球界トピックス

3月7日 オープン戦結果:H7−2G,C0−13YB,F9−8S,T2−4BW,D0−2M,Bu4−0L


 桑田、悪夢の5失点! J.マッケンジー、一塁スタメンで2連発!
茂雄とチンピラ三山代表の陰謀により、名手・川相(中日)が移籍してしまい、早くもV奪回へ赤信号の灯っている巨人。この日のダイエー戦では元造反五人衆最後の一角・桑田が先発登板したが、一塁でのスタメンを余儀なくされた程に右手を痛めているJ.マッケンジーに2打席連続アーチを叩き込まれるなど、3回を5失点と火だるまに遭った。真田,岩館ら川相スピリットを継承する男達がいるにはいるものの、いかんせん経験不足。この日も岩館は悪送球を犯して若さを露呈するなど、技術的にはまだまだ川相の穴を埋めきれないだけに、川相不在を唯一フォロー出来る存在として期待される桑田の乱調にナインも不安を隠せない。オープン戦初登場の破戒僧・清原も新垣に2打席連続三振を喫するなど、3タコ。前日はカリメロがメッタ打ちを食らい、故障者も続出するなど、オープン戦とは言え、まるで戦力が整わない状況に首脳陣も頭を抱えるばかりだ。

 平井、5回8三振の快投! 渡辺俊も3回無失点の好投!
名手・川相の加入により、一躍、優勝候補にのし上がっている中日だが、この日は昨年、カムバック賞を受賞した平井がオープン戦初先発初登板。川相はまだ合流しておらず、ベストとは言えない布陣を背負いながらも、オリックス時代にシメられ続けた水島の呪いから脱却して以来、上り調子の平井は5回を1安打無失点の好投。毎回の8三振を奪うなど、力強い投球を展開した。鈴木投手チーフコーチも「何も言う事はない。順調そのもの」と、万全の仕上がりに高い評価を下している。一方、水島の呪いから逃げ延びた平井とは対照的に、打倒・里中を宣言するなど、水島新司に敢然と喧嘩を打った渡辺俊はロッテの2番手として登板。華麗なサブマリン投法から浮き上がる様に繰り出されるキレ味鋭いボールで3回を2安打無失点に抑え、勝利投手となった。