球界トピックス

7月13日


東京ドーム:ENEOS ワールドチャレンジ
キューバ  000010000  1
ナイトメア 000000010  1
キ:○パルマ−マルティネス−ラソ
ナ:清水直(M)−●坂本−野間口−石井(S)−小林雅(M)
 ナイトメアチーム、川相不在で怒涛の拙攻拙守! キューバ相手に辛くもドロー!
折角の球宴休みだと言うのに、強制拉致され、キューバとの壮行試合を強要された日本代表ナイトメアチーム。脳梗塞でぶっ倒れて、リハビリ中(だが、川相をシメる事は忘れない)の茂雄が不在にも拘わらず、うんざりする程「長嶋ジャパン」を連呼され、しかも、世界に誇るスーパーテクニックを持つ名手・川相(中日)が理不尽に外されたとあって、ナインのモチベーションはどん底状態。金属バットが使えず、主砲には亡命され、ノムさん率いるシダックスにも敗れるなど、最強伝説が過去のものとなりつつあるキューバの先発・パルマに対して、ナイトメアは初回、あえなく三者凡退。2回には二死から中村(近鉄)がサード・エンリケスのエラーで出塁しながら、川相不在では強引に先の塁を奪うしかないと焦ったか、牽制に引っかかって憤死。3回には一死から金子(日本ハム)がようやくチーム初安打を放ったものの、藤本(阪神)はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。4回には夫婦で金メダルゲットを目論む松田さん(オリックス)がヒットで出ると二死ながら、三塁まで進んだものの、J.マッケンジー(ダイエー)はショートゴロに倒れて、結局、無得点。一方、ナイトメア先発・清水直(ロッテ)は味方打線の大拙攻ぶりに憤慨しながらも、4回まで1安打無失点の好投を展開。0−0で迎えた5回、この回から2番手としてマウンドに上がったアマチュアから特別参加の坂本(ホンダ熊本)は先頭のセペダをショートゴロに打ち取るも、宮本(ヤクルト)がエラー現役で川相に最も近い男と言われている宮本にして、まだまだ川相との差は大きいと言う事を痛感させられたナイトメアチームはこのエラーですっかり意気消沈。二死二塁となった所で、ペスタノのピッチャーゴロを今度は坂本が一塁へ悪送球する痛恨のタイムリーエラーで先制点を献上。更に、ラミレスのサードゴロを金子がエラー。続くパレはライトフライに倒れて、何とか1点で凌いだものの、川相不在が故のヘッポコ内野陣は中畑コーチが掲げた「守りの野球」とは程遠くスタンドからは溜め息が漏れるばかり。1点を追うナイトメアはその裏、あえなく三者凡退。続く6回にはキューバ2番手・マルティネスに対して、二死から松田さん,宮本が連続四球を選び、一、二塁としながら、マッスル千代の富士(巨人)はセカンドゴロに倒れて、二者残塁。7回には福留(中日),ガッツ(日本ハム)のヒットで二死一、二塁のチャンスを掴むも、金子は空振り三振を喫して、二者残塁。しかし、8回、一死から夫婦で金メダルゲットに燃える松田さんが右中間突破の二塁打で出ると、二死後、マッスル千代の富士が詰まりながらもセンター前にポトリ落ちる幸運なタイムリー二塁打を放ち、ようやく同点。なおも二死二塁と勝ち越しのチャンスだったが、J.マッケンジーは空振り三振に倒れて、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈。9回もあえなく三者凡退に終わり、ゲームセット。茂雄不在で采配面では足を引っ張られなかったにも拘わらず、シダックスに敗れたキューバ相手に引き分けに持ち込むのがやっとと言う有様に、万一、茂雄が本番で復活した場合、銅メダルすら危ういのでは?と関係者は不安を隠さずにはいられない事だろう。