球界トピックス

7月9日


フレッシュオールスターゲーム:大阪ドーム:全イ14勝24敗5分
W  000000000  0
E  24010003× 10
全ウ…●馬原(ダ)−筒井(神)−川岸(中)−大島(広)−柴田(サ)−朝井(近)
全イ…○さすらいの賭博師・須永(日)−三島(ロ)−内海(巨)−糸井(日)−佐藤賢(ヤ)−岡本(西)−村西(湘)
本:矢野(巨)、吉村(湘)、黒瀬(西)
 
岩舘、川相を手本に会心の2安打3打点! 4安打の青木がMVP!
ナベツネの陰謀により、1リーグ化への動きが着々と進行している事から、下手をすれば、今年が最後の開催となるかもしれないフレッシュオールスター。全イの先発マウンドに上がったさすらいの賭博師・須永(日本ハム)は一軍でこそ火だるまに遭っているものの、ファームでは両リーグ最多の7勝をマークしているだけあって、初回から無難に抑える好投を展開。一方、全ウの先発は水島新司に全くマークされなかった事が幸いし、ルーキー一番乗りでプロ初勝利をあげたものの、イマイチ乗り切れず、1ヶ月以上、ファーム暮らしが続いている馬原(ダイエー)。これに対して、全イは一死から青木(ヤクルト)が右中間を破る三塁打を浴びせると、吉村(湘南),小谷野(日本ハム)と連続死球を食らって、満塁のチャンス。ここで打席には入団前から名手・川相(中日)を信奉していたナイスガイ・岩舘(巨人)が登場。茂雄の陰謀により、2番ショートの聖域に入るどころか、5番DHとグラブをはめる事すら阻止されて、怒り心頭の岩舘名手・川相を手本にした食らい付くバッティングでレフト前へ会心の先制2点タイムリー。更に、岩舘は素晴らしいスタートで二盗を決めたものの、後続は断たれて、2点止まり。しかし、流石に川相の後継者候補である岩舘の一打はチームを勢いづけ、続く2回には全ウ2番手・筒井(阪神)から、先頭の矢野(巨人)が左中間スタンドへソロアーチをぶち込むと、二死二塁からイースタンで本塁打トップを走る吉村がライトスタンドへ2ラン。更に、小谷野が2打席連続死球を食らった後、岩舘が川相のごとく執拗にファールで粘った末の8球目に左中間突破のタイムリー二塁打を浴びせて、この回、4点。大量援護を貰ったさすらいの賭博師・須永は悠々と投げ込み、3回を無失点に抑える好投。完全に主導権を握った全ウは4回には青木のタイムリーで7点目を追加。投げては三島(ロッテ)−内海(巨人)−糸井(日本ハム)−佐藤賢(ヤクルト)−岡本(西武)が1回ずつを無失点投球。8回には黒瀬(西武)のソロアーチ、青木,小谷野のタイムリーでダメ押しの10点目を奪うと、最後は村西(湘南)が3人でピシャリと抑え、完封リレーを達成。MVPには2本のタイムリーを含む4安打2盗塁の青木が選ばれ、賞金100万円をゲット。優秀選手には先制打を含む2本のタイムリーを放つなど、川相を彷彿とさせる活躍でチームを牽引した岩舘3回無失点の好投を見せたさすらいの賭博師・須永打っては2死球,守ってはフェンスに激突,ベンチで休んでいては飛んできたファールボールを食らうなど大当たりの小谷野、そして、敗れた全ウからは2回を1安打無失点に抑えた大島が選出された。川相不在で怒涛の拙攻拙守を展開している巨人だが、怒涛のチャンスブレイカーを2番に置く暇があったら、岩舘を緊急昇格させて打開策を図った方がいいのでは?と言う声が関係者の中で高まり始めたのは言うまでもないだろう。

 選手会、代表者との話し合いも平行線! ナベツネ、新たなイカレ私案を提案!
この日、大阪市天王寺区のホテルで12球団の選手会長,球団代表による意見交換会が開かれ、近鉄とオリックスの合併問題を中心に質疑応答が行われた。近鉄・小林球団社長は「長年の累積赤字があり、万策尽きての方策」などと同情を誘う様に語ったが、ライブドアからの買収申し出を交渉の席すら設けずにつっぱねる理由には全くなっておらず、選手やファンを無視した対応に選手会側の反感を買うだけだった。また、西武・堤オーナーが進行中とぶち上げた新たな合併話について、代表側は全く事実を把握していないとして、お茶を濁すばかり。これに対して、選手会側は改めて球団削減を及ぼす合併の反対を唱え、特別委員会の開催,近鉄の1年間命名権売却容認を要望。最終手段であるストライキの行使については触れなかったものの、翌10日に名古屋市内で開かれる選手会の臨時大会で検討される模様だ。一方、この会議は何ら決定権を持たないと存在意義を否定しているナベツネは「今後、一切喋らない。(マスコミは)選手会と俺れを喧嘩させる扇動ばかり一生懸命やっているが、そういうのに引っ掛からない」と、選手会側とは交渉の場すら持ちたくない様子。また、この日は都内ホテルで行われた「平成16年度読売七日会・都内連合読売合同総会」にて、1リーグ化が決まると消滅する事になるであろう日本シリーズの代替案として「天皇杯」とやらの開催を提案。公式戦の試合を減らした上で、シーズン終了後に全球団を東西2地区に分けての総当たりのリーグ戦を行い、東西の1位同士の決戦を制した方が「天皇杯」とやらで公式戦の覇者と戦うと言うものだ。しかし、公式戦でぶっちぎり最下位だったチームがたまたま「天皇杯」とやらで勝ってしまう理不尽な展開となる危険性もあるなど、「天皇杯」とやらの覇者が「日本一」を名乗るのはおこがましく、所詮、エキジビジョンの域を越えない代物。まして、公式戦の試合数まで削減するとあっては、日本シリーズを潰したフォローになるとは到底思えず、各所で批判の声が挙がっている。