430×  8
勝:清水直6勝8敗 負:伊集院光の弟子・金村9勝4敗
本:橋本9、高橋信14、フランコ9

GS神戸:オリックス6勝12敗
L  0000001000  1
BW 0010000001× 2
勝:山口2勝2敗12S 負:星野3勝1敗
本:カブレラ3