球界トピックス
2月28日 オープン戦結果:G6−4M,T9−5BW,C4−3L,D0−4F,YB4−9S
落合監督、拙攻拙守で黒星デビュー! より一層強まる川相待望論!
名手・川相の加入で一躍、優勝候補にのし上がった中日がオープン戦開幕となったこの日、日本ハムと対戦。しかし、肝心の川相はまだオープン戦に帯同していない事もあってか、日本ハム6投手のリレーの前に12三振を喫し、僅か1安打に抑え込まれての完封負け。守っても3失策を犯して、失点に結びつけるなど、攻守に渡って、不甲斐ない内容。とは言え、至って冷静な落合監督は「1安打? 別に(気に病む事ではない)。パーフェクトでもよかった。シーズン中なら今日は勝ちパターン。幾らでも打つ手はあるよ」と、川相さえ合流していれば、ものに出来た試合であった事を強調。確かに、川相の粘りの打撃と堅実無比の守備があれば、考えられない試合展開だが、V奪回を予感させる戦いを見たい中日ファンは一刻も早い川相のチーム合流を願ってやまない所だろう。
巨人、恒例の一発依存野球炸裂! ジョニー黒木、屈辱の5失点KO!
前日、西武との練習試合では拙攻拙守と川相不在の弊害を大露呈する屈辱的大敗を喫した巨人がこの日、鹿児島県鴨池球場でロッテと対戦。先発・木佐貫が川相不在の不安感から制球が定まらず、あっさり先制点を許す不安な立ち上がりとなったが、復活を期す…と言いながらも、まだまだ本調子ではない2番手・ジョニー黒木を相手にマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに満塁弾を叩き込み、逆転に成功。相も変わらずの一発依存野球で辛くも試合は制したものの、終盤、リリーフ陣が打ち込まれ、あわや逆転のピンチを迎えるなど、大きな課題を残す内容となった。投球中に右ふくらはぎが痙攣を起こし、首脳陣に隠した儘、投げ続けた末に5失点KOと巨人の結果オーライ白星を呼び込んでしまったジョニー黒木は「(マッスル千代の富士に打たれたのは)へなちょこ真っ直ぐ。自分が(足の不調を)報告すべきだった」と、肩を落とした。
石井、右脇腹痛再発で2週間投球禁止! 開幕一軍へ赤信号!
国外亡命した高津に代わるストッパー候補として期待されている石井の開幕一軍に赤信号が灯っている。26日の練習試合で右脇腹を訴えた石井は前日、浦添市内の病院で検査を受け、「右内腹斜筋挫傷」と診断され、2週間の投球禁止を言い渡されていた事が明らかになったのだ。右脇腹と言えば、昨年のキャンプでも痛めた古傷で、開幕直後に再発させて、前半戦を棒に振っている。「昨年よりは軽いですよ。開幕に間に合うようにしたい」と、努めて明るく振る舞った石井だが、不安は隠せない。今後は帰京して再検査を受ける予定だが、当面は二軍で別メニュー調整を余儀なくされる為、開幕一軍も危うい状態。ストッパー役も、もう一人の候補である五十嵐亮に奪われてしまう可能性が高くなってきた。