球界トピックス

4月6日


ナゴヤドーム:中日0勝1敗
G  020110022  8
D  100000020  3
勝:カリメロ1勝0敗
負:平井0勝1敗
本:立浪1、ローズ1、ピンキー井上2、ボンジュール大西1、小久保2
 悪太郎・堀内監督、施された初勝利! 落合監督、弱体巨人に川相温存!
川相不在による怒涛の拙攻拙守で開幕3連敗の巨人と、川相の加入により、投打が噛み合い開幕3連勝の中日茂雄とチンピラ三山代表の陰謀によって移籍した川相を巡る因縁の両軍の対決が開幕2カード目にして、早くも実現。昨年まで精神的支柱として最も頼れる存在だった名手・川相があろう事か敵のベンチに座っていると言う悪夢の様な風景に巨人ベンチは試合前からすっかり重苦しいムード。そんな巨人に対して、川相を使うまでもないと完全にナメきったのか、落合監督はあえて川相をスタメン起用しない奇策に打って出た。それでも中日は初回、立浪がライトスタンドへ1号ソロを叩き込み、あっと言う間に1点を先制。川相を温存する余裕を見せつけられ、怒り心頭の巨人は直後の2回、中日先発・平井に対して、二死からローズがセンター前へ弾き返すと、川中,阿部が連続四球で満塁のチャンス。ここで打席には投手のカリメロが入ったが、川相不在で繋がりのない打線の援護など、とてもアテには出来ないとあっては、自分で決めるしかないとばかりにセンター前へ執念の2点タイムリーを放ち、逆転に成功。なおも、一、二塁と追加点のチャンスだったが、ガッツな貴公子・仁志は空振り三振に倒れて、二者残塁とまたも川相不在の弊害を露呈。3回には先頭の清水が歩くも、小久保はサードライナー,マッスル千代の富士はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開とまたまた川相不在の弊害を露呈。しかし、4回、相変わらずのタイムリー欠乏症ぶりに業を煮やしたローズが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン横へ移籍初アーチを叩き込み、3点目。5回には一死一、二塁から、今季チームで唯一タイムリーを放っている野手・小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間フェンスを直撃するタイムリー二塁打となり、4点目。この後、二死満塁と更なる追加点のチャンスを作るも、ローズがサードフライに倒れて三者残塁とまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。6回にも二死一、二塁のチャンスを作りながら、清水が空振り三振に終わり、二者残塁とまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈。7回もあえなく三者凡退とまたまたまたまたまたまた川相不在の弊害を露呈した巨人だったが、8回、先頭のローズがライト前へ弾き返すと、川相幽閉策筆頭刺客・ニックンがリタイアしている隙にスタメンに入った川中が川相によって築かれた聖域を継ぐ者として、偉大な先人の眼前で無様な所は見せられないとばかりに川相ばりに食らい付く、執念のバッティングで左中間を破るタイムリー二塁打。更に、阿部も右中間突破のタイムリー二塁打で続いて、この回、2点を追加。5点のリードを貰ったものの、川相不在のヘッポコバックを背負って渾身の投球を続けていたカリメロは既に、心身共に限界を通り越していた。これに対して、中日はその裏、ピンキー井上,代打・ボンジュール大西が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにまるで巨人の様な攻撃でカリメロをKO。更に、川相不在の不安感から制球が定まらない2番手・岡島から、二死一、二塁のチャンスを作ったものの、福留はカウント0−3から追い込まれて、空振り三振を喫して、二者残塁と川相不在の弊害を露呈。土壇場9回、巨人は一死から小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ2号ソロをぶち込むと、二死一、三塁から川中が川相によって築かれた聖域を継ぐ者として、偉大な先人の眼前で無様な所は見せられないとばかりに川相ばりに食らい付く、執念のバッティングでレフト前にポトリと落とすタイムリーを放ち、ダメ押しの2点を追加。最後はシコースキーが締めて、開幕4戦目にして、ようやく悪太郎・堀内監督に初勝利を献上した。川相がフル欠場に終わり、一発でしか点の取れない巨人の様な拙攻ぶりで今季初黒星となった中日だが、これは落合監督があまりに情けない戦いを続ける巨人を発奮させる為の意図があった模様だ。敵に塩を送られ、川相を擁しながら起用しないと言う采配がいかに愚かしい行為であるかを反面教師としてまざまざと見せつけられた巨人ナインはV10も夢ではなかった戦力でむざむざ優勝を逃し続けた事を思うと悔やまずにはいられなかった。

横浜:横浜1勝0敗
T  001010110  4
YB 12002000×  5
勝:吉見1勝0敗 負:伊良部クラゲ0勝1敗 S:ササキ様1S
本:相川1、ゼブラ今岡1,2、メカゴジラ1、T.ウッズ1

広島:広島0勝1敗
S  213010000  7
C  010000000  1
勝:石堂1勝0敗 負:高橋0勝1敗
本:岩村2、宮出1、嶋2、寿司職人ラミレス2

大阪ドーム:近鉄1勝1敗
H  0000100000  1
Bu 0000000101× 2
勝:カラスコ1勝1敗2S 負:佐藤0勝1敗
本:中村2

千葉マリン:ロッテ1勝1敗
F  000010030  4
M  010000000  1
勝:横山1勝0敗 負:戸部0勝1敗 S:伊藤2S

西武吹き抜けドーム:西武2勝0敗
BW 000002003  5
L  00222270× 15
勝:帆足1勝1敗 負:本柳0勝1敗
本:細川3、高橋浩1、ベンちゃん5、平尾3、大島2


 阪神の連勝止めた! ササキ様、復帰登板で5年ぶりのセーブ!
川相不在の弱体巨人が相手だったとは言え、開幕3連勝と波に乗る阪神に対し、横浜は相川,メカゴジラ,T.ウッズと一発攻勢で主導権を握る。一時は3点差にまで広がったが、ギャラードがまたも打たれるなど、8回が終わった時には1点差に。しかし、この展開になれば、9回は当然、ササキ様が登場。満を持して、日本復帰初登板となったササキ様は三振こそ1つも奪えなかったものの、無難に3人で抑えて、日本では5年ぶりのセーブをマーク。ゼブラ今岡の2打席連発も空砲に終わった阪神は今季初黒星。

 好投・馬原に援護なし! 延長10回、中村、サヨナラアーチ!
和田に続いて、杉内が故障でリタイア。はーちゅんはプロ入り最短KOで早くも二軍に落とされ、新垣も2戦連続KO。20勝投手・斉藤もいまいちピリッとしないなど、水島の呪いの影響か昨年の活躍が見る影もないダイエー・先発陣だが、そんな中、唯一、安定した投球を続けているのがルーキー・馬原。この日も7回まで散発2安打無失点の好投。8回に、自らの牽制悪送球でピンチを作り、1点を奪われるも、9回を自責点0で投げきった。しかし、孤軍奮闘のルーキーを自慢の打線が見殺し。近鉄先発・川尻相手に10安打を浴びせながら、柴原の犠飛による1点しか奪えない拙攻で試合は1−1の儘、延長に突入する。そして迎えた10回裏、馬原の後を継いだ2番手・佐藤は二死走者なしから中村に左中間スタンドへ2号アーチをぶち込まれて、屈辱のサヨナラ負けとなった。