球界トピックス

5月11日


東京ドーム:巨人1勝6敗
T  200040010  7
G  200013000  6
勝:リガン1勝0敗4S
負:岡島1勝3敗3S
S:安藤0勝2敗2S
本:藤本3、ローズ15、キュラソ星人8、阿部19
 ランデル、失意の5回KO! 怒涛の残塁地獄で3位転落!
連日連夜、拙攻拙守拙走を繰り広げるヘッポコ野球で低迷を続ける巨人。この日は右太腿を痛めた上原に代わり、緊急先発となったランデルが川相不在の不安感から初回、いきなり藤本に3号2ランを浴びて、先制点を献上。その裏、巨人はキンケドゥのエラーで貰った一死一塁と言う拾い物のチャンスにローズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ15号2ランを叩き込み、開幕32試合連続本塁打と言う一発依存野球を象徴する不名誉な新記録をまたもや更新する形で試合を振り出しに戻した。しかし、所詮、その場限りの一発では士気が高まる筈もなく、2,3回と立て続けに3人で斬ってとられる始末。4回には二死から小久保,阿部と連打を浴びせるも、川中はライトフライに倒れて二者残塁とまたまたまた川相不在の弊害を露呈。走者を出しながらも粘りの投球を続けていたランデルだったが、味方打線の不甲斐なさに精神的疲労に苛まれ始めた5回、二死からシャア少佐,藤本と連続四球を与えると、ゼブラ今岡にはセンター前へタイムリーを浴び、勝ち越し点を献上。更に、続くキュラソ星人には右中間スタンドへ8号3ランを叩き込まれて、失意のKO。その裏、マッスル千代の富士のタイムリーで1点を返した巨人は続く6回、一死から阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ19号ソロを叩き込み、2点差。二死後、代打・ヒットマン後藤がセンター前へ弾き返すと、ガッツな貴公子・仁志,清水の連続タイムリーで同点。更に、ローズの二塁打の後、マッスル千代の富士が歩いて満塁と、勝ち越しのチャンスを掴みながら、ペタジーニはレフトフライに倒れて三者残塁と川相不在が故のツメの甘さを露呈。掴みかけた流れをむざむざ手放してしまった巨人は8回から登板した4番手・岡島が一死から悠久の若虎・桧山にライト前へ弾き返されると、続くアリアスにセンターオーバーのタイムリー三塁打を浴び、再び勝ち越し点を献上。その裏、巨人は二死からローズが歩くと、マッスル千代の富士がレフト前ヒットを放ち、一、二塁と絶好のチャンスを掴んだものの、この日大ブレーキのペタジーニが空振り三振とまたもチャンスブレイク。9回も一死一、二塁のチャンスを作りながら、代打・ソーサ元木は空振り三振。ガッツな貴公子・仁志もファーストへのファールフライに終わり、二者残塁と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈する形でゲームセット3併殺13残塁と怒涛の拙攻三昧で敗れるべくして敗れた巨人は貯金消滅で3位転落。明らかに残塁地獄を形成した打線、特に、3度のチャンスを潰したペタジーニに問題があったにも拘わらず、ナベツネは「戦犯は岡島だ。何で使うのかねぇ。必ず点を取られるに決まってるんだよ、統計学的に。監督には統計学から研究して貰わないといかんな」と、ここまで9試合で自責点4の岡島に対して、100%点を取られるなどと言う訳の分からない統計分析でメッタ斬り。先日の河原斬りと言い、ただでさえ川相不在のヘッポコバックを強いられているリリーフ陣をひたすら腐らせるイカレ発言ぶりにナインの士気は下がる一方だ。今からでも遅くないので、中日から川相を呼び戻せと言う声がますます強くなったのは言うまでもないだろう。

ナゴヤドーム:中日0勝5敗
S  0011001001  4
D  0000003000  3
勝:坂元1勝1敗
負:岩瀬1勝2敗4S
S:五十嵐亮2勝0敗3S
本:福留7
 
若松博打采配奏功、マーチン3安打の活躍! 中日、川相幽閉で単独最下位! 
手術後間もないマーチンを二軍で2試合しか使わない儘、いきなりスタメン起用する若松監督の博打采配が奏功打ってはフェンス直撃の二塁打を含む3安打,心配された守備の方も7回、勝ち越しタイムリーと思われた渡辺のライト前ヒットで本塁突入した谷繁を好送球で刺すなど貢献。延長に突入した試合は10回、代打・度会のタイムリーで勝ち越したヤクルトが逃げ切り、最下位を脱出。一方、敗れた中日は入れ替わりで最下位転落となった。11点ビハインドの9回に代打などと言う訳の分からない起用をかましたかと思えば、こういう接戦ではフル欠場に追い込むなど、どう見ても不可解極まりない落合監督の川相起用法にナインの不信感は募るばかり。開幕前は川相の加入で優勝候補筆頭と言われていた中日だが、今や、4年振りの単独最下位に甘んじる始末で川相の幽閉ぶりが如実にチームの低迷に結びついている。チームの浮上の為にも一刻も早い川相のスタメン起用が待たれる所だ

山形:横浜3勝4敗
C  100300000  4
YB 000010000  1
勝:高橋2勝2敗 負:Yokohama Walker1勝2敗 S:佐々岡1勝1敗3S
本:嶋10、シーツ6、野村4、石井タクロー3

札幌ドーム:日本ハム6勝2敗
M  100000002  3
F  01020100×  4
勝:押本3勝1敗 負:ジョニー黒木0勝3敗 S:横山1勝0敗6S
本:エチェバリア8,9、高橋信7,8

福岡ドーム:ダイエー4勝3敗
L  000001100  2
H  000100000  1
勝:霊感投手・松坂3勝4敗 負:杉内1勝1敗
本:平尾4

大阪ドーム:近鉄3勝3敗1分
BW 010101052 10
Bu 000000000  0
勝:フィル王子1勝1敗 負:加藤1勝3敗
本:オーティズ7、ブラウン8


 4月の月間MVP発表!
この日、4月の月間MVPが発表された。セ・リーグの投手部門は5戦5勝、防御率2.43の安定した投球で波に乗りきれないチームを支えた福原(阪神)が初受賞を果たした。打者部門は6戦連発を含む月間タイ記録の16本塁打、打点もリーグトップの35打点と大爆発した阿部(巨人)が42本ものヒットを量産し、4割をキープした嶋(広島)を抑えて、初受賞。一方・パ・リーグの投手部門は昨年に続いて無傷の5連勝を飾り、防御率も2.48と快投を演じた岩隈(近鉄)が2年連続して4月のMVPを受賞。打者部門は.457のハイアベレージを残しただけでなく、9本、24打点の好成績でチームを引っ張った青波の長瀬(日本ハム)が初めて選ばれた。