球界トピックス

5月21日


甲子園:阪神7勝3敗
G  000003060  9
T  000020002  4
勝:カリメロ5勝0敗
負:井川3勝4敗
本:ローズ19
 怒涛の拙攻三昧も結果オーライの大勝! カリメロ、怒りの完投勝利!
連日連夜、空砲を量産するだけの打線に怒涛のチャンスブレイカー・ニックンまで加わり、史上空前の大拙攻打線が完成した巨人はこの日も本領発揮の拙攻三昧。4連続KO中の阪神先発・井川に対して、初回、ガッツな貴公子・仁志がいきなりセンター前に弾き返して、口火を切るも、続く清水はセンターへの凡フライと進塁打すら打てず。川相不在では強引に塁を奪うしかないと焦った仁志は井川の牽制に引っかかって、大きく飛び出し、憤死する有様。二死走者なしとなり、最早、一発に賭けるしかない振り回したローズも空振り三振に終わり、結局、3人で攻撃終了と早くも川相不在の弊害を露呈。続く2回には先頭のマッスル千代の富士が歩くも、破戒僧・清原は空振り三振。続く小久保はショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で結局、無得点。3回はあえなく三者凡退に終わった巨人は4回、ガッツな貴公子・仁志,清水と連打を浴びせ、無死一、三塁と絶好のチャンス。しかし、軽打で十分な所を一発しか頭にないローズ,マッスル千代の富士,破戒僧・清原は大振りを繰り返して三者三振に斬って取られ、二人の走者は一歩も動けず仕舞い。5回も淡泊な攻撃で三者凡退とゼロ行進は一向に止まらない。ここまで川相不在のヘッポコバックはアテにならないとばかりに強引に三振を奪いに行くペース配分無視の全力投球モードを続けていた巨人先発・カリメロだったが、飛ばし過ぎの為の肉体的疲労と、不甲斐ない味方打線に対する精神的疲労が蓄積されてきた5回裏、この日、スタメンとなった代打の神様・八木に痛打されると、続く関本を歩かせ、無死一、二塁のピンチ。ここで矢野に右中間突破のタイムリー二塁打を浴び、ついに均衡を破る2点を献上。2点を追う巨人は直後の6回、川相不在とあっては自分が出るしかないとカリメロが粘って執念の四球で出塁。しかし、続くガッツな貴公子・仁志は簡単に打ち上げ、清水はサードゴロゲッツーに倒れる最悪の展開…と思いきや、これを関本がエラーし、オールセーフ。タナボタのチャンスにローズがレフト前にタイムリーを放つと、更に、この打球を今度はキュラソ星人が後逸する大チョンボで清水,ローズがそれぞれ二、三塁へ進塁。更なるタナボタチャンスにマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、犠飛としては十二分のレフトフライとなり、清水が同点のホームイン。更に、破戒僧・清原もセンター前へタイムリーを浴びせて、勝ち越しに成功。1点差の儘、迎えた8回、巨人は先頭のガッツな貴公子・仁志が四球を選ぶも、ここで清水がサード前へ小フライ気味のヘッポコバントをかまし、一塁に戻りかけてしまった仁志が憤死。やはり、川相不在では一発に賭けるしかないと言う思いを強くしたローズはバックスクリーンへ19号2ランを叩き込み、井川をKO。 の後、2番手・桟原の制球難により、チャンスを掴むと、阿部のタイムリーで1点を追加。更に、二死満塁のチャンスにカリメロが川相不在では自分で決めるしかないとばかりに執念の2点タイムリーを浴びせると、清水にもタイムリーが飛び出し、この回、6点目。なおも満塁のチャンスが続いたが、あくまで一発を狙うローズは空振り三振に終わり、三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。とっくの昔に限界を通り越しているにも拘わらず、リリーフ陣が不安定な事と点差が開いた事でいつまでも投げさせられていたカリメロは9回、連打を浴びて、2点を失ったものの、大量リードに守られて、辛くも逃げ切りに成功。40歳としては史上初となる2試合連続2桁奪三振をマークしての完投勝利で200勝まであと4つと迫った。一見、大量点を奪っての大勝に見えるが、一発頼み、相手のミス頼みの結果オーライ野球は相変わらずで一向に士気が上がる気配はなく、今からでも遅くないので、中日から川相を呼び戻せと言う声がますます強くなったのは言うまでもないだろう。
 左:不甲斐ないバックをアテにせず投打に奮闘したカリメロ

広島:広島3勝4敗
S  022002012  9
C  400003010  8
勝:河端2勝0敗 負:佐々岡1勝3敗3S S:五十嵐亮2勝0敗5S
本:求道者・前田8、中井美穂の旦那6,7、宮本4、緒方7、稲葉7

横浜:横浜2勝6敗1分
D  100010040  6
YB 200000001  3
勝:人斬り抜刀斎6勝2敗 負:ゲーリー川村3勝1敗
本:T.ウッズ10、森野1

西武吹き抜けドーム:西武4勝5敗
H  101001120  6
L  210000000  3
勝:和田3勝1敗 負:大沼3勝2敗
本:井口8、J.マッケンジー15

千葉マリン:ロッテ1勝8敗
BW 100000100  2
M  00201001×  4
勝:ミンチー姉さん3勝2敗 負:ムーア5勝2敗 S:小林雅2勝4敗9S
本:日高2、大塚2

東京ドーム:日本ハム3勝3敗
Bu 100102010  5
F  24100002×  9
勝:伊集院光の弟子・金村5勝3敗 負:川尻3勝5敗 S:横山1勝0敗9S
本:小田5、青波の長瀬18,19、SHINJO8、中村10、田中賢1


 恐怖の守護神・カラスコに復活の兆し!? 3回を1安打無失点の好投!
投げれば、メッタ打ちと火消し役の筈が大炎上を呼び込むばかり。リリーフ投手であるにも拘わらず、逆ハーラーダービーのトップを爆走する敵よりも味方に恐れられた恐怖の守護神・カラスコに復活の兆しが見えてきた。ファーム調整からの一軍復帰後、2度目の中継ぎ登板は5点ビハインドの5回裏から。持ち味の150kmの速球が冴え、3イニングを投げて、1安打4三振に無失点ピッチングを展開した。2点差まで迫った8回裏に4番手・岡本が打ち込まれた事で突き放され、試合は敗れたが、ワンサイドになりかけた試合を接戦に持ち込んだカラスコの好投は大きい。守護神失格の烙印を押されたカラスコが今後、ストッパーに復帰するのか否か注目される所だ。