球界トピックス

7月8日


東京ドーム:巨人9勝7敗
YB 004000000  4
G  24200011× 10
勝:木佐貫4勝6敗1S
負:マレン4勝7敗
本:マッスル千代の富士22、T.ウッズ24、斉藤1、小久保27
 前半戦最終戦も怒涛の拙攻拙守! 結果オーライの白星で2位浮上!
今季中に名手・川相を取り戻す最後のチャンスを逃してしまうフロントの大失態(正しくは茂雄の陰謀)で受けた計り知れないショックから、依然として醒めやらぬ悪太郎・堀内監督は、この日も3割打者・清水を7番に貶め、かつて球界屈指のチャンスメーカーが守り抜いた聖域に球界屈指のチャンスブレイカーをねじ込む乱心破滅オーダーを展開。試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、横浜先発・マレンに対して、先頭のガッツな貴公子・仁志がセンター前ヒットで出塁。犠打のサインを出したいのはやまやまながら、12球団で最もバントの下手な2番として定評のあるニックンに任せては小フライでゲッツーの恐れもあると、渋々ながら強攻策を指示。ここでニックンは2番にあるまじき無茶振りで空振り三振と進塁打すら打てない相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。しかし、この後、ローズのヒット,マッスル千代の富士の四球で満塁となった所で小久保がレフト前へタイムリーを放ち、2点を先制。なおも一、二塁のチャンスだったが、ペタジーニ,清水と倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く2回には二死からガッツな貴公子・仁志がレフト線への二塁打で出るも、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは完全に振り遅れた中途半端なスイングで一塁後方へのどん詰まりのフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮…と思いきや、これがライト線にポトリと落ちる悪運に恵まれて、仁志が生還。更に、ローズのヒットの後、マッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ22号3ランを叩き込み、この回4点。しかし、6点あってもセーフティリードとならないのが川相不在の巨人。巨人先発・木佐貫は直後の3回、先頭の代打・小田嶋をファースト前への小フライに打ち取るも、これをペタジーニがヘッポコエラー川相不在のヘッポコ内野陣の脆さを痛感して、動揺を隠せない木佐貫はこの後、一死満塁のピンチを迎えると、T.ウッズにライトスタンドへ24号グランドスラムを叩き込まれて、一気に点差は2点と縮まった。その裏、巨人は横浜2番手・吉川に対して、二死から破戒僧・清原のスパーリングパートナー・小田がセンター前ヒットで出ると、川相不在で打線がアテにならないとあっては自分が出るしかないとばかりに木佐貫が激振。打球はライトフェンス手前まで飛んだものの、メカゴジラの守備範囲で惜しくも凡退…と思いきや、これをメカゴジラが落球(記録は何故かヒット)し、この間に小田が一気にホームイン。更に、続くガッツな貴公子・仁志も体勢を崩されながら、ライト前にしぶとく落とすタイムリーを放ち、この回、2点。一気に突き放したい巨人だが、5回には二死一、二塁から怒涛のチャンスブレイカー・ニックンが2番にあるまじき無茶振りでセンターフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、二者残塁とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。6回には二死満塁のチャンスを掴むも、小田が凡退し、三者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。やはり、基本的に一発が出ないと如何ともしがたい体質は治っていない巨人は7回、木佐貫の代打・斉藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ今季初アーチをぶち込むと、続く8回には小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2試合連続の27号ソロを叩き込み、10点目。最後は久保が何とか抑えて、辛くも逃げ切りに成功。前半戦の最後を白星で締め括った巨人だが、怒涛の拙攻拙守を炸裂させながら、一発とツキに頼る試合運びで結果オーライの展開とあっては、ナインは誰一人笑顔を浮かべる者はなく、単独2位浮上にもどうでもいい様子。史上最強打線などと持てはやされながら、前半戦の貯金は僅かに2つと言う体たらくに川相を失った大きさを改めて痛感させられるばかり首脳陣とナイン、そしてフロントとの確執はより一層深まったであろう事は想像に難くないが、この絶体絶命の危機を果たして、川相なしで乗り切る事が出来るのか!?

 ナベツネ、またもイカレ発言! 選手会の直接交渉要求を一蹴!
口を開けば、イカレ発言のナベツネがまたやった! 近鉄・オリックスの合併問題を憂慮し、球団代表との交渉が決まった選手会だが、代表者会議の際、ナベツネが「あのレベルでは(結論を出すのは)無理だ」とぬかしている事から、選手会会長の中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)は決定権を持つオーナー達の直接交渉を要望。これに対して、ナベツネは分をわきまえなきゃいかん。たかが選手が! オーナーと対等に話をするなんて協約上根拠は1つもない」と、一蹴。自分に異議を唱える者をまともに論破する気は全くない様だ。最終手段として、選手会が実行を視野に入れ始めているストライキについても、やっても無駄と思っているのか、どうせやれないと思っているのか、「どうぞ、どうぞ。やったらいい」と、少しも動じていない。また、ロッテ・重光オーナーは合併問題の結論を1年先送りして欲しいと言う要望に対して「その1年間、選手会が費用を負担してくれれば、文句はありません」などと、金のない奴が口を出すなと言わんばかりの傲慢な発言。イカレたオーナー達が仕切るイカレ1リーグでプロ野球は完全崩壊の道を辿ってしまうのか!?

 6月の月間MVP発表! 立浪、2ヶ月連続受賞!
この日、6月の月間MVPが発表された。セ・リーグ打撃部門は立浪(中日)が5月に続いて、2ヶ月連続3度目の受賞。名手・川相と言う守備固めとして使う程度では余りある堅実無比の守備職人が後ろに控えている事で打撃に専念出来た事が奏功し、先月を上回る月間最多の37安打,打率.430と打ちまくった。投手部門は5戦5勝、防御率2.05のベバリン(ヤクルト)が他投手の追随を許さず、初受賞。一方、パ・リーグ打撃部門はリーグトップの打率.412,11本塁打をマークしたJ.マッケンジー(ダイエー)が自らの捕手最多受賞記録を更新する3度目の受賞。また、投手部門は1完封を含む3勝0敗、防御率1.72の弓長(西武)が初の受賞を果たした。

ナゴヤドーム:中日7勝7敗
S  000100000  1
D  01030000×  4
勝:人斬り抜刀斎8勝6敗 負:ベバリン8勝5敗 S:岩瀬1勝3敗11S
本:ピンキー井上7

広島:広島8勝7敗
T  100001000  2
C  11000002×  4
勝:天野3勝2敗 負:安藤4勝6敗3S S:大竹3勝2敗8S
本:片岡2、キュラソ星人21

福岡ドーム:ダイエー8勝8敗
L  002000010  3
H  010000000  1
勝:オツ8勝4敗 負:和田7勝3敗 S:森0勝3敗4S
本:フェルナンデス16

千葉マリン:ロッテ4勝12敗
BW 002300000  5
M  011000000  2
勝:具2勝4敗 負:小林宏5勝4敗
本:サブロー4、村松5、平野5

札幌ドーム:日本ハム7勝9敗
Bu 001020000  3
F  00010402×  7
勝:伊達1勝0敗 負:黒騎士4勝5敗