球界トピックス

7月2日


広島:広島7勝9敗
G  106100000  8
C  010000015  7
勝:カリメロ7勝3敗
負:佐々岡1勝5敗3S
S:岡島2勝3敗4S
本:ローズ25,26、嶋16、小久保23、朝井2
 悪太郎・堀内監督、ご乱心! 2番・ニックンの破滅オーダー復活!
今季中に名手・川相を取り戻せる可能性を完全に失ったショックで阪神に3タテを食らい、ついに貯金消滅と重苦しいムードに包まれる巨人。何とかこの状況を打開したい悪太郎・堀内監督だが、何を血迷ったか、3割打者・清水を7番に降格させ、阪神3連戦で11タコと無類のチャンスブレイカーぶりを遺憾なく発揮して、3タテの超A級戦犯となったニックンを2番ショートの聖域に入れると言う大暴挙に打って出た。かつて球界屈指のチャンスメーカーが守り抜いた聖域に球界屈指のチャンスブレイカーをねじ込む狂気のオーダーに刺々しい雰囲気が漂う巨人は初回、久々の先発となる佐々岡に対して、先頭のガッツな貴公子・仁志が一塁に生きた所でゲッツーで殺されるだけと一発狙いに走ってライトフライに倒れると、ニックンは2番にあるまじき無茶振りで空振り三振に倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮。ここで最早、一発に賭けるしかないと察知したローズがバックスクリーン横へ25号ソロを叩き込み、1点を先制。続くマッスル千代の富士もレフト前ヒットで出たものの、小久保はレフトフライに倒れて、結局、1点止まりと早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く2回には一死から7番に降格させられ、怒り心頭の清水がセンター前へ痛打するも、続く村田はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でまたも川相不在の弊害を露呈相変わらずの不甲斐ない打線に憤りを隠せない巨人先発・カリメロに対して、広島はその裏、嶋がバックスクリーン横へ16号ソロを叩き込み、試合は振り出しに。追い付かれた巨人は直後の3回、一死からガッツな貴公子・仁志がセンター前へ弾き返すと、3試合に渡って貯め込んだインケツパワーを放出したニックンもレフト前ヒット。ローズが死球を食らって、満塁となった所でマッスル千代の富士がライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。そして、小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ史上46人目の通算250号となる23号グランドスラムを叩き込み、一気に4点を追加。更に、ペタジーニが歩いた後、7番に降格させられ、怒り心頭の清水がライト線へ二塁打を浴びせて、佐々岡をKO。代わった林に対し、村田が三振に倒れた後、カリメロもショートゴロに終わり、二者残塁…と思いきや、シーツがお手玉するタイムリーエラーをかまし、タナボタの1点を追加。なおも一、三塁のチャンスが続いていたが、ガッツな貴公子・仁志はセカンドゴロに倒れて、二者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。続く4回、先のヒットでインケツパワーを放出しきってしまったニックンが2番にあるまじき無茶振りでどん詰まりのピッチャーゴロに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮すると、やはり、川相不在では一発に賭けるしかない…と言う思いを強くしたローズがレフトスタンドへこの日、2本目となる26号ソロを叩き込み、8点目。200勝へ執念を燃やすカリメロは川相不在のヘッポコバックを背負わされる逆境下、毎回の様に走者を出しながらも、要所を抑える粘りの投球で7回まで1失点でお役御免。しかし、この儘、すんなり逃げ切れない所が川相不在の巨人。8回、一死からカリメロの代打・黒田がヒットで出るも、ガッツな貴公子・仁志はセンターフライと進塁打すら打てず。続くニックンの打席で黒田は二盗を決めたものの、怒涛のチャンスブレイカー・ニックンは2番にあるまじき無茶振りでファーストへのファールフライに倒れる相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮し、結局、無得点とまたまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。ワンサイドゲームに油断して、大雑把な攻撃を続けるうちに流れは広島へ。その裏、2番手・シコースキーがキムタクにタイムリーを浴びて、1点を返されると、土壇場9回には3番手・コーリーが村田のエラー等で一、二塁のピンチを背負った所で代打・浅井の2号3ランを被弾。更に、この後、栗原,シーツにも連打されたコーリーはあえなくKO。代わった岡島もキムタクを歩かせて満塁とした所で新井に2点タイムリーを浴びて、ついに1点差。なおも一、二塁の場面で求道者・前田が代打として登場する絶体絶命のピンチを迎えたが、求道者・前田は一打サヨナラの場面に気負ったか、不覚にも打ち損じてショートゴロに終わり、辛くも逃げ切りに成功。楽勝ペースがあわやサヨナラ負けと言う薄氷を踏む様なタナボタ勝利ながら、辛くも連敗を脱出した巨人は借金生活の危機こそ回避したものの、8点取ってもタイムリーは僅かに1本。守っては、大量点に繋がるエラーは飛び出すわ、リリーフ陣は火だるまに遭うわと相変わらず無様な試合展開攻守に渡って、川相不在の弊害を露呈しまくり、悪太郎・堀内監督の乱心破滅オーダーが展開されるなど、チームの雰囲気は悪くなる一方。今にも内紛が起きかねない一触即発の状態を川相なしで切り抜ける事が出来るのか!?

