球界トピックス

6月2日


東京ドーム:巨人5勝2敗
D  101010000  3
G  00000140×  5
勝:シコースキー2勝2敗1S
負:人斬り抜刀斎6勝4敗
本:マッスル千代の富士9
 連夜の大チョンボ采配! 名手・川相、悪夢のフル欠場で首位陥落!
スタメンどころか、勝負所ですら名手・川相を起用しない落合監督のオレ流大チョンボ采配で拙攻三昧の巨人にむざむざ白星を許してしまった中日。この日は巨人先発・林に対して、初回から一死満塁のチャンスを掴むと、オチョアがセンターへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。続くボンジュール大西も歩いて、再び満塁となったものの、渡辺はセンターフライに終わり、三者残塁と早くも川相不在が故のツメの甘さを露呈。3回には四球で出た井端が立浪,福留の進塁打で三塁へ進むと、またもオチョアがセンター前へタイムリーを放ち、2点目。一気に畳みかけたい所だったが、オチョアは二盗を仕掛けて憤死し、結局、1点止まりとまたも川相不在が故のツメの甘さを露呈。更に、5回にはヒットの荒木を三塁に置いて、立浪がライトへ犠飛を打ち上げ、3点目を追加。一方、いつか川相が出てくるであろう事を信じて必死の力投を続ける中日先発・人斬り抜刀斎の前に相変わらずの拙攻ぶりを展開し、ゼロ行進を続けていた巨人だが、6回、先頭の代打・鈴木がレフト線へ二塁打を放つと、ガッツな貴公子・仁志のライトフライで三進。続く清水はファーストゴロに倒れるも、この間に鈴木が返って、ようやく1点。流れが変わりつつある気配に7回から、いよいよ名手・川相が守備固めで登場か…と思われたが、落合監督は前夜の大失態による敗戦を全く学習していないのか、この期に及んで、川相を投入しない愚行を展開。失意の人斬り抜刀斎に対して、巨人は先頭のマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ9号ソロを叩き込み、1点差。続く破戒僧・清原は3打席連続三振に倒れるも、江藤,阿部の連打で一、二塁とした所で、ここまで貯めに貯め込んだインケツパワーを解放したニックンが右中間へタイムリーを放ち、ついに同点。この期に及んでも川相を投入する気配のない理不尽なオレ流采配に納得がいかず、動揺を隠せない人斬り抜刀斎は代打・ペタジーニを歩かせ、満塁とすると、ガッツな貴公子・仁志の2点タイムリーで勝ち越し点を献上し、失意のKO。なおも一、二塁のチャンスが続く巨人だったが、2番手・岩瀬の前に清水はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開でチェンジとなり、川相不在が故のツメの甘さを露呈。直後の8回、巨人3番手・シコースキーに対して、中日は一死一、二塁と反撃を開始。ここでこの日、2打点のオチョアに回ってくるも、川相不在では一発に賭けるしかないと気負ったか、空振り三振。ここで英智に代わって、いよいよ名手・川相が登場か…と思いきや、出てきたのは森野。しかし、森野はサードへのファールフライに倒れて二者残塁と川相不在の弊害を大露呈。9回も善村,ピンキー井上と川相を後回しにする愚かな代打攻勢が案の定、空転に終わった中日は敗れるべくして敗れて、首位陥落川相不在の弊害を攻守に渡って露呈しているにも拘わらず、2夜続けて同じ過ちを繰り返すオレ流大チョンボ采配に救われ、タナボタの白星で7連勝となった巨人は入れ替わりで単独首位に立った。しかし、結果オーライの白星である事はナインの誰もが分かっており、川相をフル欠場に追い込むくらいなら、返してくれと言う思いを強めたであろう事は想像に難くない

甲子園:阪神6勝3敗
S  000000000  0
T  40000002×  6
勝:井川5勝4敗 負:藤井0勝2敗
本:アリアス17

広島:広島4勝6敗
YB 601110000  9
C  100110300  6
勝:吉川1勝0敗 負:高橋2勝5敗 S:ササキ様1勝0敗13S
本:古木5、マイケル2、ラロッカ16、多村9、T.ウッズ16、緒方10

北九州:ダイエー3勝7敗1分
M  410013600 15
H  000002111  5
勝:ジョニー黒木1勝3敗 負:星野2勝2敗
本:橋本6、フクーラ7、J.マッケンジー19、バルデス13、井口10

大阪ドーム:近鉄6勝4敗
F  000002001  3
Bu 00310002×  6
勝:加藤2勝3敗 負:ガンちゃん1勝5敗
本:礒部11、阿部真2、ミスタースナイパー7

西武吹き抜けドーム:西武8勝2敗
BW 020004050 11
L  010000010  2
勝:フィル王子2勝2敗 負:ハンニバル1勝3敗
本:オーティズ10、ブラウン9


 河本組長←→隼人、交換トレード決定!
巨人のユニフォームが似合わないと言う点では屈指の男・河本組長がついに巨人のユニフォームに別れを告げる時がやってきた。と言っても、別に引退する訳ではなく、日本ハム・隼人との交換トレードが合意に至った事が発表されたのだ。日本ハム側から打診を受けた巨人は右の中継ぎ候補を要求し、日本ハムが隼人を交換要員として指名。36歳のロートルと入れ替わりで、28歳とまだ化ける可能性を秘めた中堅が貰えるとあって、巨人はこれを了承した。河本組長は今季一軍未登板,隼人も4試合に登板しただけでファーム暮らしが続いているが、いずれも中継ぎとして環境の変化による再生が期待されている。「ダブルストッパー弁当」の呪いにより、ロッテから放出されて以来のパ・リーグ復帰となる河本組長の背番号は未定。一方、隼人は河本組長が付けていた「27」を引き継ぐ事が決まった。尚、本名以外の登録名を認めない巨人は「隼人」ではなく「中村」で登録する模様だ。

 ジョニー黒木、5回無失点の好投! 1061日ぶりの白星をゲット!
好投しても、後続が打たれる、援護が貰えないなどの不運も重なり、今季未だに白星のないジョニー黒木が6度目の先発登板。初回、いきなり橋本の6号満塁弾で大量援護を貰ったジョニー黒木は制球に苦しみながらも、要所を抑える粘りの投球で5回まで無失点の好投。既に、4回の時点で球数が100球を越えていた事もあり、この回限りでお役御免となった。この後、リリーフ陣が相次いで打ち込まれ、5点を失ったものの、味方打線が17安打15点と爆発し、一気に突き放した。ジョニー黒木は2001年7月7日以来となる1061日ぶりの勝利を手にした。