球界トピックス

6月12日


東京ドーム:巨人7勝7敗
C  100000010  2
G  00022030×  7
勝:上原1勝0敗
負:河内0勝1敗
本:緒方12、小久保19、マッスル千代の富士12、ペタジーニ8
 一発依存野球でタナボタ勝利! 山本監督、ニックン敬遠の大チョンボ!
前夜、川相不在の弊害を大露呈する形で大惨敗を喫した巨人。嫌なムードを引きずるかの様に不安感一杯の巨人先発・上原は初回、いきなり緒方にバックスクリーン右へ12号先頭打者アーチを浴びて、あっと言う間に先制点を献上。その後も上原は毎回の様に走者を出す苦しい展開が続くが、盗塁失敗,併殺打等、川相不在の巨人を彷彿させる様な広島の拙攻に助けられ、追加点は与えない。一方、広島先発・河内の前に3回まで僅かに1安打と沈黙していた巨人打線は4回、ローズのヒット,マッスル千代の富士の四球で無死一、二塁のチャンス。小久保が空振り三振に倒れた後、ペタジーニが死球を食らって満塁となった所で阿部はファーストゴロゲッツーに倒れる最悪の展開…と思いきや、これを栗原が大きく弾き、セカンド・ラロッカのカバーで一塁はアウトとなるも、この間にローズがタナボタの同点ホームイン。なおも二、三塁のチャンスで打席には怒涛のチャンスブレイカー・ニックン。前夜は怒涛のチャンスブレイカー・ニックンはチャンスにおいてこそ凡打するに違いないとキレのいい采配を展開した山本監督だったが、この日は何を血迷ったのか、ニックンを敬遠して、上原との勝負を指示。しかし、名手・川相や桑田の食らい付くバッティングを手本にしていると言う上原の方がチャンスに滅法弱いニックンより遙かに手強いと感じていた河内はフルカウントから痛恨の押し出し四球を与えて勝ち越し点を献上。依然として満塁のチャンスが続く巨人だったが、ガッツな貴公子・仁志はライトフライに終わり、三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。しかし、山本監督の血迷った采配により、流れは完全に巨人へと移行。続く5回、二死三塁の場面で小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン横へ19号2ラン。7回には川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにマッスル千代の富士が12号2ランを叩き込むと、更に、ペタジーニも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに8号ソロを浴びせて、3点を追加。完投目前の上原だったが、8回、守備固めに入ったばかりの黒田のヘッポコエラー等で一死一、二塁のピンチを迎えると、ラロッカのタイムリー二塁打で2点目を失い、この回限りで失意のKO。しかし、最後はシコースキーが走者を出しながらも辛くも後続を断ち、逃げ切りに成功。山本監督の大チョンボ采配に救われ、タナボタの白星を拾った巨人だが、この日も7点取りながら、タイムリーはゼロ。一発依存症,タイムリー欠乏症は依然として深刻を極めており、今からでも遅くないので、中日から川相を呼び戻せと言う声がますます強くなったのは言うまでもないだろう。

甲子園:阪神2勝9敗
YB 042000000  6
T  01500001×  7
勝:安藤2勝4敗2S 負:ゲーリー川村4勝4敗
本:多村13,14、葛城イクロー2、ゼブラ今岡15

秋田:ヤクルト6勝4敗
D  000020000  2
S  000000010  1
勝:山本昌4勝2敗 負:石川4勝4敗 S:岩瀬1勝3敗6S
本:マーチン2

福岡ドーム:ダイエー10勝2敗
BW 000020100  3
H  04231200× 12
勝:ホンコン倉野2勝1敗 負:本柳4勝6敗
本:ズレータ16

西武吹き抜けドーム:西武8勝4敗1分
M  004001400  9
L  200000000  2
勝:ミンチー姉さん4勝2敗 負:山崎1勝1敗
本:フェルナンデス13、ベンちゃん22、清水将1、ベニー松山14

大阪ドーム:近鉄7勝5敗
F  000000200  2
Bu 14101000×  7
勝:岩隈10勝0敗 負:ミラバル3勝5敗
本:北川5、バーンズ3