 左:リリーフ陣崩壊で危うく198勝目を逃しかけたカリメロ

 合併具体案を協議! パ・リーグの提案にセ・リーグ理解示さず!
この日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で12球団代表者会議が行われ、近鉄とオリックスの合併問題を協議した。パ・リーグ側は1日に開かれた臨時理事会で集約された(1)プロテクト選手28人の取り扱い,(2)神戸・大阪のダブルフランチャイズ制,(3)近鉄が20%,オリックスが80%と言う出資比率でオリックスが経営主体となる…の3点を持ち込んだが、セ・リーグ側はいずれも理解を示す事なく、殆どが継続審議として、次回に持ち越される事となった。(1)については、28人と言う人数はまとまりつつあるものの、複数年契約を結んでいたり、FA権を所持している選手の扱いや、新人選手の割合等、具体的な事に話が及ばず。(2)については、元々、同じ兵庫県にオリックスがあった上、新球団が出来ようが、ダブルフランチャイズになろうが、ファンを持っていかれる心配など殆どないであろう阪神が依然として猛反対を続ける狭量ぶりを見せる始末。(3)については、吸収合併ではない事は理解されたものの、商法等の法律上、どういう形の合併になるのかをパ・リーグ側が全く説明出来ない有様。結局、合意に至ったのは、現行70人の支配下選手数を野球協約57条の2を適用し、一定期間80人に拡大する事くらいで、1リーグ制への移行問題も論議するに至らず、何の為に開かれた会議なのだか分からない、お粗末な結果となった。これだけ足並みが揃っていないにも拘わらず、ライブドアの近鉄買収申し出については、交渉の余地すらなし…と言う揃って黙殺する理不尽な展開。ライブドアが買収すれば、そもそも、こんな会議自体開かずに済むのだが…。

横浜:横浜5勝9敗1分
D  020000000  2
YB 00302000×  5
勝:マレン4勝6敗 負:人斬り抜刀斎7勝6敗 S:ササキ様1勝0敗16S
本:リナレス議員1、多村18、T.ウッズ23

大阪ドーム:近鉄7勝6敗2分
BW 00012020001  6
Bu 00001400000  5
勝:小倉3勝3敗 負:福盛2勝3敗6S
本:ブラウン15、水口5、マリオ1

福岡ドーム:ダイエー5勝9敗1分
M  100104322 13
H  001000000  1
勝:小林宏5勝3敗 負:星野4勝4敗
本:本間1、堀4

西武吹き抜けドーム:西武9勝5敗
F  001030000  4
L  00040120×  7
勝:オツ7勝4敗 負:立石4勝2敗 S:森0勝3敗3S
本:高橋信12、カブレラ1,2、貝塚6、ガッツ11、青波の長瀬28