球界トピックス

3月27日 オープン戦結果:G4−5T YB5−7D S9−9T
第76回選抜高校野球大会:明徳義塾10−0桐生一 常葉学園菊川3−4八幡商 金沢8−6佐賀商


福岡ドーム:ダイエー1勝0敗
BW 020000100  3
H  03000001×  4
勝:斉藤1勝0敗
負:具0勝1敗
本:ブラウン1、オーティズ1、バルデス1
 連覇へ好発進! 斉藤、チーム36年ぶりの2年連続開幕勝利!
いよいよ始まったパ・リーグ開幕戦。昨年の日本一チーム・ダイエーは福岡ドームでオリックスを迎え打った。開幕投手はダイエーは昨年20勝をあげた斉藤が2年連続で登板。一方、オリックスはダイエー相手に3年間負けなしと言う鷹キラー・具。オープン戦では出れば火だるま状態だった斉藤はこの日も2回にブラウン,オーティズと連続アーチを叩き込まれて、2点を先制される不安な立ち上がり。一方、初回は順調だった具もその裏、バルデスに追撃アーチを浴びてから制球を乱し、2四球と内野安打で満塁とした所で、川崎に痛恨の押し出し死球を与えて同点。更に、井口には簡単に犠飛を許して、形勢逆転。リードを貰って立ち直った斉藤は走者を出しながらも、要所を抑える粘りの投球を展開。7回に日高にタイムリー二塁打を浴びて、同点とされるも、ダイエーは8回、ズレータのタイムリーで再び勝ち越しに成功。抑え不在で苦しい台所事情もあり、最後まで投げきった斉藤はチームでは36年ぶりと言う2年連続の開幕勝利。連覇へ向け、好スタートを切った事で王さんは「幸先がいいね」と、顔をほころばせた。

 上原、5回5失点の大乱調! 久保、イースタン開幕戦で無安打無得点!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、名手・川相(中日)を失った後遺症に苛まれる投手陣だが、この日も開幕投手本命の上原が5回を13安打5失点とメッタ打ち。依然として、オープン戦で安定した投球を見せ続ける投手が現れない中、二軍から救世主(?)が現れた。イースタンリーグの開幕戦となったこの日、先発登板した久保がヤクルトを相手にノーヒットノーランを演じたのだイースタン開幕戦での達成は史上初の快挙。第一胸椎きょく突起骨折による調整不足で一軍のオープン戦には未登板だった久保だが、この快投で一躍、ローテ候補に名乗りを挙げた。これに対して、悪太郎・堀内監督は「久保がやったらしいな。もう1回下で投げて、それからだな」と慎重に言葉を選んだが、喜びは隠せない。順調にいけば、4月3日の日本ハム戦に登板後、一軍に昇格する事になりそうだ。 

西武吹き抜けドーム:西武0勝1敗
M  202000001  5
L  010000020  3
勝:清水直1勝0敗 負:霊感投手・松坂0勝1敗 S:小林雅1S
本:ベンちゃん1、堀1、フェルナンデス1

大阪ドーム:近鉄1勝0敗
F  100000100  2
Bu 11010003×  6
勝:岩隈1勝0敗 負:伊集院光の弟子・金村0勝1敗


 李、軽量バットで先制二塁打! 霊感投手・松坂、屈辱の5失点で黒星スタート!
順調な仕上がり具合で開幕に臨んだ筈の霊感投手・松坂が悪夢の黒星スタート。初回、李,ベニー松山に連続タイムリーを浴びるなど、4安打で2点を許すと、3回には堀に左中間スタンドへ2ランを叩き込まれ、完全に主導権を握られてしまった。一方、ロッテ先発・清水直は7回までベンちゃんの一発による1点のみの好投。疲れの見え始めた8回にフェルナンデスに2ランを浴びた所で降板となったが、あとは守護神・小林雅が打者5人を完璧に仕留めるパーフェクトリリーフで締め括り、逃げ切った。軽量バットによる松坂対策が奏功し、先制打を放った李は「あれは失投だったが、日本で最高の投手と対戦できて嬉しかった。韓国のファンにも日本のファンにも、日毎にレベルアップする自分を見せたい」とコメント。一方、完投するも無念の5失点で黒星となった霊感投手・松坂は「序盤の2点があまりにも大きかった。悪い中でも抑えなくてはいけなかった。ゲームを作れなかった自分に腹が立つ」と、肩を落とした。恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」で山田太郎が西武から妄想新チームへ移籍した矢先の敗戦に「今までは山田のリードがあったからこそ、勝ってこられた」と水島新司がほくそ笑んでいるかもしれないと想像するだけで霊感投手・松坂の腸は煮えくり返っている事だろう

 今年もいてまえ打線健在! 新5番・北川、4の4の大当たり!
ローズが巨人へ移籍,吉岡がアキレス腱断裂で今季絶望と暗い影を落とす近鉄だが、それでもいてまえ打線は健在だった。初回に1点を先制されるも、その裏、すかさず北川のタイムリー二塁打で追い付くと、続く2回には大村のタイムリーで勝ち越し。その後も新5番打者・北川が4打数4安打の大爆発を見せるなど、着々と点を重ねた。投げては先発・岩隈が7回を2失点の好投。8回からは吉田,9回からは新守護神・カラスコが無難に抑え、投打が噛み合う形で会心の勝利を飾った。
 ササキ様、またもリタイア! 右足首捻挫で僅か9球で降板!
この日、オープン戦2度目の登板となったササキ様がまたまたリタイア。今回はクローザーとして本来あるべき9回からの登板となったが、一死一塁の場面で福留のピッチャーゴロを処理して、一塁付近からマウンドに戻ろうとした際に土の窪みに足を取られて、右足首を捻挫。それでも続投を志願したササキ様だったが、首脳陣に止められ、途中降板を余儀なくされた。「走者が掘る穴ぼこに入った。普通に歩けるので大した事はない」(ササキ様),「公式戦だったら続けて投げられる状態」(山下監督)と、それぞれ軽症を強調しており、開幕には間に合う模様だが、足首,甲,太腿裏、そして、また足首と右足を徹底的に故障しまくっており、不安は隠せない状態だ。