球界トピックス

6月23日



9回の打席で会心の一打を放つ名手・川相

三遊間を真っ二つに破る移籍初安打

札幌ドーム:巨人7勝5敗
D  350012201 14
G  100000011  3
勝:人斬り抜刀斎7勝5敗
負:春風亭半ケツ1勝4敗
本:清水12、福留16
 名手・川相、待望の移籍初安打! 猛爆・中日、22安打でG投粉砕!
一発でしか点の取れない深刻なタイムリー欠乏症により、ついに首位の座を中日に明け渡した巨人無為に川相を幽閉する落合監督のオレ流大チョンボ采配に期待する以外、活路を見出せないとあって、試合前から重苦しいムードに包まれる中、巨人先発・春風亭半ケツは初回、いきなり一死満塁のピンチを迎えると、オチョアにレフト前タイムリーを浴び、早くも2点を献上。更に、二死後、谷繁にもタイムリーを浴びて、この回、3失点。その裏、巨人は中日先発・人斬り抜刀斎に対して、一死から清水が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ12号ソロを叩き込んだものの、所詮、その場限りの一発は流れが止まるだけ。続くローズがヒットで出るも、マッスル千代の富士,小久保と倒れて、結局、1点止まりと川相不在が故のツメの甘さを露呈やはり、一発が出なくては如何ともしがたいのかと川相不在の重さを痛感し、落胆の色を隠せない春風亭半ケツは直後の2回、無死から立て続けに4連打を浴びて、2点を失い、更に、5人目の打者・福留には右中間スタンドへの16号3ランを叩き込まれて、一死も取れずに失意のKO。これで完全に流れを掴んだ中日は5回に1点、6回に2点、7回にも2点と着々と加点。一方、巨人は2回以降、僅かに1安打と沈黙し、凡打の山を築くばかり。迎えた8回、悪太郎・堀内監督はこの所、スタメンから外していた怒涛のチャンスブレイカー・ニックンをショートの守備に投入いかなる時も最後まで試合を諦めない川相スピリットが注入されている中日とは対照的に、いかに大量12点ビハインドとは言え、まるで試合を投げるかの様な采配をかます首脳陣に巨人ナインはガックリ。一方、7回からサードの守備に入っていた名手・川相は9回に回ってきた打席でレフト前へ会心の一打を放ち、ようやく移籍初安打接戦でこそ真価を発揮すると言うのに、接戦時の打席はバントばかりで、フリーに打てる打席はいつもワンサイドの展開と気合いの入らない起用ばかりかます落合監督の大チョンボ采配に悩まされ、ヒットが出ないでいた川相に心を痛めていた中日ナインだったが、ついに飛び出した待望の一打にベンチはまるで一挙逆転でもしたかの様な大盛り上がり。その裏、巨人は二死三塁の場面で怒涛のチャンスブレイカー・ニックンがバットを叩き折られてのピッチャーゴロと相変わらずのインケツぶりを遺憾なく発揮する何とも締まりのない形でゲームセット投手陣崩壊で今季ワーストの22安打14失点,打ってはタイムリーが僅かに1本と壊滅的な試合運びで敗れるべくして敗れた巨人は3連敗正に、川相がいるチームといないチームの差をまざまざと見せつけられる格好となった。V奪回へ最大のキーマンと言われる男を中日が手放す筈もなかろうが、それでも、今からでも遅くないので、中日から川相を呼び戻せと言う声がますます強くなったのは言うまでもないだろう。


甲子園:阪神5勝6敗
C  200000000  2
T  30001001×  5
勝:下柳5勝1敗 負:ベイル4勝3敗 S:ウィリアムス2勝2敗7S
本:シーツ8

神宮:ヤクルト8勝3敗1分
YB 113100100  9
S  000000102  3
勝:アゴくら1勝3敗 負:藤井0勝4敗 S:吉田1S
本:石井タクロー5、村田6,7、金城7、アゴくら1、中井美穂の旦那11

福岡ドーム:ダイエー11勝5敗1分
F  200000100  3
H  000000000  0
勝:ミラバル4勝6敗 負:新垣5勝4敗 S:横山2勝3敗16S

西武吹き抜けドーム:西武12勝5敗
BW 000000000  0
L  00000100×  1
勝:弓長6勝3敗 負:金田0勝2敗
本:赤田5

大阪ドーム:近鉄6勝10敗
M  600001002  9
Bu 200001401  8
勝:小林雅3勝5敗14S 負:福盛2勝2敗6S
本:李8、礒部13


 西武・土肥←→横浜・田崎,東の交換トレードが成立!
この日、西武・土肥と横浜・田崎,東の1対2の交換トレードが成立した事が両球団から発表された。駒不足の中継ぎ陣を補強したい西武と、左の先発候補獲得を目論んでいた横浜の思惑が一致した格好だ。土肥は今季一軍未登板ながら、山下監督は「左の先発は今のセ・リーグでは貴重な存在になる。ローテの一角に入る事を期待している」と大きな期待を寄せている様だ。尚、背番号は土肥が早くも「30」に決まったが、田崎,東はまだ未定だ。