球界トピックス

7月5日


 選手会、議論不足の合併案に苦言! 結論の1年延期を要望!
この日、都内のホテルで労働組合・日本プロ野球選手会と球団経営者側の協議・交渉委員会が開かれ、近鉄,オリックスとの合併問題について話し合いが行われた。オリックス,近鉄の両球団社長から合併に関する経緯、現状等が初めて選手会側に報告されたが、ナベツネの陰謀か、水島新司の呪いかパ・リーグ消滅→1リーグ化へ拍車をかけているこの状況を由としない選手会側は「合併による球団数減少は球界の将来に多大な影響を与える上、まだ十分に議論されていない段階にあるにも拘わらず、早急に事を進め過ぎている」と苦言を呈し、労使交渉の場でじっくり議論を重ねていくべく、命名権売却を1年間だけ認めてでも、結論を1年先送りする様、経営者側に要望。また、今回の合併は選手契約に関する事項にあたるとし、再度、特別委員会の開催を求めた。選手会会長の中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)が「納得出来なかった。合併以外に方法はないのか,十分な議論がされたのか。もし失敗したら本当に悔いが残る。重大な事なので、時間をかけていいと思う」と語った他、 「もう少し考える時間があってもいい。もっともっと議論して貰いたい。ファンの声を大事にして出来る事があれば協力したい」(オリックス・三輪),「時間をかけて、よりよい方法を探すべき。(ライブドアの様に)身売り先も出てきているし、(球団を)残せる可能性が1%でもあるならそっち(買収)の方向にいって欲しい気持ちが凄くある」(近鉄・礒部)と、当事者である両球団の選手会長も口を揃えて、合併問題について慎重な対応を求めている。

 新助っ人投手・ワトソン博士、入団記者会見!
この日、広島は右肩関節唇,右上腕二頭筋長頭腿付着部損傷により今季絶望となったデイビーの穴を埋める新助っ人投手として、レッズ傘下3Aルイビルから獲得したマーク・ワトソン博士(30=191cm,109kg 左投右打)の入団記者会見を広島球場内で行った。昨年はベイルとチームメイトで、デイビーともチームメイトだった事があると言うワトソン博士は「二人から、カープはいいチームだと聞いている。また、マリナーズ時代に同僚だった鈴木一朗や長谷川からも日本の野球は伝統があるし、ファンの熱狂的な声援があると聞いているので、楽しみだ。自分の持ち味は低めへの制球の良さと、ストレートとスライダーを中心にしたアグレッシブな投球。マリナーズ時代にササキ様から伝授されたフォークも参考になったし、今でも役に立っている。まだどのチームにも優勝のチャンスがあるので、チームの力になれる様、ベストを尽くしたい」と、抱負を語った。記者会見にはベイルも駆けつけ、仲の良さを見せつけており、ナインと打ち解けるのも早そうだ。背番号は「58」に決定。山本監督は中継ぎとして起用する方針を示している。