球界トピックス

4月3日
第76回選抜高校野球大会:社2−3愛工大名電 済美7−6明徳義塾


ナゴヤドーム:中日2勝0敗
C  000101200  4
D  07100000×  8
勝:野口1勝0敗
負:デイビー0勝1敗
本:オチョア1、ピンキー井上1
 リナレス議員、執念の激走! 怒涛のビッグイニングで開幕2連勝!
前日、川崎先発の奇襲殺法こそ失敗するも、それを帳消しにする粘り腰で見事に逆転勝利を飾った中日の勢いはこの日も続いていた。2回、広島先発・デイビーに対して、先頭のリナレス議員が四球を選ぶと、続くピンキー井上がセンター前ヒット。一気に三塁を狙ったリナレス議員は二、三塁間で太腿を痛めながら、必死の形相で三塁へ猛スライディング。これでリナレス議員は無念の退場となったものの、キューバの至宝の執念のプレイに打たれた中日ナインが奮起。まず、谷繁がライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。ピッチャーの野口もレフト前にうまく流し打って2点目。続く井端が送った後、荒木のタイムリー,立浪の犠飛で2点を追加。更に、福留が歩いて、一、二塁となった所でオチョアが左中間スタンドへ1号3ランをぶち込んで、この回、大量7点のビッグイニングを形成。続く3回にはピンキー井上に1号ソロが飛び出し、8点目を追加。初戦とは逆に大量点を追い掛ける展開となった広島だが、4回に石原のタイムリー二塁打,6回には嶋のタイムリー,7回にはシーツの2点二塁打とジリジリと追い上げ、中日先発・野口をKO。しかし、中日はこの後、遠藤−川岸−岡本と開幕戦さながらの巧みな継投で追撃をかわし、逃げ切りに成功。名手・川相はまたもやフル欠場に終わったが、川相の力を借りずしても、これだけ余裕のある戦いが出来る辺り、中日のチーム状態の良さが窺える

東京ドーム:巨人0勝2敗
T  001400000  5
G  000000100  1
勝:福原1勝0敗
負:春風亭半ケツ0勝1敗
本:矢野1、アリアス2、小久保1
 春風亭半ケツ、5失点KO! 打線も散発3安打で屈辱的大惨敗!
開幕早々、拙攻投壊のオンパレードで大惨敗と、名手・川相を失った代償の大きさを改めて痛感させられた巨人ナイン。2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況である事は初めから分かっていても、納得出来ない様子で試合前から重苦しいムードが漂っていた。一方、昨年を彷彿とさせる会心の逆転勝利で波に乗る阪神は3回、巨人先発・春風亭半ケツに対して、矢野が1号ソロを叩き込み、またも先制点をゲット。続く4回には一死満塁からアリアスが左中間スタンド上段へ2試合連続となる2号グランドスラムをぶち込んで、一挙4点を追加。一方、この日は破戒僧・清原ではなくペタジーニがスタメンとなった巨人打線だが、相変わらず、粘りも繋がりもなく、阪神先発・福原の前に6回まで僅か1安打と完全に沈黙。7回に入って、小久保が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに移籍第1号となる一発を放ったものの、8回からはリガン−安藤−ウィリアムスの継投の前に封じ込まれて、あえなくゲームセット。先発投手が崩壊、打線は散発3安打またもや川相不在の弊害を随所に露呈した巨人は早くもこのカード負け越しが決定。2試合こなして、未だにタイムリーがゼロと言う一発依存症ぶりは深刻を極めていると言っていいだろう。

神宮:ヤクルト2勝0敗
YB 000200100  3
S  00010003×  4
勝:河端1勝0敗 負:ギャラード0勝1敗 S:石井1S
本:金城1、金村弟1、寿司職人ラミレス1

札幌ドーム:日本ハム1勝1敗
L  210411110 11
F  011600010  9
勝:ミャオ1勝0敗 負:加藤0勝1敗 S:豊田1S
本:大島1、フェルナンデス2、ベンちゃん4、細川1、小田1

千葉マリン:ロッテ2勝0敗
H  000000011  2
M  00103010×  5
勝:ミンチー姉さん1勝0敗 負:斉藤1勝1敗 S:小林雅0勝1敗3S
本:フランコ2、柴原2

GS神戸:オリックス1勝1敗
Bu 205100002 10
BW 30012017× 14
勝:歌藤1勝1敗 負:吉田0勝1敗
本:礒部1、平野2


 寿司職人ラミレス、起死回生の逆転弾! 新芸「カトちゃんペ」、初お目見え!
故障や不振も厭わずに、ひたすら新芸開発に尽力していた寿司職人ラミレスがようやく結果を出した。2点ビハインドで迎えた8回、二死一、三塁の場面で相手はササキ様の加入により、セットアッパーに落とされた昨年までの守護神・ギャラード。開幕戦の4タコに続き、この日もここまで3タコと依然として快音が聞かれない寿司職人ラミレスだったが、ここでレフトスタンド中段へ会心のアーチを描く。凡退すれば、9回からはササキ様が出てくるのは間違いなかった。起死回生の逆転3ランを放ち、ベースを一周。ベンチに引き上げてきた寿司職人ラミレスは散々悩み続けた上にあみ出した第3の芸「カトちゃんペ」を初披露。続いて「アイーン」「ゲッツ」と3連コンボを決める。更に、試合後のお立ち台では「カトちゃんペ」に合わせたハゲづら&メガネを装着する念の入ったパフォーマンスを展開。狙い通り、爆笑を得た寿司職人ラミレスだったが、「相手チームに失礼なので、(この格好は)最初で最後」と語っており、どうやら本番ではこれが見納めの様だ。
 助っ人軍団、大活躍! ロッテ、3年ぶりの単独首位!
助っ人軍団の活躍でロッテがダイエーを連破し、3年ぶりとなる単独首位に立った。2000年以来、ビジター12連勝中のダイエー先発・斉藤に対して、3回、フランコの犠飛で先制すると、5回にはベニー松山が満塁の走者を一掃するタイムリー二塁打で3点を追加。7回にはまたもフランコがダメ押しとなる2号ソロを叩き込む。投げては先発・ミンチー姉さんが4回までパーフェクトに抑える快投を展開。完投目前の9回に連続二塁打を浴び、降板したものの、後を継いだ小林雅に締めて、逃げ切った。

 連日の乱打戦、今度はオリックスに軍配! ルーキー・歌藤、粘りの投球でプロ初勝利!
前日に続いて、大乱打戦となったこの試合、初登板が苦い黒星デビューに終わったルーキー・歌藤が白星を呼び込んだ。5点ビハインドの4回途中からマウンドに上がった歌藤はいきなり迎えた満塁のピンチを切り抜けると、8回まで無失点の好投を展開。この歌藤の好投に打線も応える。ジワジワと加点し、1点差まで追い上げると、8回には平野の2号ソロでついに同点。更に、この後、近鉄投手陣の制球難につけ込み、2連続押し出し,山崎,迎のタイムリー等で大量7点。歌藤は疲れが出たか9回に3連打を浴び、KOされたが、待望のプロ初勝利を飾った。