球界トピックス

3月29日 日米親善試合:阪神11−7ヤンキース
第76回選抜高校野球大会:拓大紅陵4−6福岡工大城東 社2−1鵡川 東邦0−1済美


福岡ドーム:ダイエー1勝0敗
L  120000210  6
H  00051032× 11
勝:杉内1勝0敗
負:弓長0勝1敗
S:河野1S
本:平尾1、井口1、松中1
 
ダイエー、打線爆発で乱戦制す! 井口,松中、ダメ押し連続アーチ!
昨年、対西武21年連続負け越しと言う不名誉な歴史に終止符を打ったダイエー。今季も勝ち越すべく、幸先のいいスタートを切りたい所だったが、先手を取ったのは西武。いきなり平尾の先頭打者アーチで1点を先制すると、続く2回には中島のタイムリー三塁打,野田の犠飛で早くも3点のリード。しかし、立ち上がりからピリッとしなかったダイエー先発・杉内が3回から5者連続三振を奪うなど、突如の快投を展開。これに応えるべく、ダイエーは4回、2本のヒットと死球で満塁のチャンスを掴むと、吉本,井手の連続タイムリーで一気に同点。更に、二死後、川崎が右中間突破の2点二塁打を放ち、勝ち越しに成功。続く5回にも一死一、二塁のチャンスを掴んだ所で4回の左肘に続き、今度は左肩と2打席連続の死球を食らったズレータが西武先発・弓長に激昂選手会長・松中が普段見せない様なスーパーダッシュでズレータの特攻を阻止したものの、両軍ナインが入り乱れ、あわや大乱闘の大騒ぎ。ズレータは暴力行為こそふるわなかったものの、威嚇行為を働いたとして、今季第1号の退場処分に。ここで弓長に代わってマウンドに上がった2番手・ミャオは吉本を空振り三振に取りながら、これを野田が痛恨の後逸。ボールが転々とする間に松中が6点目のホームイン。この儘、逃げ切りたい杉内だったが、6回辺りから、ストライクとボールの差がはっきりするなど、疲労の色が見え始め、7回、無死一、二塁のピンチを迎えた所で無念のKO。ここで代わった佐藤に対して、西武は一死満塁とした所で代打・小関が一塁線を破る2点タイムリー二塁打を放ち、1点差。なおも、一打逆転のチャンスだったが、後続が続かず、この回、2点止まり。西武が引き寄せきれなかった流れを、逆にたぐり寄せたのがその裏のダイエー。一死一、二塁から、退場を食らったズレータに代わって出場していた出口がライトオーバーのタイムリー二塁打を浴びせると、二死後、井手がタイムリー三塁打を放ち、3点を追加。直後の8回、西武は押し出し四球で1点を返し、なおも無死満塁と絶好のチャンスを掴むも、平尾は空振り三振。続く小関の痛烈なライナーは長身ショート・鳥越に阻まれ、ゲッツーとなるハードラック。完全に流れを掴んだダイエーはその裏、井口,松中に連続アーチが飛び出して、ダメ押しの2点を追加。西武は9回にも満塁のチャンスを作りながら、あと一本が出ず、ゲームセット。ダイエー4番手の河野は2回を無失点に抑え、4年ぶりのセーブをマークした。

日米親善試合:東京ドーム
デビルレイズ  000203200  7
巨    人  100000000  1
デ:○ヘンドリクソン−ブレーゼルトン−コローム
巨:林−●カリメロ−ジョーベ博士−佐藤
本:クルーズ、フィック
 川相不在で怒涛の拙攻三昧! 投壊炸裂で連夜の大惨敗!
「(名手・川相も今夜の松井さんもいないにも拘わらず)巨人打線は史上最強。ヤンキースより上ですよ、エヘヘヘ〜」などと言う茂雄の大失言でヤンキースのいらぬ怒りを買って、惨敗を喫したばかりの巨人だが、この日はヤンキースの開幕戦の相手となるデビルレイズと対戦。初回、いきなり無死一、二塁のチャンスを掴んだものの、小久保はピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続くマッスル千代の富士もどん詰まりのゴロに倒れ、早くも川相不在の弊害を露呈…と思いきや、あまりにもどん詰まり過ぎた事が奏功し、これが幸運なタイムリー内野安打となって、1点を先制。巨人先発・林は川相不在のヘッポコバックはアテにならないとばかりに強引に三振を奪いに行く投球で3回を1安打5三振で無失点に抑える好投を展開。4回、悪太郎・堀内監督は飛ばし過ぎた林に疲れが出て悪いイメージを残す前にスパッとカリメロにスイッチするもこれが裏目。老獪なコーナーワークで打たせて取りたいカリメロだったが、川相不在のヘッポコ内野陣を信頼しきれず、投球の幅を大きく狭められる苦しい展開でいきなりバルデリに二塁打を浴びると、一死後、クルーズにレフトスタンドへ2ランを叩き込まれて、一気に逆転を許す有様。6回から登板の3番手・ジョーベ博士も川相不在の不安感から代打・フィックに2ランをぶち込まれると、更に、川相不在で守備のリズムを乱した阿部のエラー等で、この回3失点。失意のジョーベ博士は続く7回にもガスライト,マルチネスの連続タイムリーを許して、計5失点。巨人は土壇場9回、無死満塁と絶好のチャンスを作りながら、ペタジーニはサードライナー,代打・江藤もはサードゴロゲッツーで結局、無得点と最後の最後まで川相不在の弊害を露呈名手・川相に頼りたくても頼りようがない絶望的な状況で敗れるべくして敗れた巨人は最後のオープン戦まで投壊が解消されない最悪の状態で開幕へ大きな不安を残す事となった。
 左:最後のオープン戦登板でも川相不在の不安感を露呈したカリメロ

GS神戸:オリックス1勝0敗
F  003000203  8
BW 31210004× 11
勝:ムーア1勝0敗 負:正田0勝1敗 S:山口2S
本:エチェバリア1、ブラウン2,3、ガッツ1

大阪ドーム:近鉄0勝1敗
M  103000003  7
Bu 000000000  0
勝:渡辺俊1勝0敗 負:山村0勝1敗
本:フクーラ1


 正田、3回6失点KO! 投壊続きで開幕3連敗!
開幕投手の伊集院光の弟子・金村が6回KOされ、第2戦では守護神・建山が3点差を守れず、サヨナラ負けと早くも単独最下位となった日本ハム。この日は建山が故障でもないのに、二軍落ちを通告されるなど、苦しい展開ながら、開幕3連敗なら、Bクラス確率100%と言う不吉なデータから、何としても勝ちたい所だった。しかし、この日の先発・正田も立ち上がりから4連打を浴びるなど乱調で、3回もたずに6失点KOと惨憺たる内容。打線の方はエチェバリア,ガッツに一発が飛び出すなど8点を奪ったものの、それ以上に打ち込まれる投壊を露呈し、最悪の開幕3連敗。一方、勝ったオリックスは2001年10月以来の貯金生活となった。