球界トピックス

3月12日 オープン戦結果:G11−8L,H3−2T,S3−10BW,M5−3YB,F2−5Bu


 春風亭半ケツもメッタ打ち! 岩館初スタメン効果も実らず!
巨人の投壊が止まらない。ここまで唯一、打ち込まれていなかった、この日の先発・春風亭半ケツもフェルナンデスに一発を浴びるなど、5回6安打6失点とつるべ打ちを食らってしまったのだ。川相不在の事態を重く見た悪太郎・堀内監督は川相スピリットを継承する将来性No.1ルーキー・岩館を初めてスタメン起用する賭けに出たが、バックにいるだけで投手に安心感を与える川相の様な役割を期待するのは流石に酷と言うもの。川相を失った傷跡は想像以上に深い模様で、これでローテ候補の先発陣が5戦連続でメッタ打ちと言う非常事態。しかも、上原は依然としてリハビリモードとあって、業を煮やした悪太郎・堀内監督は13日に岡島の緊急先発起用を決定。二軍で好投中のランデルの先発テストの可能性も示唆するなど、名前だけは凄い巨人の先発ローテ争いは開幕ギリギリまで混迷を極めそうだ。尚、初スタメンとなった岩館は第4打席でダメ押しとなるタイムリー二塁打を放ち、開幕スタメンへアピール。「最近の若い選手は覇気がない。そんな中、岩舘には元気がある。開幕1軍の可能性は十分あるよ」と、悪太郎・堀内監督からもお誉めの言葉を貰った。

 藤本、怒りの3安打! 出来レース打破へ打棒爆発!
この日、一番ショートでスタメンとなった藤本はダイエーのルーキー・馬原から2安打を浴びせるなど、4打数3安打の活躍。ここまでのオープン戦通算19打数11安打と打ちまくっている。藤本の闘争心を煽っているのは、鳴り物入りで入団したゴールデンルーキー・鳥谷の存在だ。昨年、3割を打った実績に加え、ここまでのオープン戦の実績と言い、現時点では明らかに藤本が上回っているにも拘わらず、藤本の方が上と言う他球団スコアラーの評価に対して、岡田監督は「鳥谷に出てきて欲しくないのやろ。相当、鳥谷を恐がっているよな」とほたえる有様で、開幕数試合のスタメンが契約時に約束されていたと言う密約説が噂される程、鳥谷の開幕スタメンの可能性は濃厚一見、競争させている様で、結果如何に拘わらず、鳥谷の開幕スタメンは既定路線と言う出来レースだからと言って、この儘、黙って引き下がる訳にはいかない。ニックン(巨人)入団時、競争させるフリすらして貰えず、キャンプ前の段階で茂雄にレギュラーを略奪された名手・川相(現中日)の凄惨な待遇に比べれば、遙かにマシなのだ。この日も4タコに終わった鳥谷との格の違いを見せつけた藤本。フロント,首脳陣に見向きもされない苦境でも、競争させるフリをして貰っている事を逆利用し、出来レースを打破する程、打ちまくるしかないだろう。

 非常事態発生! 岩瀬,霊感投手・落合が相次いでリタイア!
名手・川相の加入により、一躍、優勝候補に躍り出ている中日に非常事態が発生している。新ストッパーとして期待される岩瀬が故障に見舞われている事が明らかになった。箝口令が敷かれる程の厳重警戒態勢で故障個所や程度については全くの謎だが、関係者によると、長期離脱となる可能性もあると言う。更に、9日、得意の霊感を発揮出来ずに衝突事故に遭った霊感投手・落合も無傷と思われていた所、その後の診察により、ムチ打ち症で背中と首を痛めていた事が発覚。昨年、12球団中No.1と言われた強力リリーフ陣もギャラード(現横浜)がモメて移籍,大塚(現パドレス)が国外亡命,岩瀬,霊感投手・落合が故障とガタガタの状態となりつつある。この時期に来て、ストッパー候補が立て続けに離脱すると言う緊急事態に首脳陣も焦りを隠せない状況だ。