球界トピックス

3月1日


 鳥谷、怒涛のヘッポコバント炸裂で居残り特訓敢行!
ゴールデンルーキー・鳥谷が苦悩の日々を過ごしている。ここまでオープン戦2試合でノーヒットと結果を出せていないが、それ以上に頭を抱えているのが、ニックン(巨人)並にバントが決められない事。この日、安芸ドームで行われたバント練習でも幾度となくファウルゾーンへ転がしてしまうなど、怒涛のヘッポコバントを連発し、平田ヘッドコーチからカミナリを落とされた。これに対して、岡田監督も「あれは(アマ時代に)バントをしていないな。足のあるものには武器になるから、細かいのも必要」と、バント技術の習得を命じた。岡田監督の読み通り、「バントはあまりした事がありません」と言う鳥谷は全体練習後、マシン相手に居残りバント特訓を敢行。たかがバントと言っても、世界に君臨する堅実無比の職人・川相(中日)ですら、長年の修練を積み、今なお、それを怠らない事によって、キープし続けている奥深い技術。おいそれと身につけられるものではないが、アマ時代にロクにバントをした事がないのは川相とて同じ事。今までやってなかったからと、ニックンの様に簡単に匙を投げない辺りは見込みがあると言えるだろう。

 悪質団体排除へ協議会開催! 私設応援団に名簿提出を要請!
この日、都内のホテルで「第2回プロ野球暴力団等排除対策協議会」が開催された。球場等から悪質な応援団や暴力団の排除する事を目的とするこの会に、中立な立場だが大の阪神ファンである根来コミッショナーを初めとする球界関係者の他、警察庁,警視庁,日弁連と言った機関からの関係者も含め、約60人が参加。〈1〉各球団が私設応援団に対し、メンバーの名簿提出の要請を徹底して行う,〈2〉悪質な団体は全球場から排除すると12球団連名で通知する…と言った事項を確認。 (1)に関しては、名簿提出を拒む団体については、各球団で配慮してきたチケットの優先販売等の特典を廃止し、一切の便宜を図らない方針をとるとの事。また、(2)に関しては、既に、東京(巨人,ヤクルト),甲子園(阪神)の両地区管内の協議会が悪質な団体に対する排除通知を済ませている事が報告された。今後は通知を受けた団体,個人の球場内立ち入りを防止すべく、全球団及び球場連名の排除通知文書を作成する予定との事。